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あなたの街のエラリー・クイーン
恐怖とサスペンスは日常に潜んでいる。我々が平和かつ文明的な生活を享受している社会の裏に秘められた戦慄の刃が、この街角ダイイングメッセージなのである。
※この記事はとくべつ企画「怖いはなし」のうちの1本です。
1975年神奈川県生まれ。毒ライター。
普段は会社勤めをして生計をたてている。 有毒生物や街歩きが好き。つまり商店街とかが有毒生物で埋め尽くされれば一番ユートピア度が高いのではないだろうか。
最近バレンチノ収集を始めました。
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売地。こわい。携帯電話の番号まで書き込まれている。
ミステリーやホラー作品で死亡した人間が死に際に残してゆくダイイングメッセージ。
この閉塞した現代社会の中で人の心は疲弊し、警察などの公権力やメディアにも察知される事なく凄惨な事件や事故が引き起こされている。その手がかりを顕在化するべく被害者によって綴られたメッセージが、街の中には存在するのではないか。 この禍禍しさ、これは...。
こういう事か。ちなみに彼は撮影していたら「あ、寝ましょうか」って提案してくれてすごく戦術理解力の高い人だと思った。
真っ赤な鮮血で、最後の力を振り絞るように乱れた筆致で綴られたメッセージ、書いたものは何を見て、何を伝えようとしたのか。
恐ろしいさしみ。シガテラ毒(おもに熱帯域のサンゴ礁周辺に住む魚を食べておこる中毒)とかにあたった悲運な人の断末魔だろうか。そういえば刺身って字はなんか怖いな
流血だっらだらである。
食人植物や猛獣がはびこる原野を命がけで切り拓き、街を作った偉大な先人の残した命がけの道案内に違いない。
戸締りをしなかったばかりに……。
ちなみにこれはマジでこわかった。
赤くなくてもこわいダイイングメッセージは血文字とは限らない。断末魔感があればそこにダイイングコミュニケーションが生まれる。
喫煙組と禁煙組の抗争は根深い。こわい。
肉。ケバブ屋で回ってる肉のこん棒みたいなので殴られたのだろうか。
文字の上からダイイングぺイントを垂らしているアーティスティックなメッセージ。
ノージョイサウンドだ。
ダイイングどうこうよりここからタクシーが出てくるというのがなんかこわい。
あと15分。農業大学のすぐ近くまでたどり着いて何らかの惨劇にあったのか。さぞ無念だったろう。
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