ポジ熊の人生記

雑記ブログの育て方をメインコンテンツに、時事オピニオンや書評などを日々更新中です。

Hagex氏刺殺事件に対する想い

Hagex氏に言及されたのが2年半ほど前の

はてブスパムで大人気!?ポジ熊ブログ(@poji_higuma)が熱い - Hagex-day info

この記事。氏との直接的?な繋がりはこれだけ。

以降は何度かブックマークやスターを頂いた程度です。

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言及のあらまし

リンク先を見ていただくとわかりますが、当時僕ははてなブックマークを不適切に利用していたことによりスパム疑惑が出ていて、それを指摘する形で言及を受けました。その前に某はてなブロガーと揉めたことも要因としては大きいのでしょう。

掘り起こすのは良い気持ちはしないけれど、今の気持ちを整理するためにも書こうと思います。 

 

その結果

リンク名を見るとわかりますが、僕のツイッターネームが@付きで記載されていますね。これにより、記事がバズる(Twitterで拡散される)ことによりTwitterにガンガン通知が鳴り響いて、一斉射撃を受けた状態となったのです。

 

ブログを始めて2か月弱というタイミングで、まだTwitterの使い方すら良くわかっていなかった時期のこれはとても脅威でした。鍵のかけ方もわからず、ただ茫然とそれを眺めて、ついには恐怖のあまりスマホの電源を切ったのです。

 

そこから謝罪の記事を書き、事態が収束したかといえばそんなことはなく、それから半年は同じようなアカウントがまいど何らかの後ろ向きなコメントをブログにちょくちょく付けていくようになり、コメントにも思わず目を背けてしまうような書き込みがあったりと、呪いはしばらく続きました。

 

1年ほど経過したころでしょうか。やっと、その手の人たちはブログから去りました。

 

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事件を知って

人気ブロガー「Hagex(ハゲックス)」さんが亡くなった。2018年6月24日夜、福岡市内の講演会場で男に刃物で刺され、殺害された。朝日新聞などが報じた。

全文表示 | Hagexさん刺殺、ネットに衝撃 山本一郎、はあちゅう...追悼の声相次ぐ : J-CASTニュース

まずは驚き。そして複雑な想いに駆られました。

Hagexさんが刺殺されてしまった。あの、言及してきたHagexさんが。

それ以来、ずっと頭の中に事件のことが浮かんでいます。

 

複雑なんです。あってはいけない事件でした。どんな理由にせよ、私情で人を殺すことは許されることではない。

 

では、悲しむか?良い人だったのに、と嘆くか?

 

そうじゃなくて「複雑」です。

 

話題になる記事で、氏に対し前向きにとらえ想いを書いている人の大半は、名前を出しています(実名もある)。

 

氏に対して前向きではない気持ちを表明している記事は、多くが匿名です。表に出ているところでは「はてなアノニマスダイアリー」あたりでしょうか。

 

凶刃に倒れた人に、唾を吐きかける文化はありません。どちらかというと、死者には装飾を施して二階級特進させる風潮があります。だから、表立って美談を述べることができるのは顔が見えている人がほとんどなのです。

 

じゃあ僕みたいに複雑な気持ちを抱いている人はどうすれば良いのか?匿名掲示板で書きたいことを書いて気持ちを整理するのが関の山なのか?それとも、この想いを心の奥に閉じ込めて自然鎮火を待つしかないのか?

 

正直な気持ち

僕はここに、正直な気持ちを書きます。

 

Hagexさんから言及を頂いた結果、ブックマークの利用法を始めネット作法について学ばせてもらいました。あの件がなくとも、遅かれ早かれ何かしらの騒動は引き起こしていたと思います。だから、感謝している部分もあります。

 

けど、あのやり方は穏やかではなかった。面識もない相手に対し、記事タイトルにTwitterアカウント名を入れてバズらせ一斉射撃を行うというのは、少々度が過ぎている。腹も立ちました。自業自得かもしれないけれど、では何をされても文句は言えないものなのか。私刑が称賛をもって受け入れられるような、とんでもない場所なのだろうか。

 

2年以上経過した今、古傷が露になった気持ちで、それゆえに複雑なのです。

 

僕にとっては荒療治のようなもので、以後もブログは続けられたし大きな事件を起こすことも今のところはありません。暴力に等しい形で言及を受けましたが、それを薬にすることができたので結果オーライなのです。しかし、もしメンタルが弱くてあるいは歪んだ自意識があってその言及を生涯忘れぬ怨恨に変化させてしまったら?そうなれば今回の犯人のようになっていたかもしれない。

 

刺されて良かった、とは決して思えません。大変お気の毒ですし、ご冥福を祈るばかりです。しかし、この事件に至るまでの経緯というものは、突飛なものではなかったんじゃないか。ヒヤリハットのように、積もり積もったピラミッドの頂点にまで達してしまった可能性もあるのではないか。

 

 

気持ちの整理までは、もうしばらく時間が必要かもしれません。

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