会期:2018年7月7日〜9月2日
会場:平塚市美術館
住所:神奈川県平塚市西八幡1-3-3
電話番号:0463-35-2111
開館時間:9:30〜17:00(8月4日〜19日 〜18:00) ※入場は閉館の30分前まで
休館日:月(7月16日は開館)、7月17日
料金:一般 900円 / 高校・大学生 500円 ※中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料
透明樹脂にアクリル絵の具で金魚を描く作品で知られる深堀隆介の、公立美術館で初となる本格的な個展が平塚市美術館で開催される。会期は7月7日〜9月2日。
深堀隆介は、1973年愛知県生まれ。95年に愛知県立芸術大学を卒業し、名古屋のディスプレイ会社に勤務するも99年に退職。その後本格的に創作活動を開始するが、次第に制作に行き詰まり、アーティストを辞めることを考える。そんななか、部屋で7年間飼っていた一匹の金魚の魅力に気がつき、制作意欲をかきたてられたことが転機となる。以後この体験を「金魚救い」と呼び、金魚を描いてきた。
そんな深堀の公立美術館では初となる展覧会「金魚絵師 深堀隆介展 平成しんちう屋」が平塚市美術館で開催される。
極めて独創的な技法を用いて金魚を描く深堀。器の中に樹脂を流し込み。その表面にアクリル絵の具で金魚を少しずつ部分的に描いていき、更にその上から樹脂を重ねる。この作業を繰り返すことにより、絵が重なり合い、まるで生きているかのような立体感を持つ金魚が表現される。
こうした一連の金魚作品によって、いまや国内はもとより世界的に高い評価を受けている深堀は、近年ではライブペインティングやインスタレーションにも力を入れ、ますます表現の幅を広げている。
本展では、初期の立体作品から初公開となる新作インスタレーション《平成しんちう屋》を含む約200点により、深堀隆介の世界を紹介する本格的な個展。絵画でありながら立体的な躍動感にあふれる深堀の金魚を堪能したい。
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