あさがおさん観察日記

2018年6月27日(水) 21:23

「対戦型ゲームの〝会話〟を減らそう」という提案

 表題の件は以前にも書いてるんですけど改めて書き起こしてみます。提案の主旨はもうそれこそ表題に書いた通りです。対戦型ゲームって「対戦者同士の会話量が少ない物ほど成熟しているというか真の成功を収めている傾向がある」気がします。その代表格が囲碁や将棋です。囲碁や将棋は対局中にプレイヤー同士が全く喋らないですよね。それでゲームが成立するように仕組みが出来てますし。

 考えてみるとゲームで対戦している最中の会話って意外と弊害が多いんですよ。ゲーム時間が延びたりプレー遅延の温床になったりプレイヤー間の揉め事の原因になったり。極端な話「対戦型ゲームからリアルバトルに発展する直接的な引き金はほぼ100%プレイヤー同士の会話」でしょう。今までこういう提案の書き方って「必要最低限な物以外の会話を極力減らそう」だったのですが、なんか考えれば考えるほど「対戦型ゲームであろうが会話をゼロにする方向で仕組みを考えるべきではないか」と最近は思い始めてます。極限まで会話を減らそうと思ったら○○%削減なんて目標の立て方ではなくゼロを目指すしかないんだろうなあという。

 ここまで読まれた方の中には既に「あいせんはモノポリーを推進してる立場のはずだがモノポリーはどうなんだ?」と思われてる方がいらっしゃるかも知れません。これに関して私個人は「モノポリーも例外じゃないし、むしろ会話を減らすべき対戦型ゲームの最たる例である」と考えてます。自分が主催しているモノポリーイベントでの会話を聞いたりしてますけど、まあ申し訳ないですが交わされてる会話の1/3くらいは「値切り交渉」なんですわ。言ってしまうとレジ精算をしてるお客さんがレジ係に延々と値切り交渉を持ちかけて、他のお客さんが後ろで待たされてる状態になるケースが結構ありましてねえ。そんなゲームを面白いと感じるわけがないですって。値切り交渉を面白く演出して周りを笑わせるなんて配慮もほとんどないですし。

 じゃあ具体的にはどうするんだって話になるんですが、これは一言で言うと「そのゲームにおける可能な限りの定跡(定石)の蓄積と共有を事前に終わらせておく」になります。相手がそのプレーで何を意図していて自分がそこで何をすればいいのかがお互い分かれば会話は必要なくなるわけです。現に凄い人達がモノポリーをやると「あのプレイヤーが飛ばしてるから大きな物件踏ませたい」「じゃあオレンジ経営させて」「家X軒ならOK電水付ける」「じゃあ必要な物以外渡すわ」が無言のうちに決まって無言で謎のトレードが成立するなんて状況があるらしいです。本当に目指すべきはそういう姿なんじゃないかなあと。で、頭の上に疑問符が大量に並んだ観戦者向けに解説があって皆唸ると。

 「ゲーム中は楽しく会話しましょう」という発想は現実の世界ではかなり終焉を迎えていて、おそらく平成の次の世には引き継げないんじゃないかなあという感覚が個人的にはあります。そういう人との交流が煩わしい方々がソシャゲなどを好む状況もあるのかなあと思いますし。すべての対戦型ゲームから可能な限り不必要な会話を削減して、空いた時間は好きな音楽でも聴ける方が特に今どきはゲームに定着しやすいですよ。そこで「いややっぱり会話を楽しもうよ」と思うのであれば、まずはその見本となるべくご自身の雑談力を鍛えることでしょう。私自身は昔からこの辺の意識はしていて雑談力を鍛えているつもりではあるんですけどまだまだです。(」・ω・)」

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