先日、NIT情報技術推進ネットワーク株式会社・篠原嘉一さんにお越しいただき、
『ソーシャルサイトのリスク ~将来に不安を残さないために~』
のお話を聞かせていただきました。
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例えば、インターネットを通じた対戦プレイや協力プレイを楽しむゲームなどは、今では小学生の半分以上、8割近くの児童が遊んでいる。
そして、ネット対戦ゲームに慣れた子供たちは、言葉を使ってコミュニケーションをとる前に、プラスチックのバットで殴ったりキックやパンチでコミュニケーションをとるようになっている。
加えて、今ではキーボードを使わなくても、言葉で作動するようになっており、そのため幼稚園児でも遊べるようになっている。それが現在のスマホの事情であり、携帯電話やパソコンの時代から、変わってしまっているのである。
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でも、スマホに無料アプリをダウンロードするということは、ウイルスを取り込んでいるに等しい。
つまり、「無料アプリを提供している企業は、なぜ無料なのに儲かるのか」を考えてみてください。
その答は「無料アプリのほとんどは、ダウンロードした時にアカウント情報などの個人情報を盗まれており、その個人情報によって企業は儲けている」ということ。
自分自身の個人情報を垂れ流しにしないためには、「スマホの設定を変えなければならない。初期設定のままでは、どんどん情報が取られていく」とのことで、その方法を教えていただきました。
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また、「SNSには悪口コメント、自分が不利になるコメントを書いてはいけない」とのこと。
なぜなら、インターネットに投稿すると100%その個人が特定できる上に、一度投稿したコメントは二度と消すことができないから(ほぼ完全に消えるまでには3年かかる)。
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どういうことかと言うと、学生時代に遊びのつもりで書いた悪口コメントは、卒業後もずっと残っているということ。
すなわち、就職をする場合、企業が採用のための人物評価をするに際して、学生時代に書いてしまったコメントまでも見ているから。あまりにもひどいコメントを書く学生は、採用してもらえなくなる。
だから、自分の将来に不安を残さないためにも、自分の人間評価を下げてしまうようなコメントは、絶対に書いてはいけない。
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そして、スマホ依存している学生は、勉強ができない。それは統計に表れている。
スマホ依存症にならないためには、「持っているけれど、使ってはいけない時に使わない」ことが大切。
「我慢できる訓練」をすること。
そして、その訓練ができるのは、学校での生活にある。「使ってはいけない時に使わない」という学校の決まりを守ることが、とても大切です。
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貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。