出演者:出演者:やついいちろう、上村彩子(TBSアナウンサー)

やつい:お久しぶりです。

泰行:そうですね。

やつい:ニアミスしてますけど。

泰行:イベントでお見かけしたりとか。

やつい:街で会ったりとか。

泰行:街でも僕、見ましたよやついさん。

やつい:焼き肉屋で一緒のに店にいたことがあるんですけど、堀込さんだろうけどまあ、プライベートだしやめとこと思って。

泰行:すいません、気を遣っていただいて。


泰行:(キリンジは)おっきい例えだと藤子不二雄さんみたいな。すごいでかいものに例えて申し訳ないですけども。

やつい:同じものだけど色が明確に分かれてきたこと?

泰行:そうですね、そいういうのもあるし、共同の作業もだんだんとなくなって、2人とも自分でできるようになってきたりして。僕も兄の曲にサウンドで参加したいけどそこに参加する隙はあんまり残っていないとか、兄も僕の曲にギターで参加したかったかもしれないけどその隙が残ってなかったりとか、というようなことでそういうジレンマは常に抱えたまま活動していたんで、ちょっとソロになるとしたらこのタイミングかなっていう時に辞めましたね。

やつい:言いづらいとかなかったんですか? 照れなかった?

泰行:マネージャーがもちろんいたので、特に照れるってのはなかったですね、結構悩んで、考えに考えてやめたんで、照れる余裕はなかったですね。

やつい:お兄さんに会ったら弟さんが抜けてビジュアル的に弱くなるからバンドにしたって言ってましたよ。

泰行:あ、そうですか。

やつい:不安はなかった?

泰行:不安はあんまりなかったっていうか、もともとすごい欲があるわけじゃないんで。その上昇志向みたいなものが。だから曲書いて、良いもの作っていれば回転してくだろうみたいな。規模は小さくてもね。みたいに考えてたんで。あんまり不安はなかったですね。

─お兄さんとまだ音楽について話たりします?

泰行:いや今は、ほとんど会ってないですもん。イベントとかで「あ、いた」みたいな感じ。「おうおうおう」みたいなちょっと恥ずかしい感じで挨拶して。

やつい:兄弟を脱退したわけじゃないですもんね?

泰行:兄弟は脱退できないですから。


やつい:夜活はなにしてます?

泰行:次の仕事ないとお酒飲んで。わりと行きますね。

やつい:大のホッピー好き?

泰行:なんかそう書かれてる時があったみたい。今も書かれてるのかなウィキペディアとかに。ホッピー好きだったですけど、もちろん今も飲みますけど、もともとビールが好きで、ちょっと健康診断の数値的な問題もあり、お医者さんから発泡酒とかに変えた方が良いですよって忠告されて、で、ホッピーっていうのはそういった意味ではプリン体ゼロで良いわけですよ。ビールで警告を受けた人にとってはとても都合がいい。

やつい:僕も黒を飲みます。

泰行:黒ホッピーも結構味わい深いですよね。白が好きですけど、僕も黒、わかりますよ。もうお腹ガッポガッポになるのがイヤな時に黒に変えてゆっくり飲むっていう。

やつい:そうです。

泰行:黒は黒ビールとそんなに差がないっていうか。風味もいいんですよ。

やつい:カラオケって行きます? 今日のテーマが「良いとこ見せたいカラオケソング」なんですが。

泰行:あるはありますね。あるはあるというか、ほとんどカラオケ行かないんですけど、なんかの流れで行かなきゃいけなくなったときに。なんか歌えよって言われたらこれを歌いますよっていうのがあります。

やつい:じゃあ曲紹介をお願いできますか?

泰行:とっても歌詞がすてきな曲なんです。聴いてください。新沼謙治で『嫁に来ないか』

♪嫁に来ないか


やつい:これ、女の人は勘違いしますよ?

泰行:まあそうでしょうね。だから団体でいるときに歌うんですけども。まあまあ、歌詞が良いんですよね。「幸せというやつを探してあげるから」っていう言い方が。「幸せにしてあげる」とかじゃなくて、この人もまだ幸せってものがよく分かってない。だけど、それを探してあげるよっていう、この言い回しというかね。 

やつい:ますます勘違いされそうですけど。

泰行:俺も知らないけど、探してあげるからみたいなね。なんかいいですよねー。

やつい:昔の名曲ってサビしか知らなくて歌詞読んでないですもんね。

泰行:まあそうですよね。「東村山〜」ぐらい同じメロディですもんね。

やつい:阿久悠さんですよ。

泰行:阿久悠さんです。他にも「ヘッドライト」とかもすごく良い曲でそれなんかも好きですね。これは東京を捨てて逃げてくカップルの話。東京なんかなんも良いことなかったから戻ろうよってバイクを走らせるっていうね。

やつい:それも勘違いされそうな。




やつい:自転車がご趣味で。

泰行:趣味ってほどでもないですけども、単純に25年同じのに乗ってます。

やつい:そんなに乗れるもんですか。

泰行:壊れたら修理してってってやってたらもったんです。

やつい:すごい良いのを買ったんですか?

