ジョーカーゲームは、元AKB48の北原里英さん主演の映画で、日本の次世代の指導者を作り出すために、生徒たちに命がけのババ抜きを行わせていくストーリーです。このババ抜きには、いくつか条件があって、その条件に生徒たちは翻弄されていく事になるので、詳しく紹介しましょう。
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『ジョーカーゲーム』のキャスト
日本のホラー映画『ジョーカーゲーム』は、2012年12月22日に日本で上映されました。DVDの収録時間は99分になります。
監督&脚本
命がけのババ抜きを行う映画『ジョーカーゲーム』は、渡邊貴文監督が製作しました。
- 監督:渡邊貴文
- 脚本:竹内佑
登場人物&役者
ババ抜きの主演を努めるのが、元NGT48のキャプテンだった北原里英さんで、その他にも美しい女優さんやイケメン俳優が多く出演しています。
- 赤沢千夏/ジョーカーを手にして動揺する女子(演:北原里英)
- 大野香奈/ミステリアスな女子(演:高月彩良)
- 横江美奈子/千夏の親友(演:小池唯)
- 高島洋平/美奈子に心配される男子(演:大久保祥太郎)
- 神田智/横山をいじめる男子(演:白又敦)
- 横山直哉/少し気の弱い男子(演:根岸拓哉)
- 浅野圭一/取り乱してしまう男子(演:溝口琢矢)
- 上田陽子/大野と交渉する女子(演:伊倉愛美)
- 下川ちひろ/千夏と最初にゲームをする女子(演:吉田まどか)
- 校長/滝沢先生にゲームを託す校長(演:螢雪次朗)
- 滝沢先生/千夏たちの担任(演:古舘寛治)
『ジョーカーゲーム』のストーリー
ある学校で、校長先生がトランプを取り出して「この学校から日本の次世代のリーダーが誕生できるかもしれません」と言って、1番目のカードを引き当てた滝沢先生に合宿を任せる事にしました。そして、この合宿で多くの生徒たちが地獄を見る事になるのです。
突然行われた合宿(起)
生徒たちは、どういった目的で合宿に参加させられるのか分かっていませんでした。そして宿泊先の施設へ入ったら警備員が門を締めます。その異変に女性たちは気づきますが「門は閉まるもんじゃん」と気楽に構えていました。
そして、教室へ入ったら男子は「これ、何の合宿なんですか」と聞いたら、滝沢先生は強化プロジェクトの映像を生徒たちに見せます。それは生徒たちにババ抜きをするというものでした。そのため、全てのカードをなくした者が勝って、最後までジョーカーを持っていた者が敗北というルールでした。
所が、少し違っていたのは『契約システム』でした。手持ちのカードを全て、他の生徒に委託して、委託された人数に応じて奨学金がもらえて、7人以上も委託された場合では大学の推薦状を貰えるというものでした。しかし、委託された者が負けた場合には、委託した者も一緒に敗北という事になります。
下川が敗北者(承)
失格というルールまであって、決められた時間まで教室に来なかったり、不正にカードを廃棄したりした者は失格という事でした。千夏はそのルールを聞きていたら「敗北したら、どうなっちゃうんだろう」と心配になってきました。しかし、カードが配られたら、千夏の所にジョーカーがきてしまいました。
そこで千夏は、友達の美奈子に相談したら、下川という女子とゲームをする事にしました。そして、下川はジョーカーを引いてしまいます。そこで、美奈子は千夏を誘って途中で抜け出してしまうのです。その後も下川はババ抜きを行なっていきますが、最後までジョーカーが残ってしまいました。
滝沢先生は、下川を教壇まで呼び出して「みなさんも下川さんの頑張りを見ましたね、はい皆さん下川さんに拍手、はい拍手。残念ながら下川さんは人生の敗北者となってしまったので、これで皆さんとはお別れです」と言いだしました。そして教室に見知らぬ者が入ってきて、下川の首にある物を押し当ててきたのです。
命をかけたババ抜き(転)
下川は倒れ込んで、体を痙攣させながら口から泡を吹いてしまいました。それに騒然とする生徒ですが、滝沢先生は「お前ら、うるさいんだよ!いいですか、下川さんのようにジョーカーを渡す事もできず、へらへら笑っているような人が社会に出て、生き残っていけると思いますか?」と言います。
それに女子は「下川さんはどうなるんでしょうか?」と聞いたら「最後まで頑張った下川さんを殺す訳じゃないじゃないですか、下川さんには矯正姿勢に入ってもらいます、それまでのちょっとのお別れです」と言って、生徒たちは明日の戦いに備えて宿舎に帰る事になりました。
