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2018年5月3日

2018年5月 3日 (木)

【ネタバレあり・追記あり】“愛なき世界のスイート・ツイート“ 観て、イロイロ風刺が効いているところは面白くて、私が現実に感じているところに近かったけど、ちょっとシリアス過ぎちゃうかなあ・・・。

“愛なき世界のスイート・ツイート“ って、今安琴奈が出ているから観に行った。

彼女は昨年見つけて、AKBにもいないタイプで気に入って、AKBに関係なくても、できたら観に行っている。

今回も、昨日改めてツイートで知って、行けるから行こう!と思って観に行った。

それで、まず、観て損はしない作品。そもそも4,000円と安いし、観る価値はある。
そこはいい。

けど、やっぱ思ったのは、確かにSFの中にリアルな現実が描かれているんだけど、リアルな現実をどう打開するか、を、出演者のほうが出せてなくて、そこがどうしても弱いと思った。


コレって、まあいわばいま国会が森友学園問題で揺れているけど、その森友学園問題で、アレは土壌汚染は架空やったけど、その土地がガチで汚染されていて・・・・、まあそういうのは放射能に汚染された土を、たとえば八丈島とか小笠原とか(八丈島はリアルに江戸時代に”島流し”の人々の流刑地やったみたいやし)、どこかの島に持ってって、そこで出てくる問題を日本政府がめちゃくちゃ隠蔽する、というようなのがリアルに想定できて、ほぼそんな内容の作品やった。


それで、たとえばそこで、ジャーナリストがスクープを狙う、という描写があったけれども、日本のジャーナリストはそもそもスクープなんて狙ってない。

スクープのネタなんてあちこちに落ちているのに、ジャーナリストのほうが、「こんなのは一般受けしない」とか勝手に判断して、記事にしない。

まあそれがまた、大きな意味での”忖度”なんやけど。


「こんなのは一般受けしない」

とか、ジャーナリストが考えて、事実を報道しないのではなくて、一般受けするかどうかはともかく、自分が見た事実をそのまま報道する・・・、

それが本来の ”ジャーナリスト” の仕事で、だから ”ジャーナリスト” がなんで自分の記事の皮算用までやってまうのか、そのあたりも、日本はおかしい。


だから、 ”ジャーナリスト” が、自分が記事を書くためにどれだけの苦労をしたか、って、主張したらアカン。

岩上安身とか田中龍作とか、その後ろにいる、今井一とか、古賀茂明とか、アイツらおかしい。

自分が苦労をした分の対価を要求するヤツらってウソッパチや。


・・・・・・いや、もちろん、労働者の権利として、苦労をした分の対価を要求する、というのは認める。


けれども、”苦労をした分”というのがめちゃくちゃ曖昧で、雇用主に対して主張できるというのはあるけど、もう一方では、雇用主の意思に反して、とか、雇用主がいなくて独自に考えてやったことに対して、誰かに対価を要求する、というのもおかしなハナシや。


マルクス経済学における”階級闘争”の概念では、そんな、芸能人とかの悩みを全く検討してない。

だから、芸能人は私から見たら、左翼運動から疎外されている。


けど、本当は、芸能人こそ、左翼運動の最先頭をいくべき人々やろ。

・・・・まあ左翼のヤツらは、自分らの作り上げたと思っている概念を頑張って覚えるのに必死で、文化とか芸術とかにはさらさら興味ないのが現実やけどな。


だからこそ、リアルに文化とか芸術とかに興味がある、創価学会は偉いと思うよ。

べつに私は創価学会じゃないけど、その点は評価している。


・・・・なんか私の主張がめっちゃ多くなったけど、この舞台作品の背景には、そんな思いがあるはずやねん。


てか観た後で公演のチラシで知ったけど、今安琴奈は振り付けもやっとるんやな。

そこまで私もアタマ回らんかったし、さすがに記憶にはないけど(ダンスシーンけっこう最初のほうやったし)、なかなか良かったと思うよ。


あと、作・演出の、西永貴文さんが

”悲しいニュースが流れる度に、被害者の気持ちを考えると、胸が痛くなります。”

と書かれとるけど、念のために書くと私は岩田華怜の件だって加害者じゃなくて被害者やからな。


出演者はみんなわかっとると思うんやけど、なんかミュージカル座とか、ホンマにわかっとるのかヨウワカラン対応やったしなあ。

私は、先日の件で、ミュージカル座は信用してない。

スイセイミュージカルと同じモノを感じたし、2年くらいで潰れる可能性あるぞ。


・・・・・・・てかあのイナゴかなにかの佃煮のくだりは、AKBの岩立沙穂のエピソードを盛っとるやろ。





【追伸】 やはり私はあのラストは気に食わない。

最後で、騒動の中心になった木が、自ら火をつけて!ってお願いして、
昔馴染みの神主が火をつけて終わった。

アレは、考えさせるためにわざとそんな脚本にした、とは思うけど、私ならばそうはしない。

だって、悪いのは木を悪用したヤツらで、木はなにも悪くない。
だから、私が神主ならば(演出家ならば)

「ごめん、辛い思いをさせて。
悪いのはあなたじゃなくて、僕たち自身だ。
自分たちがしてきたことを全部反省して、もう一度やり直そう!」

と言って、そこで終わりにしたかなあ。

そうすると、観客が自分たちの問題と思うし、バッドエンドじゃないストーリーを、
自分たちで考えようとするやん。


木を燃やす、というのは、権力者から考えると、"証拠隠滅"になってもて、
こんなことがあった、という反省ができないし。

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