こんにゃくの黒い粒々はひじき
どうも皆さんこんばんは!高校生ブロガーのぶんたです。
今日の記事は、いきなりではありますが、「孤独のグルメ」の魅力を7千文字で語ってみたいと思います。興味のある方もそうでない方も、きっと「孤独のグルメ」の魅力を少しなりとも感じてもらえると思いますので、是非とも最後までお付き合いください。
では、さっそく行きましょう!
そもそも孤独のグルメって何?
孤独のグルメとは、個人で輸入雑貨商を営んでいる松重豊さん演じる井之頭五郎が仕事の合間に立ち寄った店で食事をする模様を描いた飯テロ感満載のグルメドラマです。久住昌之(原作)さんと、谷口ジロー(作画)さんによる漫画をもとに作られており、2012年1月期からテレビ東京にてドラマ化されています。当初は、視聴率も取れず人気は出ないだろうとTV関係者は見込んでいましたが、その予想は大きく外れ、今ではテレビ東京の看板番組と言っても過言ではないほど人気を博しています。現在、Season7までシリーズ化されており、毎週金曜深夜0時12分から放送されています。
孤独のグルメの魅力とは
ここからは、孤独のグルメファンの僕が、一般的に言われている魅力と僕なりに感じた魅力を語っていきたいと思います。
魅力その①:五郎さんの食べっぷりが凄い
孤独のグルメを語る上で一番外せない魅力は何といっても、五郎さんの豪快な食べっぷりです。五郎さんは、焼肉、ラーメン、パスタ、丼もの、しゃぶしゃぶ、シチュー、天ぷら、刺身、とまぁ、ありとあらゆる料理を食べていくわけなんですが、もうね~見ていて気持ちがいいんですよ。しかも食べ方が綺麗というか、上手というか、見ているこっちまで腹を空かせにくる食べっぷりなので、ドラマを見ている最中の空腹感は半端ないです。しかも毎回毎回、外れがないというか、メニューから料理をチョイスするセンスが抜群なので、僕もついつい、「その組み合わせは新しいな~」とか「なるほど!そういう手もあったのか!」な~んてTVを見ながら一人でぼやいてます(笑)ちなみに五郎さんが注文した料理のことを「五郎’sセレクション」って言います。
魅力その②:食べている最中の表情がなんとも言えない
孤独のグルメSeason3の第一話に出てくる「北区赤羽のほろほろ鳥とうな丼」を頬張っている五郎さんの様子なのですが、このなんとも言えない表情がまた、見ているこちらの食欲をそそるといいますか、引き立てるといいますか、とにかく良い味出してるんですよ。こう~なんていうか、食の歓びを謳歌している感じがビンビン伝わってくるんですよね。流石名俳優、松重豊さんだけのことはあります。
魅力その③:五郎さんの「心の声」で余白を楽しむ
孤独のグルメを成す上で、これだけは外せない部分というのが、松重豊さん本人による「心の声(ナレーション)」です。説明するより見てもらったほうが話が早そうなので、YouTubeを張りますね(手抜きじゃないよ)。ちょうど7秒くらいから始める部分が五郎さんによる「心の声」です。
どうですか?感じてもらえますかね?この食事をしている最中(または、街中を散策中)に流れる「心の声」がいいんですよ。普通のグルメ番組は、出演者が料理を食べ終わった後にその料理の感想を言いますが、孤独のグルメの場合、「食べている映像」と「料理を食べて感じたこと」が同時並行で流れるので、視聴者側からすると、まるで自分がその場にいてその料理を食べているかのような気分を味わうことが出来ます。また孤独のグルメは「食を楽しむ」ということにフォーカスしているため無駄がなく、この独特な世界観をより一層楽しむことができます。
孤独のグルメ名物!井之頭五郎語録!