しかし、翌日になったら、ババ抜きが怖くなって、多くの生徒たちが欠席してしまいました。これに滝沢先生は「残念です」と言ったら、他の生徒が「俺、同室なんで呼んできます」と立ち上がりましたが「実に残念です、もう手遅れです」と言った滝沢先生は電話で、欠席した生徒たちの名前を報告します。
生徒たちの精神が崩壊(結)
滝沢先生はテレビのスイッチを見せて「最後まで戦った者は偉い、しかし戦わなかった者は矯正施設以前の問題です」と言って、映像では欠席した生徒たちが武器で叩かれ続けるものが流れました。滝沢先生は「戦わぬ生徒には死んでもらいました」と言って、さらに生徒たちの精神は崩壊していきます。
これに浅野は取り乱して窓から飛び降りてしまい、逃げようとしますが、グラウンドにも監視する者がいて、あっという間に命を失ってしまいます。しかし、生徒たちの間で、次第にリーダーシップを取る生徒が現れていき、その者はカードを委託されるようになっていき、お互いが戦いあう事になります。
しかし、ミステリアスな生徒である大野は、ある復讐のためにジョーカーゲームを行う学校へワザと登校していた事を告げます。それに驚く千夏ですが、大野は相手がカードを引く前に「ジョーカーのカードはこっちのほうよ」と言って、相手をゆさぶってきます。はたして、このゲームに生き残れる生徒は誰なのでしょうか?
『ジョーカーゲーム』の豆知識
元アイドルである北原里英さんが主演を務めた『ジョーカーゲーム』に関連する豆知識を紹介するので、良かったら、ご覧になって見てください。
次世代のエース『北原里英』
北原里英さんが主演を務めた映画『ジョーカーゲーム』は、日本の次世代のリーダーを誕生させるために命がけのゲームが行われます。この話を聞いた時に思い出したのは、北原里英さんは、AKB48グループに所属していた時は『次世代のエース』と呼ばれていた事でした。
もしかして、その言葉に引っ掛けているのかな?と思いましたが、その北原里英さんはNGT48が誕生する時に、最初のキャプテンとしてNGT48に移籍して「新潟の女になる」と公言して、その心意気やリーダーシップについて新潟ではかなり有名になり、NGT48の躍進を支えてくれました。
そんな北原里英さんですが、今ではNGT48を卒業して女優さんとして活躍を続けています。そのため、今後の北原里英さんの活躍に注目しておきたい所ですね。
学校で惨劇が行われる映画
学校で、今までの日本では考えられなかった惨劇が行われてしまう映画は、実はジョーカーゲームは初めてではありません。昔で言えば『バトルロワイアル』というものが有名でした。
その後も『悪の教典』などが登場するようになって、そう言った意味では、日本のホラー映画は、幽霊が現れるパターンの他に、学校で惨劇が行われるパターンも現れた事を意味していました。そのため、バトルロワイアルが大きな分岐点になって、その後を継承するような映画がジョーカーゲームと言えます。
『ジョーカーゲーム』の感想
運だけで戦うイメージが強い映画『ジョーカーゲーム』を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。
『ジョーカーゲーム』の残念な所
ジョーカーゲームはホラー映画ですが、見てみたら「やはり幽霊がでるホラー映画のほうが怖く感じられるなぁ」と思ってしまいましたね。それとバトルロワイアルとストーリーが少し似ているので、新鮮味に欠ける所も少し残念な所でした。
そして、生徒役を演じているのが若い役者さんという事もあって、泣いているのか笑っているのかハッキリとしない表情を浮かべているシーンもあったので、その辺りは、もう少し、シッカリとして欲しかったかなと思いましたね。
『ジョーカーゲーム』の見所
ホラー映画としては少し物足りない映画でしたが、運だけで勝ち残れそうなジョーカーゲームが、トランプを引く前に相手にささやく事によって、知恵を使ったゲームに変わっていきます。
そのため「ババ抜きなんかで次世代のリーダーなんて生まれる訳ないだろう」と少しバカにした感じで見ていたのが、なるほどねぇと思えてきたので、その辺りは面白みがありましたね。
それと個人的な話ですが、北原里英さんの頑張りを見てAKB48のテレビ番組を見るようになった私としては、北原里英さんが主演を務めている姿を見れただけでも、満足できる映画だったなという感じがしました。それと美奈子役を演じる小池唯さんは可愛かったですね。