こんにちは。ライターのルリ子(@ruricocoa)です。
沖縄料理と言うと、沖縄料理屋に行ってゴーヤチャンプルーや海ぶどうなどの定番料理をひと通り頼み、オリオンビールと一緒に楽しむ、みたいなスタイルが多いんじゃないでしょうか。
でも、もし時間があったなら色んなお店に行って食べ歩くのも楽しいものです。
そこで今回は沖縄通なら絶対に知っている有名店の中から、私が実際に食べておいしかった3軒をご紹介したいと思います!
沖縄が好きな人や、これから沖縄旅行を予定している人はぜひ眺めていってください。
01. タコライス発祥の店! キングタコス与勝店
まず最初にご紹介するのは、キンタコの愛称で知られる「キングタコス」。
キングタコスは昭和59年に創業者の儀保松三(ぎぼまつぞう)さんがタコライスを考案した、タコライス発祥のお店なんです。
沖縄本島には7店舗あって、那覇からは車で約30分の宜野湾にある長田店が近いです。
私が行ったうるま市の与勝(よかつ)店は、近くに絶好のドライブコース「海中道路」があるので、天気が良ければテイクアウトして海を見ながら食べるのも最高ですよ!
値段表を見ると、以前より少し値上がりした様子。
ジャンボバーガーやジャンボタコチーズバーガーなんてのも気になるけど、初めて来たのでここはタコスとタコライスを注文することに。
どんっ!
高さ約7cmのタコライス(500円)のお出ましだ。パックから溢れんばかりのボリュームで、もはや蓋が閉められない。
店内で食べると言っても、必ずパックで出てくる。テイクアウトのときは一体どうやって蓋を閉めるのだろうか…?
うわー……うまそう。
ご飯の割合に対して、肉と野菜が少ない気がするけどまぁいいか。
チーズの色が真っ黄色だ。
テーブルにあった赤いソースをかけて食べたのだけど、これが見た目に反してめっちゃ辛いのでかけ過ぎ注意!
ボトルに何も書いていないので、ケチャップと間違えてしまうトラップだ。
うまいぞこれ!
ビーフはふつうの挽肉じゃなくて、コンビーフとかツナっぽい肉感。
レタスとチーズとトマトって簡単な組み合わせなのに合いすぎてずるい!
これひとつで、ご飯と野菜と肉が一度に食べられる、まさに栄養食だ。
一緒に注文したタコス(4ピース600円)も、具材はタコライスと同じ。
タコライスに比べればタコスの方がしっかり具を掴めるので、レタス&トマト&チーズのアンサンブルがより楽しめる。
しかもこの生地がパリッと香ばしくて、ポテチのようにバリバリと食べられておいしい。いっその事、タコスの生地だけでもお代わりしたい。
キングタコスのメニューにはポテトフライもあって、タコライスと同じようにパックに山盛りで出てくるので、お腹に余裕がある方はぜひ食べてみてほしい。
隣の子ども連れの家族が、みんなで頬張りながらとってもうまそうに食べていたのが今でも忘れられない。
店名:キングタコス与勝店
住所:沖縄県うるま市与那城屋慶名405
電話番号:098-978-1733
営業時間:10:00~翌1:00
URL:https://r.gnavi.co.jp/f8egncp90000/
02. アメリカ人と地元民に愛されたジャッキーステーキハウス
続いては那覇市内、ゆいレールを使って旭橋駅から徒歩約10分の「ジャッキーステーキハウス」へ。
創業は戦後昭和28年。アメリカの兵士さんや地元の人たちに愛されているステーキ店で、沖縄に来たらぜひとも食べておきたい。
面白いのが、店の外から混雑状況がランプで確認できること。
私が行ったときは黄色信号の「やがて空席」で、待ち時間は20分ほどだった。
店内に通されるとテーブルの上には調味料がずらり。
テレビ番組でもよく紹介されているけれど、沖縄ではこのNo.1ソースか、A1ソースをステーキにかけて食べるのが定番。
ジャッキーステーキハウスにあったのはNo.1ソースのみだった。
ステーキを頼んで待っていると、先にセットのスープとサラダが出てきます。
見た目が白いのでクリームシチューのようにも思えるのだけど、じつは、
豚骨ベースのスープで、小麦粉と片栗粉を入れたとろみのある和風スープなのだ!
脳内ではどうしてもシチューだと認識してしまい、食べるとあっさりとしたやさしいスープなのではじめは戸惑う。そのままラーメンのスープとしてもいけそうな味だ。
そしてこれが待ちに待ったテンダーロインステーキ!!
↑動画を撮ったのでぜひ見てほしい。
あーうまそう……!
見た目はベロかってくらい、でろ〜んとしている。
お店の人におすすめの食べ方を聞くと、まずはそのままで食べて、次に塩や胡椒で食べ、最後にNo.1ソースなどでいただくと良いらしい。
徐々に味を濃くしていくスタイルだ。
う、うまい……。
No.1ソースはトマトが入った酸味のあるソースでやや大味だが、それも良い。
レアにしたのが大正解で、柔らかくて口のなかにとろけていく……。
写真なんぞ撮っていたら後半の肉が固くなってしまうので(体験済み)、早めに写真や動画を撮ってあとは無心で頬張るべし。
値段はSサイズ(150グラム)で2,100円とお高いのだけど、希少部位なのでまぁ致し方がない。
ランチタイムならサービスで小さいアイスティーが付いてきてお得なんだけど、お店は深夜1時30半までやっていて、お酒を飲んだ後の〆に食べる人もいるのだそう。
店名:ジャッキー ステーキハウス
住所:沖縄県那覇市西1-7-3
電話番号:098-868-2408
営業時間:月~日11:00~翌1:30(L.O.1:00)
URL:https://r.gnavi.co.jp/f159100/
03. 本家ソーキそばの店! 我部祖河食堂 泡瀬店
最後は本家ソーキそばの「我部祖河食堂 泡瀬店」へ。がぶそか、と読みます。
創業は昭和41年。沖縄本島には全部で8店舗あって、那覇からはゆいレールで美栄橋駅前店に行くのが近いです。
このお店は創業者の金城源治さんがソーキそばの考案者なんだとか。
これがその本家ソーキそば。
どしっと乗ったお肉がめっちゃうまそう!
見て! この肉の塊…!
ソーキそばって、骨ばっかりで肉が全然ないお店もあるんだけど、ここのはちゃんと食べごたえがある! しかも、口のなかで柔らかく肉がほどけていく……。
骨も簡単にするっと取れちゃう。
あ〜〜スープが染み渡る〜〜!!
夜食に食べたくなるワンタンスープのようなやさしさ。
ぷるっぷるのコラーゲン。
あー食ったー! めっちゃ満腹!!!
沖縄そば同様、そば粉ではなく小麦粉を使っているので、食べ終わったときの満足度がやばい。後からお腹が膨れてくるので、女性ならSサイズでも充分かもしれません。
店名:我部祖河食堂 泡瀬店
住所:沖縄県沖縄市泡瀬1丁目2−29
電話番号:098-939-2456
営業時間:月~日・祝日11:00~21:00
URL:https://r.gnavi.co.jp/7s7pj8a10000/
今回の沖縄旅でかなり肥えた体。次の食べ歩きに備えて運動しなくては!
それではまた!
※掲載された情報は取材時点のものであり、変更されている可能性があります。
筆者プロフィール
五十川 ルリ子
新潟県在住のフリーライター。グルメ記事を中心に各WEBメディアで執筆しています。
Twitter:@ruricocoa
Web:http://rurico.net/