松重豊さん演じる井之頭五郎が語る「心の声」には、名言と思しき数々の井之頭五郎 語録が多数存在します。ここではシリーズの中でもかなりの名作を生んだSeason3から、僕がお気に入りの井之頭五郎 語録をいくつかご紹介したいと思います。
お腹が減った時の五郎語録
- 「腹もちょいとペコちゃんだし飯にするか」
松重豊さんの強面な感じからまさかの「ペコちゃん」という可愛らしいワードが飛び出てきたギャップ萌え必須の語録です。
お店を探すときの五郎語録
- 「俺の胃袋は今何を食いたいんだろう」
- 「頭の中が完全に中国だ。広東、上海、四川、北京。俺の腹は中国のどこに行きたいんだ?」
胃袋が何を食いたいか考える所がポイント。「頭の中が完全に中国」という表現はうまいですね。なかなか思いつきませんでした。
メニューを選んでいるときの五郎語録
- 「定番とおすすめってどっちが上なんだろう」
意外と考えそうで思いつかなった語録です。確かに「定番」と「おすすめ」どちらが上なんでしょうか。
注文した料理を待っているときの五郎語録
- 「いかん、いかん、腹が減りすぎてぼーっとしてしまう」
- 「このおあずけ感は、まるで拷問だな」
「腹が減りすぎてぼーっとなる」→なるほど、とても分かりやすいです。「おあずけ感」を「拷問」と表現するところがまたセンスを感じますね!
料理を食べているときの五郎語録
- 「正解。体が欲してた味。こういうものが必要だったんだ」
- 「うんうん、これはいい。何だか胃袋に新しい歴史が刻まれたようだ」
- 「いいぞ、いいぞ、この店にして大正解だ」
- 「食えば食うほど腹が減ってくる」
う~んどれも絶妙な表現ですね~。特に「体が欲していた味」「胃袋に新しい歴史が刻まれた」「食えば食うほど腹が減ってくる」は、日常生活でも使いたくなる語録ですね。
料理を食べ終わった時の五郎語録
- 今日の戦は俺の大勝利といえよう
「美味しいものにありつけるか、いなか」ということを「戦」と表現し、「満足のいく料理だった」ということを「大勝利」とはなかなかオツな表現です。勉強になります。
いかがでしたでしょうか?他にもユニークなセンスを感じる五郎語録は沢山ありますので、自分お気に入りの五郎語録を見つけてみるのもいいかもしれませんね!(^^)!
魅力その⑤:人情味あふれる人たちとの触れ合いで生まれる新しい発見
孤独のグルメは、食べることがメインなわけではなく、そこに行き着くまでの「過程(過程とか言ったら怒られそうだけど)」の中で出会う人たちとの触れ合いも魅力の一つです。その前に、孤独のグルメの基本的な流れを確認しておきます。ざっと説明すると
- 駅周辺から降り立ち話はスタート
- お客さんとの商談交渉(商談交渉の前により道することもある)
- 商談終わる、腹が減る
- お店探す、(探す途中でたまに寄り道することもある)
- 店に入って、メニューをじっくり見ながら注文を決める
- ひたすら食べる(メイン)
- 「ごちそうさまでした」で店を後にし、帰路に着く
- 原作者久住昌之さんによるお店訪問(別枠)
こんな感じです(雑ですいません)そして、お客さんとの商談交渉や、店の中で繰り広げられるお客さん同士の雑談・店員とお客さんとの会話など、様々な場面で井之頭五郎は、人情味あふれる人たちとの触れ合いを経験することになります。そしてその触れ合い中で、その土地の風土に関する新たな発見をしたり、五郎さん自身の行動にも影響を与えたりするなど、孤独のグルメの展開を大きく左右するほどその役割は重要です。また、お客さんの会話に五郎さんが心の中でツッコむシーンも、「孤独のグルメ」の定番です。ちなみに、店員やお客さんは、実際の人だけはなく役者が演じているのですが、どことなくリアルというか、「あ、この人いるかも!」と感じられるような役者の絶妙な配置も、「孤独のグルメの人気が絶えない理由の一つなのかな~」なんて思ったりもします。調べてみたら、ある回ではムロツヨシさんも出演されてたんですね。
魅力その⑥:五郎さんが食べた料理を食べることができる!
