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DFSで1分間通信が途切れる
5GHz帯のW53とW56ではレーダーの電波との干渉にも注意する必要がある。
W53とW56は無線LAN以外に、気象観測レーダーや船舶用レーダー、軍事用レーダーなどでも利用されているためだ。無線LANの規格では、レーダーが特定のチャネルを使用している場合、無線LANはそのチャネルを使わないよう回避することが義務付けられている。それがDFSである。DFSでは変更後のチャネルで電波干渉がないかどうかを1分間確認するため、その間は通信できない。
DFSの影響を減らすには、W53とW56をできるだけ使わないようにする必要がある。例えば、通信が途切れるとまずいエリアではW52だけを使うといった対策が有効だ。