かけ出し裁判官Nonの裁判取説

小 説 『かけ出し裁判官の事件簿』 (ビジネス社) もよろしく ♪

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民亊裁判では 一部認容判決 ってあります

   たとえば 原告が 被告に ひどいことされたって 慰謝料100万円を請求したとき
   たしかに 被告は 原告に ひどいことしたけど
         慰謝料は 70万円と認める判決 なんかです

   ほかに 交通事故にあって 通院のために 仕事を休んだ って
        日給1万円で 通院日数10日だから 10万円を請求したとき
   請求がまちがってて
   証拠によれば 通院日数は9日だから 9万円を認める判決をするとか 

請求って 判決の枠みたいなものです
100じゃなければ 0っていうんじゃ いろいろと無駄だもん

   でもね
   たとえば 交通事故で レザージャケットが敗れたから 1万円を請求するとき
   時価が1万円なんですって言うだけで 裏付けも出さない なんて 訴えが ちらほら・・・
   普通は 新品の値段とか 古着屋での値段とか できるだけ裏付けを出すんだけどね

これって むっちゃ困る
だって 0円じゃないはずだもん
でも いくらで判決する? 適当じゃ怒るくせに・・・ 

   ほかに 700日以上の残業代の請求
   ●時○分から▲時△分まで★時間☆分のうち ■時間□分には 時給と 割増率▽%をかけて
                              うち ◎時間×分には 時給と 割増率▲%をかけて って
   これを 700以上 えんえんとやっていくんだけど
   やたら 誤計算があったり
        (← 手で計算してる?)
   適当に★時間30分とか 切り上げしてたり
        (← 計算の仕方がわからない?)
   一日一日は 1円未満を四捨五入してるのに 合計は 1円未満も ちゃんと計算してたり
        (← Excelのことを このくらいは知ってて・・・

まるで 枠だけ 一応 大きめに請求しておけば
あとは 裁判官が 時間使って 頭使って 作業してくれるやみたいな?

こんな手抜きなのは ほんと 0円で判決してやりたい・・・

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最高裁が事案を作為的に選別しているのであって、くじ引きのように決めるわけがありません。赤玉と白玉が潤沢に入っている壺の中から最高裁が選別した結果、21連続で赤玉を選んだんですよ。通常人なら偏っていると推定しますよという話ですね。交互に出たほうが作為という言い方は妥当でありません。21連続赤と、赤白赤…赤の交互は、どちらも確率は同じ(約200万分の1)であって、「ほうが」は入りません。ただ、その総体の数を見た場合、21連続赤は偏りが感じられる一方、赤11個白10個は、偏りは感じられません。医療側の6勝1敗も偏っているのかも知れませんが、偏りを直ちに推定できるほどかというと、疑問です。Nonさんの根底に、最高裁は偏ってないという司法の暗黙のコンセンサスか何かがあって、そのために事象を客観的に見れなくなっていると感じます。

2012/12/5(水) 午後 11:33 [ 峰村健司 ] 返信する

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うみゅさん,ありがとうございます
ただ,ちょっとちがうのだと思います

2012/12/5(水) 午後 11:41 Non 返信する

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峰村健司さん>そうですか。だいたいわかりました。
最高裁は裁判体が3つあって,医療事件を含む会社事件・消費者事件・建築事件・知的財産事件・行政事件など様々な裁判が,受付順に順番に分配されます
結論に作為があったとおっしゃるなら,一般論としてわかるんですが,事件の選別で作為があったっておっしゃる意味がわからなかったんです

2012/12/5(水) 午後 11:48 Non 返信する

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うみゅさん、ご紹介ありがとうございます。個別具体的なことではありませんし、やはり最初に議論が始まった場所で続けるのが良いと思いますので、Nonさんが拒否されない限りここで続けたいと思います。拒否されたら、ここの議論を引用しつつ自分のサイトで持論を展開し続けます。

2012/12/5(水) 午後 11:55 [ 峰村健司 ] 返信する

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Nonさん、ありがとうございます。ちょっとNonさんの理解がよくわからないところがるのでまたお聞きしますが、最高裁の逆転判決の場合、Nonさんの言葉をお借りすれば、「事件の選別」と「結論の作為」は、イコールだと思うんですけど。Nonさんが結局何を言いたかったのかが理解できずにいます。どんなものでしょう。

2012/12/6(木) 午前 0:02 [ 峰村健司 ] 返信する

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審査基準を医者に厳しくしてるっていうならわかるんです。
でも,あなたは,最高裁が,特定の期間に受け付けた事件の何%かを,内容にかかわらず,必ず逆転判決をしてるってイメージじゃないですか?
例えば,ある期間に100件受け付けたら,無作為に抽出した1件を逆転判決するとき,仮に患者勝訴・医者勝訴が同数なら,何回か続ければ,患者逆転敗訴・医者逆転敗訴の数が同数になってるってことでしょう?
それが偏るってことは,無作為抽出せず,事件を選別してその1件を選んでるからだってことでしょう?

2012/12/6(木) 午後 11:11 Non 返信する

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>審査基準を医者に厳しくしてるっていうならわかるんです。

審査基準というか、過失・因果関係認定を医者に厳しく取りだして、救急や産科から医者がいなくなっていくくらい厳しい舵取りをやめることなく10数年。結果として医療側ばかり21連続で負かせたと。あくまでも「結果として」ですよ。高度の専門性を持つ職業に対する、厳しさのバランスの舵取りのマネジメント能力に欠けていたと思うわけですよ。

>でも,あなたは,最高裁が,特定の期間に受け付けた事件の何%かを,内容にかかわらず,必ず逆転判決をしてるってイメージじゃないですか?

