茨城、岡山、福岡など5県警合同捜査本部は7日、インターネット上で偽サイトに誘い込む
「フィッシング」の手口を使って
ネット銀行の口座から
預金を引き出した
として、暴力団組長や元IT企業幹部ら3人を、
不正アクセス禁止法違反
と
電子計算機使用詐欺の疑い
で逮捕したと発表した。
逮捕されたのは福岡県柳川市大和町皿垣開、指定暴力団九州誠道会系組長
古賀信昭(30)、
福岡県太宰府市大佐野、元ホームページ制作会社常務
井上隆志(37)
ら3容疑者。
発表によると、古賀容疑者らは2007年10月下旬頃、フィッシングで入手した他人のID、パスワードを使って、ネット銀行の4人の口座から現金約36万円を、井上容疑者は同じホームページ制作会社社長
清家孝博被告(25)
(福岡市中央区、窃盗罪で起訴)らと共謀し同8月下旬頃、同じ手口で7人の口座から現金約40万円を、それぞれ別の口座に不正に送金した疑い。
フィッシングのプログラムなどは、清家被告が開発し、社員(27)(窃盗罪で起訴)が「指南役」になっていたといい、捜査本部は、
IT企業と暴力団が結託
したとみている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081207-00000031-yom-soci