アマゾンジャパンはこのほど、ボタンを押すだけで日用品をAmazon.co.jpで注文できる端末「Amazon Dash Button」の取り扱いブランド・商品を拡充した。人気が高い飲料やオムツなど19種類のブランドを追加し、総ブランド数は154種類、商品数は2000以上に増えた。日本でのDash Button経由の売り上げは、米国に次ぐ2位と、同社が注力している市場の1つだ。
Dash Buttonは、Wi-Fi経由でネットに接続し、ボタンに登録した日用品を1プッシュで注文できるIoT(Internet of Things)端末。新たに「い・ろ・は・す」「綾鷹」「ドクターペッパー」「金麦」といった飲料の他、オムツの「オヤスミマン」「マミーポコ」、ペット用品の「ドギーマン」「キャティーマン」などをラインアップに加えた。
Dash Buttonが日本に上陸したのは2016年12月。世界で9番目にサービスが始まった国だったが、翌17年6月時点で、日本でのDash Button経由での売り上げと端末自体の売り上げは、ともに米国に次ぐ2位に。18年6月現在もその傾向は続いているという。
アマゾンジャパンの橘宏至さん(Dash Button事業部長)は「日本は引き続き、注目している市場の1つ。取り扱うブランド数も、米国に次いで2番目に多い」と話す。橘さんは、日本で人気がある商品の一例として飲料を挙げる。
「米国だと(郊外のスーパーなどで)週末にまとめ買いする習慣があるが、日本だと会社帰りにビールなどを数本購入し、『荷物が重い』と感じながら帰っている人もいるだろう」(橘さん)。飲料のラインアップを拡充し、そうしたニーズに応える。
また今回の追加で、国内全てのオムツメーカーの商品に対応したという。橘さんは「オムツは使用頻度のむらがあり、(まとめ買いすると)保管しておく場所がないという声もある」と説明。注文から短時間で届くDash Buttonを使い、必要に応じて購入するほうが省スペース化にもつながるとアピールする。
橘さんは「オムツは、あるブランドを1度購入すると、他のブランドに移りにくい」とも指摘。国内の全メーカーに対応した意義は大きいとしている。
この他、ペット用品や、Amazonのオリジナルブランド「Amazonベーシック」の商品の注文にも、Dash Buttonはよく使われているという。「日用品の多くは(一定の頻度で)買うことが決まっているものなので、そんなに買い物に時間をかけたくないという、ユーザーのニーズに応えていく」(橘さん)
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