2018年06月24日 21:27

神戸市の謝罪会見「仕事中に3分抜けて弁当を注文していた」欧米メディアが驚きをもって報じる

昼休憩前に弁当の注文で謝罪会見_s
神戸市が6月12日に緊急謝罪会見を開きました。
職員が弁当の注文をするため、昼休憩前に3分程度の中抜けをしていたことが発覚し、減給処分をしたという内容。

さすがに日本でも「謝罪会見を開くほどのこと?」と疑問の声が上がっていますが、欧米人の衝撃はその比ではないようで、英ガーディアン紙や米ABCニュースなどの大手メディアが驚きをもって報じています。

Japanese worker punished for starting lunch three minutes early


Japanese employer explains lunchbreak punishment on TV - YouTube

神戸市水道局の男性職員(64歳)が、勤務時間中に近くにある飲食店に弁当の注文をするため、3分程度の中抜けを半年間に26回したことがわかり、半日分の減給処分となりました。

神戸市は「このような不祥事が生じてしまったことは、大変遺憾」「申し訳ございませんでした」と会見で深く陳謝しています。

海外掲示板のコメントをご紹介します。

●おい、どういうことなんだよ……。

↑自分は1時間の昼食ルールで2時間も昼食時間を取ってるんだけど……罪悪感を感じてきたよ。

↑君の上司に、すぐに世間に謝罪会見することを要求する。

↑もしこれが他のどこの国で起きても、嘘ニュースだと思われるだけだ。

●彼が電車の車掌で、いつも1分早く駅を出発していたら、それはそれは大問題だ。

↑自分も電車が1分早く出発していたら腹が立つもんな。

●ときどき彼らの労働環境がどれだけ奇妙かを伝えるためだけに、日本に行って働きたくなる。

↑アメリカの日本企業で働いているが、それは効果はない。
うんざりした顔でこっちを見て、こちらが気にしていないと悟ると、さらにうんざりされる。
無駄なことはやめよう。彼らは隠しているが、しっかりと可能な限りダラけている。遅くまでいて仕事をしているふり、あるいはグループ全員が10時に帰るまで、仕事を引き延ばしている。それでずっとやってきている。
そのことで家族や健康を、企業のしがらみのために犠牲にしても、従わないことのほうを恐れている。出生率や結婚率は奈落の底で、経済は安定しているが、それでも80年代ほどではない。
定年退職する人と就職する人の割合が3:1になっている。

↑自分が知る限り、彼らは日本人じゃない相手には同じことをしないね。

↑自分が日本で働いていたとき、日本企業で気づいたのは同僚たちがとても長くまで残業していること。自分は上司に話しをして、契約は週に40時間なので、それしか働くつもりはないことを伝えて、それでも大丈夫かと質問した。すると上司はもちろんと答えて問題にもならなかった。
外国人は違う標準らしく、同じ期待はされない。もし自分が日本人だったら、違う回答が返ってきたかもしれない。だが、おそらく日本人は誰もそんな要求はしない。

●掲示板で「みんな日本を変だと思うけど、逆に日本人は(欧米の)どんなところを変だと思う?」というスレッドがあって、現在のところ家の中で土足、電車が遅れる、食事の量が多い、とか微笑ましいことばかり。
ところが仕事となると彼らは死ぬほどまで……優先するんだ。
でも今回の記事の良いところは、日本の世間もさすがに古臭い官僚的なやりかたであると、この(3分早く弁当を頼んだ)男性に同情的なところだ。

●その男が合計で浪費した時間より、はるかにその会見で浪費した時間のほうが多い。

7か月で26回、それはその男が会社から盗んだのは合計78分なんだが、それは通常の金曜の午後と呼ばせてもらう。

↑ペース的には1週間に1度、3分早く抜けただけということになる。

↑なんてこった。なんてひどいんだ。今までで1週間に3分を気にする雇用主に会ったことがない。さらに今まで1週間に3分を気づく雇用主にも会ったことがない。
この男が1週間に5分早く来ても気づけなかったと思うね。日本は本当にすばらしい国だと思うが、同調圧力に関しては悪夢のようだ。全体を余りに気にし過ぎて、小さな作りあげたプラスは軽視される。

↑それくらい狂った労働文化ということだよ。理想の労働者として死にそうにならなければ、ほとんど不良品みたいな扱いだ。

●うちの国ではランチタイムを延長して卓球でもしてビールの1本や2本を飲み、4時前には帰ってるよ。文化の違いだな。

↑僕を雇ってくれないかな。そういうところでスタートしたんだが、過去5年は周りでそういう状況を見ていない。

●その頃フランスでは、金曜日に公共サービスは早く閉まるが、誰も気にしていない。

↑フランスで公共サービスが閉まっていると、またストライキかと思うだけ。

●アメリカのコールセンターで働いていたが、3分早く終えていたら首になるよ。ひどいと思うかもしれないが、コールセンターではいろんな面で思っているより厳しい。

●昼食を毎日15分早く取り始めるやつを知ってるよ。ついでに仕事は30分遅く始める。それも毎日だ。そいつは僕かもしれないし、そうじゃないかもしれない。


バランスを取るため、就業時間外に働いていることが発覚したときも、謝罪会見を開いて欲しいところではあります。

スポンサードリンク

こんな記事も読まれています

今、あなたにオススメ
Recommended by

関連記事

Twitter facebook はてブ コメント ご意見
最新記事
記事検索

スポンサードリンク
以前の記事


らばQは、世界中から役立つ・面白いニュースを、毎日厳選して配信しているバラエティニュースサイトです。