3Dプリンターがあれば不器用でも複雑なものをキレイに作れる。3Dプリンターを作った人たちに感謝。
僕は工作が下手だ。今更書くまでのこともないが、これまでの工作記事を読み返すと本当にヒドイ。
そんな僕でも文明の利器を使えば複雑な造形物を正確に作れるのだ。 不器用が神の力を手に入れた、ここ1か月くらいの記録です。
あばよ涙、よろしく勇気、こんにちは松本です。
1976年千葉県鴨川市(内浦)生まれ。システムエンジニアなどやってましたが、2010年にライター兼アプリ作家として自由業化。iPhoneアプリはDIY GPS、速攻乗換案内、立体録音部、Here.info、雨かしら?などを開発しました。著書は「チェーン店B級グルメ メニュー別ガチンコ食べ比べ」「30日間マクドナルド生活」の2冊。買ってくだされ。
前の記事:「松本商店の美味しい干物レシピ(デジタルリマスター版)」 人気記事:「 揚げ物に油をかけると、すっげーウマい」 > 個人サイト keiziweb DIY GPS 速攻乗換案内 まず、過去の工作を見て欲しい僕が過去にどういうものを作ったのか、どれくらいひどかったのかちょっと見ていただきたいと思います。
デイリーポータルZで初めて書いた記事『七輪の七輪グランプリ』。よく考えると意味が全然分からないし、七輪の下に車輪を付けただけの雑工作。そして、自分の若さに驚く。(今から12年前)
7年前の『ミニ四駆はヘリコプターになれるか?』の、絶対飛ばない感じの工作もヒドイ。よくこれで原稿料受け取ったな、君は。
2011年、7年前に作った『ギターを弾きながギューンって滑るマシン』。君はよくこれで原稿料を(2回目)。
造形は諦めて色だけ塗っ『肌色に塗ったモビルスーツの太ももがセクシーすぎてヤバイ件』。これが2年前。この頃になると、自分は工作が下手だと自覚して難しいことはしないようになりました。
2017年、極力手を加えない方法を考えた『葉っぱで虫を作るとすごく楽しい』。12年前から比べると掛ける労力は少なく、それでいて良い感じに見えるテクニックを身に付けました。これが老獪でしょうか。
という感じでヒドイ工作記事連発してきた僕の前に救世主があらわれました。
3Dプリンターです。 すごく良い3Dプリンターなんて珍しくもないという人もいっぱいいるんでしょうけど、僕は1か月ちょっと前(2018/05/21)に買いました。
前回の『十万石まんじゅうを3D化するまでのお話』の時点で3Dプリンターを買ってから10日くらいの話で、以降1か月間ずっとなにかを作っていました。 ドはまりです。 電子レンジと同じくらいの大きさですね。意外と場所を取りません。僕が買ったX-one2というモデルで5万円弱です。安いですね。完成品で、設置していきなり絶好調に動きます。最高かよ。
前回の記事を入稿後に十万石マトリョーシカを作りました。
同じデータでサイズを変えて作ったりもできます。
で、複雑なものも作れるようになりました手先が不器用でも機械が作ってくれるので大丈夫です。
裏側。実物を見たことはないのですが、雰囲気は出てるような気がします。
ペン立てです。箸入れにしてもいいかも知んない。
左の白いのは試作品です。細かい部分を見るとちょっと違います。
上の写真は『サポート』を取った状態の完成品で、実は完成前にひと手間あります。
3Dプリンターで作った直後は下の写真みたいにサポートがくっついています。 空中になる部分(天井とか窓の上の部分とか)をキレイに造形するには、溶けたフィラメントを支える『サポート』が要ります。これはまだサポートを外してない状態。窓やでっぱりの下にサポートが付いています。
ニッパーなどで外していきます。
半分くらい外した状態。
全部外した状態。これで完成品になります。がれきに埋もれたっぽくてかっこいいですね。
次のページにつづきます。
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