今回の社会科部門は、インタビューをしたり、アンケートをとったりと、インターネットや本で調べる以外の調査に取り組んだ作品が多くみられました。分からないことは自ら積極的に調べる姿勢が大変素晴らしいです。また、写真やイラスト、グラフなどを用いて「見せる工夫」を凝らした作品も多く、読者に分かりやすく伝えよう、飽きさせないようにしようという配慮が感じられ、好感が持てました。
ただ、応募作品全体を通して、研究の始まり(動機や仮説)と終わり(考察や結論)の部分が薄いように感じました。なぜ調査・実験をしたいと思ったのか、どうしてそれが気になったのかをよく分析することで、研究内容がより具体的になり、調査の目的も明確になります。終わりの部分も感想を述べるだけでなく、得られた結果から自分なりの結論や新たな疑問が持てると、もっと深みのある研究に仕上がります。
今年は昨年とほぼ同様の応募点数でしたが、調査内容が充実した作品が多く、全体的にレベルの高い年となりました。皆さんのその高い行動力や発想力を活かし、来年はさらなる力作が届くことを期待しています。
※下線のある作品名をクリックすると、作品の内容が見られます。
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優秀賞 |
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AEDはどこにある!? ~AEDマップをつくろう! 今の私にできること~
東京都 練馬区立春日小学校 3年
横山 明星 |
石碑が語る我孫子の歴史
千葉県 我孫子市立久寺家中学校 2年
谷口 詩絵奈 |
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主催:子どもの文化・教育研究所
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