これは知っている方も多いと思いますが、「孤独のグルメ」で登場する店は全部実在する店なので五郎さんが食べていた料理を実際に食べることが出来ます(これは大きいよね)そのため、孤独のグルメの熱狂的なファンの間では「聖地巡礼」と称して、ドラマの回が放送されるごとに、実際に現地に赴き、五郎さんが食べたものと同じものを注文して、「孤独のグルメ」を疑似体験する方も多くいます。しかも登場するお店は「下町の大衆食堂」的な雰囲気のところばかりで、高級店やオシャレなお店が一切なく、「行きやすい、通いやすい」といった面から考えても、「ファンの方・視聴者の方のことをよく考えているな~」と思います。凄いぞテレビ東京!
魅力その⑦:井之頭五郎の意外な一面
実は五郎ちゃん、お酒飲めないんですよ。ゲコです。ゲコ。なので飲み物は決まって「ウーロン茶」
でも不思議なことに、ゲコのくせして「居酒屋」に入る回が割と多い。それがまた「孤独のグルメ」の魅力なのかもしれませんが、その真意については不明です。
また、Season3?(間違ってたらすいません)のある回では、なんと井之頭五郎愛用のBMW5シリーズが登場するんですよ。他にも有名ブランドの時計をつけていたりと、五郎さんの経済力の豊かさを垣間見ることが出来ます。輸入雑貨商ってかなり儲かるみたいですね(笑)
魅力その⑧:久住昌之さんによる「ふらっとQUSUMI」も見逃せない!
孤独のグルメでは、ドラマ本編の後に「ふらっとQUSUMI」という数分のコーナーが毎回用意されています。こちらのコーナーは、「孤独のグルメ」の原作者である久住昌之さんが出演し、ドラマのロケ地を実際に訪問するコーナーなのですが、めっちゃ酒好きなんですよ、久住昌之さん。なので、注文するメニューはもちろんお酒に合うおつまみが多いし、ビールのことを「麦入り炭酸飲料」と言ってみたり、もうただの酒が大好きなおっさんにしか見えません(笑)だけどこれがなんかこう~気持ちが温まるというか、見ていてとってもほんわかするんですよね。僕的には、久住昌之さんの人柄というか、この笑顔が大好きなので、いつも見逃さず最後までしっかりと見ています。
お酒が好きだからこそ言える名言も多数あります。これは酒好きにとっては共感間違いなし!ですね!(^^)!
魅力その⑨:やっぱりBGMだよね
ドラマ中で使われている音楽・BGMは、原作者久住昌之さんを始めとしたThe Screen Tones(ザ・スクリーントーンズ)が手掛けています。そしてこの音楽・BGMがこの上なく素晴らしいんですよ。孤独のグルメファンからしたら「そんなこと言われなくても分かってる」と仰りたいと思いますが、語らせてください。お願いしますm(__)m
まずは定番中の定番、『Stay Alone』。これは絶対に外せませんよね???この軽やかなテンポがと軽快なリズムがいいですよね~ あとサックスのこのエレガントな感じも好きです。
お次はこれ、五郎さんがお客さんとの商談を終えて、お店を探している所に流れる『ファンキー五郎』です!
ちょっと急いでいるときはこちらも使われますね!五郎さんの足早に歩く様子が目に浮かびます(笑) 『店を、探そう』
スカバージョンはこちら 『孤独のスカ』
お店を探し終わって、店に入ってからのBGMだとこれがお馴染みですかね?
僕はこれが定番かなと 『孤独のレゲ』
「五郎’sセレクション」の時はこれですね!