泰行:いや、そんなことない。99ドル。アメリカにちょっとたまたま行った時があって、現地で乗るために安いの買ったんですよ。ビーチクルーザーっていうタイプのちょっとわかります? 湘南とかでサーフボードを横に引っかけて乗ってる人が多いような。バイクのような形をしているハンドルがおっきいタイプなんですけど、それを買いまして約25年。

やつい:それ持ってきたんですか?

泰行:バラして船で送ってもらいましたね。

やつい:すごい愛情ありますね。普通アメリカでバイバする可能性高いですけどね。

泰行:そうですね、現地の人に売っちゃうとか。でもまあ99ドルの安物だったんで特に人気もなく。僕もなんか変わった自転車だし、ちょっと日本に持って帰ろうかと思って。最近は街中でも多いですね、ちょくちょく最近見かけるんですよ。ただまあ、みんなピカピカなんで。僕のやつは25年乗ってて年季もはいってますから。

やつい:格好いいですね。

泰行:そうなんですよ。鉄のブラシでサビを落として、車用のワックスで磨いて、ガラスコーティングされるんで。サビとピカピカ感が両方あって。

やつい:もう捨てられないですね。

泰行:結構雑に扱ってきたんだけど、ここまで乗っちゃうとなかなかきっかけがないですよね。


やつい:自転車で夜出かけるんですか?

泰行:夜乗り回していた時期はあったはあったけど、最近は特にそんなに乗ってないけど。ある時期は自分ちから高円寺まで最短ルートを探ろうっていって。キリンジ辞めて暇だったんで。
うちの近所から高円寺の間も、いわゆる世田谷区の迷路並みにタクシーの運転手とかが困るような区画整理されてない場所なんですよ。猫が通るような細い道があったりとか。そういうのがいっぱいあって、ルートが200とか1,000とかあるんじゃないかぐらいに思えるような住宅街を、最短ルートはどれかなっていうのを、地図を見ないで自分で探していくっていう。

やつい:すごい夜活ですね、夜に向いてないですけど。

泰行:まあそうなんですけどね。昼もやるんですけど、たまに夜やったりとか。


泰行:最短17、8分で行けるようになりました。

─なんでゴールが高円寺なんですか?

泰行:なんとなくチャリで行ってた街だったんで。

やつい:今もルートわかってます?

泰行:今はもうちょっと忘れちゃったかもしれないけど、この寺のところで曲がってとか、豆腐屋を突っ切ってとか、あるんですよね。学習塾の裏を通って竹藪を抜けてとか。
まあ、不毛な時代でしたね。自分としては。不毛でしたね。何をしてたんだろうと思いますね。


泰行:(今回のアルバムは)できるだけ日中に、普通にみんなが働いてる時間に始めて、みんながやめる時間にやめてみたいなことを考えて取り組みましたけど、スケジュールがあって締め切りがあるとだんだんと夜もやんないといけないというか、昼夜逆転してったりという感じにはなりましたね。

♪ Waltz


やつい:この曲もお昼に作ったそうで。

泰行:そうですね。夜っぽいですけども昼かな。メロディー自体は昼間にできましたね。

やつい:浮かんできたんですか?

泰行:昼っていっても今日は静かな気持ちだなとかっていう日があったりするじゃないですか。昼だけどそんなワクワクしないなみたいな。なんか心がシーンとしてるなみたいな。すごいシーンとしてる気持ちの日にできましたね。昼だけど浮かれてないみたいな。

やつい:普段は浮かれてるんですか?

泰行:浮かれてるってことはないですけど、夕方の方がセンチメンタルな気分になったりとか、まあ普通ですよね、朝の方がワクワクしたりとか。そういうのと関係ない感じの日だったんですよね。

─曲ができた日って覚えてるものなんですか?

泰行:浮かんだ瞬間とか、あるメロディーとあるメロディーが「これ1曲にできるじゃん」って思いついた瞬間とかは覚えてますね。ヨッシャーみたいな感覚っていうのは。

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