こんにちは、ほそいあやです。
突然ですが、最近ハマっている調味料の話をさせてください。
台湾で売られている「ホタテの貝柱のほんだし」です。
ホタテのだしのいいところは、和洋中なんでも使えるところ。貝だしは食材の味を邪魔しないんですね。炒め物、煮物、パスタ、カレー、浅漬けなど、オールマイティーに使えます。
ナポリタンなどのトマトベースの料理には特に相性◎。貝柱の味を少しプラスするとうま味がマシマシ。手軽に使えるしめっちゃ重宝するので切らせたくないのです……
Twitterでも体験者が続出
他にも「Twitterでみかけたほんだしをゲットした」というツイートが沢山ありました。台湾だと近くて旅行する人も多いのでお土産を頼みやすいですね。ほんだし、安いし。
日本では買えないのか問題
一番多かったのが、日本では買えないのかという反応。残念ながらホタテのほんだしは国内では売られていません。国内のホタテの粉末だしを探してみると、味の素(ほんだしも味の素だけど…)と、ユウキ食品が比較的手に入りやすい商品のようです。
台湾ほんだしとどんな味の違いがあるのだろうか? 3つの味を比べてみようではないか。
お湯に溶いてテイスティング
Twitterでも出ていた「昆布茶的に飲んでみる」というのをやってみようと思います。
まずは「台湾ほんだし」。このスープは本当においしいぞ。広がるホタテのコク、ちょっと甘めの後味。お湯で溶くだけで完璧なスープができるってすごい。このほんだしを甘いっていう人が多くてそうかな? と思ってたんですが、お湯で溶くと甘さがわかりました。とにかくうま味が山盛り。
「味の素 ホタテの干し貝柱スープ」 。これもうまし! 香りとコクのバランスが取れている安定感のある味。台湾ほんだしのパ〜っと華やかなうま味と比べるとやや整っているというか、誰の口にも合う間違いないこの感じ。
台湾ほんだしがクラスのアイドルなら、こちらは優等生の学級委員タイプ。
「ユウキ食品 化学調味料無添加の貝柱だし」。思いのほか野性的な味! 悪くいえば貝の臭みなんだけど、これはこれでありです。リアルな貝感が快感。もう一度いいます。貝感が快感。
他の2つに比べてうま味は少ないので、スープだとちょっと物足りないかな。しかし化学調味料無添加というだけあり貝そのものの味を美化させていないのは好感が持てます。ナチュラルな貝柱の味を求める本物指向のあなたに。
チャーハンで食べ比べ
実際に料理に使うとどんな差が感じられるのか。みんな大好きなチャーハンで検証してみましょう。
味付けはホタテだしのみ。具はオーソドックスに卵、チャーシュー、長ねぎとしました。
台湾ほんだし
スープの時に感じた華やかなうま味が全体に広がり、これだけで完璧なチャーハンに。 ほのかな甘みが全体をまとめている。
味の素
台湾ほんだしに似ている。かなりおいしい。中華料理屋でこれが出てきても何の違和感も抱かないだろう。貝柱のうま味とコクが遠慮ない。
ユウキ食品
お湯に溶いた時の貝臭さが消えている。素直な味でとてもよろしい。スープではうま味が物足りないと書いたが、チャーハンにするとこれくらいで全然いいのではと思える。化学調味料が気になる人は迷わずコレですね。
なんだかんだ、3つともおいしかったという結果でした。味付けがこれだけで済むのはらくちんですね。今までチャーハンには創味シャンタンを愛用していたけど、最近はこればかり使うようになりました。
【まとめ】台湾ホタテほんだしは味の素の干し貝柱スープで代用できる
台湾のほんだしは台湾でしか手に入らないというレア感で話題になったというのもあるだろう。しかし味の素の干し貝柱スープが近いので、全然こっちで代用できるということがわかった。これは我々日本国民にとって朗報ではないか。そして化調が気になる人はユウキがある。
日本でも万能ホタテだしは手に入るのだ。無理に台湾で買ってこなくてもよくなったということにちょっと複雑な思いもあるけどね。
以上、「台湾のホタテのほんだしがうまいけど、国内のもうまい」でした。
でもやっぱり台湾ほんだしにこだわりたい自分がいます。なんかパッケージとかかわいいんだよなー。
台湾にいく機会のある人はぜひスーパーをのぞいてみてください。ばらまき土産にも最適の大きさと軽さと価格なので、これからの台湾土産の定番に推奨したい! 台湾行く人、私にもください!
プロフィール
ほそいあや
「猫を愛でることと虫を食べることが趣味」
ブログ:http://seiten4go.com/
Twitter:https://twitter.com/hosoi/