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KADOKAWA Technology Review
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未解決事件の犯人逮捕が相次ぐ、DNA系図サービスの活用で A DNA detective has used genealogy to point police to three more suspected murderers

未解決事件の犯人逮捕が相次ぐ、DNA系図サービスの活用で

米国で「未解決」殺人事件が記録的な速さで解決されている。容疑者はすべて白人男性だ。

捜査官は未解決の古い性的暴行殺人事件に関する遺伝学的証拠を、一般人がアクセスできるDNAプロファイルのデータべースに入力している。そうすれば系図学者は遠い親戚を遺伝学的に照らし合わせ、容疑者を探し出せる可能性がある。警察の捜査はDNAや出生記録、ソーシャル・メディアのプロフィールを組み合わせて進められている。

4月に初めて未解決事件の容疑者を逮捕して以来、怒濤のような逮捕が続いている。6月末の2件を含む、4件以上の事件で遺伝子系図が容疑者を割り出した。これまで逮捕された容疑者のリストは以下の通りだ。

4月25日:カリフォルニア州の悪名高いゴールデン・ステート・キラーとして、ジョセフ・ジェイムズ・ディアンジェロを逮捕。

5月18日:30年前、ワシントン州で2人を殺害した容疑で、トラック運転手のウィリアム・タルボットを逮捕。

6月22日:1986年にワシントン州タコマで起きた12歳の子どもを殺害した容疑で、ギャリー・ハートマンを逮捕。

6月25日:不動産業者のバージニア・フリーマンを殺害した容疑者を、ジェームズ・オットー・イヤハートと断定。イヤハートは別の犯罪により、1999年に死刑に処せられている。

6月25日:25年前にペンシルバニア州の教師を殺害した容疑で、レイモンド・「DJフリーズ」・ロウを逮捕。

最近の4つの事件の捜査に協力したのは、系図学者のシシ・ムーア(冒頭写真)である。ムーアによると、系図データべースの大部分が北ヨーロッパを祖先に持つ人であることを反映しているという。同じようなルーツを持つ殺人者はこうした方法で最も簡単に特定できるのだ。

アントニオ レガラード [Antonio Regalado] 2018.06.27, 18:51
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