森監督２年目で初の３位だ　モヤが満塁一掃

　Ａクラスだがや～３位だがや～。中日は２３日のＤｅＮＡ戦（ナゴヤドーム）で５－３の逆転勝ち。スティーブン・モヤ外野手（２６）が６回に代打で起死回生の逆転二塁打を放ち、そのまま逃げ切った。２位以下は混セの状況で、交流戦から３連勝を飾った中日は最下位から一気に３位に浮上。ここから、どえりゃあ強くなるがや～

　ドラ嬢たちのハートをわしづかみにしたのは“進撃の巨人”だった。６回に１点をかえし、なお２死満塁の好機。代打で登場したのは、身長２０１センチの巨漢・モヤだ。

　ナゴヤドームのボルテージが最高潮に達する中、その初球の外角球を強振。大きなスイングアークから放たれた白球は、左中間を真っ二つに破る。悠々と二塁ベース上に達したモヤは、両拳を掲げ仁王立ちだ。

　「真っすぐでもカーブでもいい、打てる所に来たら初球から行こうとシンプルに考えて打席に立った。神様と応援してくれた皆のおかげで、いいところで打てて良かったよ」

　森監督の代打策が的中した一撃が決勝点となり、チームは交流戦からの３連勝。リーグ戦再開最初のカード勝ち越しを決めた。２～６位が２ゲーム差にひしめく混セとあって、最下位から一気に３位へジャンプアップ。森監督は指揮を執って２４９試合目で初めてのＡクラス入りした。

　この３連戦は、女性ファンのためのさまざまなイベントが企画されたガールズシリーズ。モヤがそのドラ嬢たちに勝利をプレゼントしたが、殊勲者のかけがえのない存在はエリサベス夫人だ。ガールズシリーズにちなみ、「好きな女性のタイプは？」と聞くと「奥さん」と即答。「結婚しようって言った翌日に入籍したんだ」と、甘～い話をのろけまくった。