12月19日午前11時、西湖で銀白の大型サクラマスが釣られました。
全長61cm体重2.75kgで、この時期としては過去最大の個体でした。
西湖における最近の放流実績は以下の2回に限られます。
①群:一昨年12月末・当歳(1年)銀毛魚・平均27~28cm・約1500尾
②群:今年4月1日・当歳(1年)稚魚・6cm平均・約1000尾(①群回帰魚から採卵)
釣られた個体の特徴は以下の通りで、①群の生き残りと考えられます。
1、尾鰭・背鰭の欠損具合や成長痕跡(大きな放流魚)
2、精巣は完全な筋状(1期)で精子の蓄積はない(バゴット)
3、頭部が、この時期の1年魚や2年魚と比較し格段に大きい(高齢)
4、オスとしては吻の尖り具合が甘い(大きな放流魚)
生殖腺はまだ発達を始めていませんが、この個体の良好な栄養状態からして、更
に5~10cmほど生長し、来年秋4年魚で成熟斃死するものと考えられます。
芦ノ湖産の40cm台の4年魚は写真で拝見しましたが、これほどのサイズが3年目
の産卵期を生き延び、4年目まで生き続けるとは驚きです。
繁殖し難い環境・良好な水質・バナディウムイオン水・高い小魚密度などが、長寿
に影響しているのでしょうか・・・!?
西湖における過去のケルトやバゴット
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[429] 稚魚放流も順調に成長! Name:伊藤 | | | 2011/12/20(火) 17:11 |
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4月1日放流の稚魚(西湖産・平均3g・1000尾)も順調に育っています。
僅か6cm平均で、たった1000尾の放流、極めて少ない釣り人にも関わらず
以下の3尾が釣られています。
10月1日:全長35cm・全長30cm
11月9日:全長41cm800g
写真は11月9日に釣獲された個体ですが、放流サイズが極めて小さかった故、
天然魚と見間違うほど美しい魚体に育っています。
(尖った吻・小さい頭部・真っ直ぐな側線・凛とした各鰭・滑らかな体躯)
ファイトの速さも尋常でなかったとは、釣り人の弁でした。
3月下旬~4月初旬は、放流魚の活性向上や小魚の出現(主にワカサギ稚魚)、
天敵であるバスの食性(産卵期のワカサギ狙い)などから、稚魚放流に最も適し
ている時期なのかも知れません。
琵琶マスの稚魚放流も、かなり以前より同時期に行われ、引き続き良い成果が
得られているようです。
なお、増水した小沢では11月に10cmほどのヤマメも確認され、3年魚の大型
サクラに育って行くものと思われます。
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[430] 琵琶鱒の成長と成熟 Name:伊藤 | | | 2012/02/07(火) 09:08 |
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数年前、琵琶鱒の成長と成熟について書きましたが、色々調べてみたところ、以前
から指摘されていた低成長・高齢成熟は事実のようです。
【特異性】
1、銀毛化降湖時期 :当歳の春~初夏
2、銀毛化降湖サイズ:標準体長5~7cm(尾叉長7~10cm程度)
3、降湖個体の耐塩性:100%海水投入で全数死亡
4、降湖個体の成長 :降湖後1年間で10cm程(ヒメマスなみ)
5、成熟年齢 :3~4歳
ヤマメの場合、稚魚を湖沼放流や湧水で飼育した場合、同時期の銀毛が出現する
ものの、サイズはかなり大きく、低いながらも耐塩性があります。
また銀毛個体の湖での成長は極めて良く、2歳の秋には殆どが成熟してしまいます。
アマゴの場合でも、同様の結果になるものと思われます。
このように、同じサクラマス群でありながら、琵琶鱒の特異性が際立つのです。
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