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市議が旅費の差額返還を要求し訴え
  • 2018-06-26(火) 18:26
和歌山市議会議員がJRの特急や新幹線を使って出張する場合に、和歌山市がグリーン車料金を議員に一律支給しているのは税金の無駄遣いだとして、和歌山市議会議員が今日、グリーン車料金と指定席や自由席料金との差額を和歌山市に返還できるように求める訴えを起こしました。
今日、和歌山地方裁判所に訴えを起こしたのは、和歌山市議会日本維新の会の林隆一議員です。
訴状によりますと林議員は、去年10月27日に同僚の山野麻衣子議員と、特急と新幹線の指定席を利用して岐阜県大垣市に出張したところ、和歌山市は、その旅費としてグリーン車を利用した旅費を支給しました。
そのため2人は、グリーン車料金と普通指定席の差額分合計1万3000円の返還を和歌山市に申し出ましたが、和歌山市は受け取りを拒否しました。
このため林議員は、和歌山市長に対して1万3000円の不当利得返還請求を求めています。
林議員によると、和歌山市は市議会議員がJRの自由席や指定席で出張した場合でも一律にグリーン車料金を支給していて、差額料金を返還しようとしても公職選挙法が禁じる寄付行為に当たるとして返金が不可能となっているとしています。
こうしたことから林議員は、財政状況が著しく悪い和歌山市においては交通費は実費支給にするべきと訴えています。
和歌山市はこの訴えに対しコメントしないとしています。
なお、和歌山市の条例では市長や副市長が片道100キロ以上の出張をする場合はグリーン車料金を支給すると定めていて議員も同様に扱うとしています。

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