昨日の記事では私が人事異動、しかも広域人事の渦中にいる事を記事にしました
さて、広域人事となれば当然住むエリアも変わる事となります。そのため、住居の引っ越しを伴うだけでなく、我が家の場合は娘二人が幼稚園に通っているため、その幼稚園も必然的に卒園(退園?)となってしまうのです
しかしながら、私と嫁さんにおいてはそのことをなかなか娘に言い出せず、どのように伝えればいいのか?どのタイミングで言えばいいのか?思い悩んでいました
娘二人は幼稚園に通うのが楽しくて仕方ないようでした。友達と楽しく過ごした時間の事をたくさん話してくれますし、先生も素敵な方で娘たちの会話の中から度々先生の名前が登場します
そんなこともあり、娘たちに引っ越しをすることを伝えると、とても悲しむのではないか・・・、という事を考えてしまいなかなか言い出せずにいたのです
と言いつつも、結局は避けて通れない道です。ついに晩御飯の食卓でその事実を娘二人に打ち明ける事を決意したのでした!!
以下は本日の食卓での模様です
本日の食卓は「ざるうどん」でした
ざるうどんを食べながら、私たち夫婦は娘二人に引っ越しと卒園を打ち明けるタイミングをうかがいます
突然ゆうり(次女)が、嫁さんの実家で飼っている犬(ステファニー(仮名))の話を始めました
ゆうり「ねえ、またステファニーをなでなでしたいなあ~」
奇しくも今回の人事異動の行き先は嫁さんの実家があるエリアでした
これは神が与えてくれた「転勤を打ち明ける」タイミングに違いない
そう思った私はついに転勤を打ち明ける事を決意しました
私「なでなで・・・たくさんできると思うよ。今度から」
みずき「なんで~?」
私「じつはステファニーがいるお家の近く(じいじとばあばのお家)まで引っ越すんでよ」
みずき・ゆうり「えー!!やったー!!」
とても良い喜びようです
それはそうです
以前禁断の質問をしたことがあるのです
嫁さん「お父さんとお母さんはどっちが好きー?」
みずき・ゆうり「お母さん~!!」
私(そりゃそうだ(´Д`))
私「えっ、じゃあステファニーとお父さんはどっちが好き!?」
みずき・ゆうり「ステファニー!!」
私「( ;∀;)」
嫁さん「えっ、じゃあお母さんとステファニーはどっちが好き!?」
みずき・ゆうり「ステファニー!!」
私・嫁さん「( ;∀;)」
切ないヒエラルキーの完成です
まあ、それほど大好きなステファニーだという事です
そんなステファニーに会える頻度が多くなるとなれば娘二人も喜ぶことは間違いなしです
マイナスな事を言う前には、素敵で楽しいことを言っておく
交渉術の鉄則です(知らんけど)
しかしここで次女のゆうりが少し悲しそうな表情を見せます
私・嫁さん(うっ・・・きた!!)
ゆうり「お家に置いているおもちゃはどうなるのー・・・」
私・嫁さん(なんだ、おもちゃの心配か・・・)
私と嫁さんはホッと胸をなでおろします
嫁さん「大丈夫だよー!!全部引っ越しで持っていくよー!!」
ゆうり「やったー!!」
それはそうです。ゆうりはおもちゃからある意味ごみと言えるものまで・・・、すべてを宝物としてため込むマキシマリストです。それは心配になるはずです
しかし立て続けに長女のみずきも悲しそうな表情を見せます。しかも少し涙目です。
私・嫁さん(今度こそ来た!!!)
みずき「このお花も持っていくのー?」
※私が送別会でもらったお花
本当に心臓に悪いです。しかしながら別方向の質問で少し安心しました。ただ、引っ越しの当日まで枯れていないか心配です。しかし、おしゃれごとに詳しい嫁さんがフォローを入れてくれます
嫁さん「うん、わかった!持っていきたいならドライフラワーにしてあげる!」
みずき「・・・わーい・・・」
多分ドライフラワーが何かわからなかったことによる微妙な反応でしょう。まあ、引っ越しで持っていけるという事が分かったので、少しは安心した事でしょう
さて、ここまでは波風もほとんど立たずに会話が進みましたが、やはりこの話の核心については娘たちに伝えておく必要があるのでしょう。そう・・・
「幼稚園の卒園」
についてです
私「あのな・・・」
みずき・ゆうり「なーに?」
やはり大切なことを言う前は緊張が走ります。額からじんわりと汗がにじみます
私「引っ越しするからな、今の幼稚園はサヨナラしないといけないの」
嫁さん「引っ越したところでね、また新しい幼稚園探すからね!!」
私「新しい幼稚園も楽しいところだと思うよ!!」
私も嫁さんも必死です。お互い思いつく限りのフォローの言葉をひねり出します
私「そんな事で、今の幼稚園とはサヨナラします」
みずき「・・・」
私・嫁さん「・・・」
みずき「ねえ!このざるうどんべたべたする!!」
ゆうり「ざるうどん、おいしいいいいいい!!」
えええええ!!急にざるうどんの話!?
てか、この卒園の話題、これで終わりー!?
ざるうどんを食べていたことを忘れるほど緊張感あふれる時間だったのに
急にざるうどんという土俵に私も嫁さんも引き戻されてしまいました
みずき・ゆうり「あのねー!ざるうどんがねー、一番大好きなのー!!」
私・嫁さん「へー・・・それはよおござんした・・・」
取り越し苦労のくたびれ儲けとはこの事・・・
なのでしょうか
まあ、いう事は言いました
本日のミッションは・・・これでクリア?
なのでしょう
まあ、本人たちも本当に卒園する日が近づいてくると、段々と実感が湧いてきて、センチメンタルな気持ちを抱くようになる・・・のでしょうか?
それとも、私たちが思う以上に娘たちはドライ・・・いや、強い!!と言ったところでしょうか?
それは、しばらく時間が立たなければ分からないことですし、娘たちにしか分からないことでもあります
今は時間の流れに身をゆだねて・・・
過ごしていきたいと思います
以上!!!