2018-06-25

NHK報道の切り取り方で、ちょっと気づいたこ

http://b.hatena.ne.jp/entry/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20180625/k10011494661000.html

NHK事件の経緯は詳述せず、ここだけ抜き書きして報道した。

松本容疑者が出頭した直前、インターネット上に、

「俺を『低能先生です』の一言ゲラゲラ笑いながら通報封殺してきたお前らへの返答だ。

『こんなことになるとは思わなかった』なんてほざくなよ。

これから近所の交番自首して俺自身責任をとってくるわ」

などと書き込まれているのが見つかりました



ここだけ見れば、なんてうす気味の悪い脅迫文だろう、という印象を視聴者に与えるのは自明。こうかはばつぐんだ!

ただNHK擁護しとくと、

ブクマ家はちゃんと経緯を説明しろっていうが、事件報道の一コマだけでそれはいくらなんでも無理筋だろ、特集でもくんでなければ。

数字が取れると踏めば別途詳細な取材でもやるんじゃないかな。

さてここからが言いたいことの本題なんだけど、

上記の抜書きした部分だけ見ればいかにも異常な脅迫者、ってことなんだけれど、

今のネットってこういう脅迫者の脅迫文と日常的に接することができて、

なんなら一応コミュニケーション取れるわけだよね、

意思の疎通ができるかは別として、コールアンドレスポンスが成立するという意味で。

まちなかで低能低能!って世の中の批判を大声で喚いている人がいたら、普通関わり合いにはならないのに、

ネットだったらその喚いている人に気軽にアクセスしてちょっかい出せちゃうんだよね。

で、返ってくる反応も文字データだけしかないので、ゼロ距離煽りまくっちゃうヤツもたくさん出てくる。

それって異常者に対する刺激が強すぎないか?っていう。

リアルでやったらどういう反応が返ってくるかわかる?っていう。

リアルでの反応が相手が出来ない分、どんな感情が蓄積されるか、想像すると怖くない?っていう。

ネット民はちょっとそういうちょっかいに慣れすぎてるんじゃないの?っていう。

異常者に対する距離の取り方を見失っているんじゃないかな。

荒らしは構わず華麗にスルー、なんてのがネチケット()で言われてるが、

それ別にチケットとかじゃなくて、人間現実社会本能的に取るべき安全確保距離だったんじゃないかなーって。

ネット言論が萎縮するって言う人もいるけど、

そんな大げさな話じゃなくて、

これは明らかに異常だろって思う相手にはきちんとリアル社会で取るであろう警戒心をネットでも持とうね、

という反省につなげるべきところじゃないかなって思うよ。

例えば低能先生に対する通報は、わざわざ影響力のあるブログなんかで見せしめのようにやるんじゃなくて、

黙して粛々とやるべきだったんじゃないか、とかね。

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