『名探偵コナン ゼロの執行人』興収83億を突破!諏訪道彦P「地球的アニメに」と意気込み

熱狂的なファンを生んでいるキャラクター、安室透に込められた想いも明かされた
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東京・デジタルハリウッド大学で6月28日に「監督・プロデューサーが語る 映画『名探偵コナン ゼロの執行人』ができるまで」と題した公開講座が行われ、立川譲監督、プロデューサーの諏訪道彦、モデレーターの高橋光輝が出席。大ヒットを記録している本作の最新の興行収入が83億円を突破したことが発表され、諏訪プロデューサーが「『シン・ゴジラ』を抜いた」と顔をほころばせた。

国民的アニメの劇場版第22弾となる『名探偵コナン ゼロの執行人』は、東京サミットの開催が予定されている会場で大規模爆発事件が発生し、コナンが事件解決に挑む物語。3つの顔を持つ男、安室透が謎の鍵を握る存在として登場。安室が熱狂的ファンを生んでおり、ネット上でも「安室を100億の男にしよう」との声が盛り上がっている。

これまでのシリーズ最高記録であった『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』(17)の最終興収68億9000万円を上回り、6年連続で記録を更新した。6月27日までの興行収入が83億円を突破したことがわかったが、諏訪プロデューサーは「20作目の時、上半期一位になった。パーティもやった。でも(その後)『シン・ゴジラ』と『君の名は。』にトントンと抜かれた。その『シン・ゴジラ』を2年後に抜いた。コナンの勢い、実力が出た」と語り、会場を笑わせていた。

新たにシリーズの監督に抜てきされた立川監督は「歴史の長い作品なので、勇気が必要だった」とオファー時の心境を告白。「飛び込むのは不安でも楽しみでもあった。いま80億というものすごい数字になって、この先これを超えられるかというプレッシャーがある。自分でつくった大きな壁を超えていかなければいけない」と話しつつも、充実の表情を見せていた。

本作のテーマについて、立川監督は「コナンがよく言っている『真実はいつもひとつ』ということプラス、正義はひとつじゃないということ」とコメント。「安室とコナンを軸に考えると、コナンが光、安室を闇として描く。対比構造をなるべく作るようにした」と演出では“光と闇”がポイントになったという。例として安室が電話ボックスに佇むシーンの絵コンテを示し、「朝日がコナンを象徴している。安室はそれに照らされている」と明かしていた。

資料も豊富に講座を展開した2人だが、立川監督は「(本作で)安室のバーボンとしての一面も入れたかった」と貪欲な姿勢を明かすひと幕も。諏訪プロデューサも「国民的アニメという自負はありますが、地球的アニメになるくらい支えていきたい」と意気込むなど、作り手の熱意がひしひしと伝わる講義となった。

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