【サッカーW杯】日本、ポーランドに敗北も警告数の差で決勝T進出
サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会でグループHの日本は28日、ボルゴグラードでポーランドと対戦し、0-1で敗北した。それでも日本は勝ち点4(1勝1分1敗)でグループHの2位となり、決勝トーナメント進出を決めた。
前半を0-0で折り返した日本は後半13分、ポーランドのベドナレクが放ったシュートを防げず失点。試合終了まで追いつくことができなかった。
同時刻に行われたグループHのもう1試合、コロンビア対セネガルはコロンビアが1-0で勝利。コロンビアが勝ち点6となりグループ首位となった。日本とセネガルは勝ち点、得失点差で並んだが、フェアプレイポイント(受けた警告の数)でセネガルを上回り、グループ2位で決勝トーナメント進出を決めた。
日本は日本時間7月3日午前3時から、グループGを1位で通過したチームと決勝トーナメント1回戦を戦う。
日本―ポーランド戦の終盤10分、ボールを回すことに終始した試合運びで日本が決勝トーナメントに進出した展開について、BBCのサッカーコメンテーター、マーク・ロウレンソンは、「そもそもとてもお粗末な試合だったものが、茶番と化した。ワールドカップでの順位を決めるのに、もっとましなやり方があるはずだ。警告数? いや、それはだめだろう」と批判した。
北アイルランド代表のマイケル・オニール監督はBBCのテレビチャンネルBBC Twoで試合について、「1982年や1986年に試合を見ていた時を思い出す。オーストリアやドイツがああやって、しかももっと長いこと、試合時間を消化していた。よその試合がどうなるかに自分の運命すべてを預けてしまうなんて、監督として、考えるだけでくらくらする。少し日本ひいきになっていたのだが、次の試合でぼろ負けしてもらいたい」と辛らつにコメントした。