Facebookは5月に「Oculus Go」を発売した際、仮想現実(VR)をより一層ソーシャルなものにすると約束し、ゴーグルを装着した人々を結びつけるための複数の新しいアプリを発表していた。その第1弾が、仮想アバターの大観衆と動画配信を組み合わせたライブイベント視聴プラットフォーム「Oculus Venues」だった。
第2弾となったのが「Oculus TV」で、米国時間6月25日、一連の新しい動画配信アプリとともにOculus Go向けに提供開始された。VRヘッドセットを装着して視聴する配信動画を検索できる、中心的な場所となることを目指したものだ。ただし、最も有望な機能はまだ提供されていない。Oculusを利用する友人とのソーシャルビューイング機能は、2018年内にリリース予定だ。現時点では、1人でしか視聴できない。
Oculus TVは、昔ながらのフラットな画面上での2次元エンターテインメントだが、3次元のVRゴーグルを装着して視聴する。筆者は先週末にかけてこれを試用してみた。番組を検索する手段としてはよかったが、VRで2次元動画を視聴するというのは、筆者には必要性が感じられない機能だった。
Oculus TVでは、「Hulu」や「Netflix」などのVRアプリで既に実現されているのと同様に、ソファの前のしゃれた小さな仮想リビングルームで動画を視聴する。ブラウザには、コンテンツ検索を支援する機能がある。また、Oculus TVアプリ内から各配信アプリを起動することができる。
Oculus Goの動画配信処理は、ほとんどのVRヘッドセットよりも格段に優れているが、画質と解像度はまだ、高性能なタブレットやテレビのレベルには遠く及ばないように感じられた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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