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「ちかづかないほうがよいかべ」イラストに 3児の父の研究員、通学路の危険解説

» 2018年06月27日 07時10分 公開
[産経新聞]
産経新聞

 大阪北部地震で、小学4年の女児が倒壊したブロック塀の下敷きになり死亡した事故を受け、防災科学技術研究所(茨城県つくば市)の島崎敢特別研究員が通学路に潜む危険箇所を示すイラストを作成した。自身も小学生の娘を持つ3児の父親で、子供にでも理解できるよう、全て平仮名と片仮名表記で簡潔な解説を添え、シンプルなイラストに仕上げた。

画像 近づかない方がよい壁の特徴として示された6種類のイラスト(島崎敢さん提供)
画像 屋根からの瓦の落ち方の特徴を示したイラスト(島崎敢さん提供)

 イラストは「壁編」「瓦屋根編」「その他編」の3枚。島崎さんはツイッターで公開、自由に使うよう呼び掛けており「分かりやすい」「子供に渡したい」と評判だ。

 壁編では「ちかづかないほうがよいかべ」として、道幅や背丈よりも高かったり、継ぎ足したりしてある壁など6種類を紹介。瓦屋根編は、瓦が屋根の坂に沿って落ち、急な傾斜だと落ちやすいことを説明している。

 島崎さんは地震があった18日の夜、小学生の長女と保育園児の次女を連れ、通学路を点検。娘の背を超える高さの壁や、急な瓦屋根の建物など危険な場所があった。同級生の親らに伝えると「どういうポイントをチェックすればよいか分からない」と反応があり、点検の参考にと作った。

 島崎さんは「大人が答えを教えるのではなく、子供が周囲の危ない場所を自分で想像できるようになるのが理想。このイラストを役立ててもらえれば」と話している。

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