そう思わせるような記述がどこかにありましたか?ないと思うんですけど。
当然、上告審として扱う事件は、内容を吟味して取り上げているに決まってますよね。
なぜ Nonさんがそのような思い込みをされたのか、不思議です。

2012/12/7(金) 午後 10:42 [ 峰村健司 ] 返信する

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「最高裁が上告審として扱うものを選別するときに、何の偏りもなければ、結果としてどちらを選ぶかは五分五分です」
「赤玉と白玉が潤沢に入っている壺の中から最高裁が選別した結果、21連続で赤玉を選んだんですよ。」
という部分です

2012/12/7(金) 午後 11:12 Non 返信する

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うーん、その摘示された2箇所の双方には「選別」という文言が入っており、「内容にかかわらず」とは相容れないと思います。

2012/12/10(月) 午後 9:31 [ 峰村健司 ] 返信する

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本来あるべきというか,医療訴訟以外の通常が,逆転判決にする事件を,内容にかかわらず,無作為に選んでるというイメージではないでしょうか?
だから,結果として,5分5分というコイントスのようなことをおっしゃるのだと思いました
そして,医療訴訟では,逆転判決になるのが,医療勝訴事件ばかりになっているので,作為的に選別してるとおっしゃるのだと思うのです

2012/12/10(月) 午後 11:18 Non 返信する

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>本来あるべきというか,医療訴訟以外の通常が,逆転判決にする事件を,内容にかかわらず,無作為に選んでるというイメージではないでしょうか?

医療事件において、最高裁が傾向を持って作為的に選別した結果が、21連続という点についてはそう思っていますが、他の分野のことはよくわかりません。

高裁から上がってくる事例に、上告審として扱うべき問題がある判決の数が、いずれかの側に極端に偏っているとは考えにくいと思うので、最高裁に特段の傾向がない場合には、上告審として取り上げられることになる事件数も、やはり極端に偏った数になるとは考えにくいと思うのですが。

Nonさんの推定に、「内容にかかわらず」という文言が入ってくる理由が全くわからないので困惑しています。

2012/12/10(月) 午後 11:28 [ 峰村健司 ] 返信する

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いつから法律相談していいことになったんだ。
裁判官ならブレるなよ。
自分で書いた読者に対するいわばクレーム記事、もう一度読めよ。 削除

2012/12/11(火) 午前 10:54 [ 呆れたボーイズ ] 返信する

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峰村健司さん>確率をおっしゃるから「内容にかかわらず」と思うのです。
医療訴訟は770件中,認容判決は73件です。
「裁判官は,9割の患者を負けさせる」と言う人もいるかもしれません
「あの弁護士は,患者側で5連勝したんだって。10万分の1の確率なのに,すごい」と言う人もいるかもしれません
「患者は勝てる根拠が十分あるときだけ上告するから逆転率が高いけど,医者は無理筋でも上告するから上告棄却ばかりになる」と言う人もいるかもしれません
わたしは,どれも,裁判を,事件の内容にかかわらず,一定の確率で結論が出るくじびきのようなものだと考えているように思います
結果的な数字をどう評価するかは自由ですよ
ただ,わたしのブログに書き込んでいかれるので,そんなのはおかしいと申し上げただけです

2012/12/11(火) 午後 10:46 Non 返信する

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呆れたボーイズさん>法律相談じゃないからですね

2012/12/11(火) 午後 10:48 Non 返信する

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うむ。訴訟類型の中で、医療訴訟は勝訴率が低いのは周知の事実である。 削除

2012/12/13(木) 午前 3:44 [ うみゅ ] 返信する

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そうそう。一度傍聴した事あるけど、裁判官は医者じゃあないから高度の説明力が必要だよ。
それにものすごい資料が、法廷にカートみたいので運ばれてきてたよ。
医療訴訟の担当になった裁判官は悲劇だね。 削除

2012/12/13(木) 午前 9:31 [ はるな ] 返信する

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うみゅさん>そうですね
和解率も高いんですけど

2012/12/13(木) 午後 9:37 Non 返信する

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はるなさん>難しい類型の一つですね
記録の量は,交通事件の方が多いですね。医療記録やら刑事記録やらいっぱいですから

2012/12/13(木) 午後 9:38 Non 返信する

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> 最判が21件連続というのは誤解です。その間あいだに,何十倍も医療勝訴維持や患者勝訴維持があります

患者側逆転敗訴も同程度(21件)の件数一定期間にあれば、Nonさんのおっしゃる通りですね。

最高裁で逆転があれば、判例にあがってきますから、それがなかったということでしょう。 削除

2018/6/28(木) 午前 6:37 [ 通りすがり ] 返信する

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わたしと峰村さんのコメントは全て読んでいただいたでしょうか
峰村さんのおっしゃる「平成7年から平成18年までの医療訴訟における逆転判決の結果が全て医師敗訴だった」ことを誤解と言っているわけではありません(調べてませんが,きっと正しいのでしょう)。
わたしが誤解と言ったのは,この数から,最高裁が,地裁に対し今後は医師敗訴を増やしていけというような,かじ取り・作為をしたと評価することです。
そもそも数から評価することに賛成しませんが,最高裁の扱う医療訴訟は医師勝訴だったものが多いとか,地裁では平成15年をピークに患者勝訴率が下がったという数字もありますしね

2018/6/28(木) 午後 11:04 Non 返信する

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