Twitter、嫌がらせやスパム対策で新アカウント作成で電話かメールでの確認が必須に

» 2018年06月27日 12時20分 公開
[ITmedia]

 米Twitterは6月26日(現地時間)、嫌がらせやスパム対策の新たな3つの取り組みについて説明した。

スパム目的の疑いのあるアカウントの表示を減らす

 Twitterでは機械学習ツールにより、ユーザーからの報告を受ける前に問題のあるアカウントを検出している。このツールは精度が上がってきており、アカウントの特定数は昨年12月の640万件から5月には990万件以上に増加したという。同時に、スパム方向は減っており、3月に1日当たり2万5000件あった報告が5月には1万7000件に減った。

 同社は今後、疑いのあるアカウントを検出したら、すぐにそのアカウントのフォロワー数やいいねやRTの数を0にし、他のユーザーと関われない読み専用ステータスにする。その状態で電話番号の確認などを行い、そのアカウントには警告を表示することで新たなフォローを防止する。アカウントが疑いをはらせたら、0にしていた数を復元する。

新規アカウント作成でメールか電話での確認が必要に

 スパム用アカウント作成を困難にする目的で、新規アカウント作成に際してはメールアドレスあるいは携帯電話番号での確認プロセスを追加する。政府による監視が厳しい地域など、匿名性が重要な地域については個別の対策を検討しているという。

 なお、既存のアカウントについては確認は不要だ。

悪意ある行動検出システムの強化

 例えば同じハッシュタグでの大量のツイートなどの疑わしい行動をするアカウントの検出を自動化している。検出したアカウントに対してはreCAPTHCAやパスワード再設定リクエストなどを送る。判別が難しいものについては人間のスタッフに転送され、レビューを受ける。

 これらの対策により、一般ユーザーのフォロワー数などが減る可能せいもある。

 また、誤って疑わしいアカウントとされてしまったと思うユーザーは、従来通りヘルプセンター経由でリクエストを送信できる。

 Twitterは匿名で投稿できるというサービスの性格もあり、立ち上げ当初から嫌がらせやスパムが後を絶たない。同社は多数の対策を打ち出している。最近では外部研究者との協力行動シグナルによる表示ランク低下スパム対策企業の買収などを発表している。

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