引用:テレビ東京
ポポポポポポポポポポポポ・ポポ・ポ・ポ 『今日の献立』
そして、五郎さんが最後の追い込みをかける部分です。あっちこっちもお口いっぱい!(^^)! 『エレキのツンドラ』
「ごちそうさまでした」で店を後にした時はこちら!『五郎の12PM』
「五郎~五郎~五郎~い・の・が・し・ら・ヒュ~」
ちなみに、「ふらっとQUSUMI」のコーナーはこれ!そのままですね
個人的に行ってみたい店ランキングトップ3
ここからは孤独のグルメで紹介されている店の中で、僕が個人的に行ってみたい店を3つご紹介いたします。
第三位:第一亭(孤独のグルメSeason3 第2話登場)
僕が初めて孤独のグルメを見た時に登場したお店が、この「台湾料理 第一亭」です。このお店はモツマニアでは有名なモツ店らしく連日多くの人で賑わっています。ここのお店の名物は何といっても、豚の胃(チート)と呼ばれる部位のしょうが炒めと、五郎さんも実際に食べていた「パタン」と呼ばれるニンニクたっぷりのパスタです。もともとは、まかないの裏メニューだった「パタン」ですが、常連さんが頼むうちにいつしか、第一亭の名物となってしまいました。何故「パタン」というのか言うと、ニンニクをつぶす時に「パタンパタン」と音がするからだそうです。また、この他にも、モツ炒め・牛レバ刺しといった定番料理も数多く取り揃えられています。
豚の胃(チート)のしょうが炒め
ニンニクたっぷりの裏メニュー「パタン」
定番のモツ炒め
牛レバ刺し
アクセス
住所:神奈川県横浜市中区日ノ出町1-20
交通手段:京急本線日ノ出町駅より約190m。徒歩2分程度。
営業時間:11:30~13:30(現在昼営業休止中) 16:30~21:00(入店は20時が目安) 日曜営業
定休日:火曜日 店主高齢の為連休(月火等)不定期で休みの場合あり
第二位:シャンウェイ(孤独のグルメSeason4 第9話登場)
「紹興酒と鉄板焼きのお店」と当初は謳っていましたが、孤独のグルメ放送後「スペアリブのお店」でお馴染みになってしまったこのシャンウェイでは、「毛沢東スペアリブ」というめっちゃ豪快な肉塊を食べることが出来ます。毛沢東スペアリブとは、骨付きのスペアリブを揚げ、フライドガーリック、唐辛子、クミン、乾燥海老などのチップをドバーっと乗っけた食べ応え抜群の肉料理です。
その他にも、ゴローさんが実際に注文した「黒チャーハン」と呼ばれる、中国のたまり醤油で炒めた名物チャーハンも置いてあります。しっかし凄い色ですね(笑)
また、「紹興酒と鉄板焼きのお店」だけあって、しっかりと紹興酒も置いてありますので、紹興酒が好きな方もいらしてみてはいかがでしたでしょうか。
アクセス
住所:東京都渋谷区神宮前3-7-5 大鉄ビル 2F
交通手段:地下鉄銀座線 外苑前駅3番出口より徒歩5分外苑前駅から431m
営業時間:11:30~14:00 18:00~23:00(22:30L.O)
定休日:日曜日
第一位:つるや(孤独のグルメSeason1 第8話登場)
「つるやを語るなくしてファンにあらず」ですよね? 孤独のグルメ放送後、焼肉界において確固たる地位を築いた焼肉ジンギスカン「つるや」。連日多くの人がしのぎを削って訪れるゆえんは、この肉の旨さにあります。もともと地元民に人気の焼肉屋でしたが、孤独のグルメファンが多くが来店し、ゴローと同じメニュー(カルビ、ハラミ、コプチャン、キムチ、チャンジャ、ジンギスカン、シビレ、ライス大盛り、ウーロン茶、そしてお通しのキャベツサラダ)を食べたところ大絶賛。それからというものの世界的にも有名になってしまい、海外からも観客が訪れるほどの伝説の焼き肉店となりました。ちなみに、テレビ東京のオリジナルグッズにも「つるや」がジオラマで登場しています(現在販売はされていません)
アクセス
住所:神奈川県川崎市川崎区日進町19-7
交通手段:JR浜川崎線、京浜急行、八丁畷駅より徒歩5分。八丁畷駅から360m
営業時間:18:30~22:00(L.O.21:30)
定休日:火曜日+不定休
最後に
孤独のグルメの良さや魅力を僕なりに語ってみましたがいかがでしたでしょうか。一応「にわか」と言われないためにもかなり頑張りましたが、これでもまだまだ孤独のグルメの魅力を語りつくすことは出来ていません。それくらいこのドラマは奥が深いんですよね。末筆ではありますが、少しでも「孤独のグルメ」に興味を持ってくれたら嬉しいです。本日も最後までお読みいただきありがとうございました