ゴキブリが出る家の特徴

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「1匹見たら20匹はいる」と言われるゴキブリ。つまり、出没した時点では勢力を拡大しているため、まずは予防が最重要ポイント。人類の敵との戦いは、すでに始まっているのだ。

◆ゴキブリが出る家の特徴

 ゴキブリにとって居心地のいい場所は、暗くて狭くて暖かい場所。

「すみかを見つけると、集合フェロモンを出し、仲間を寄せ集めて群生するという生態もあります。みんなで寄せ集まって入れば、保温・保湿効果も高いですからね」(ゴキブリの歴史・生態に詳しい青木皐氏)

 以下は、ゴキブリが出る家の特徴だ。これを参考に、少しでも居心地の悪い環境づくりに努めたいものだ。

�新聞受け
ドアに設置されているタイプは、ゴキブリの格好の侵入口となる。

�シューズクローゼット
ゴキブリは暗い場所が大好き。閉め切っていたり、あまり履かない靴の中にすみつくことも……。

�宅配便の段ボール箱
段ボール箱は外からの侵入口にもなり、卵の産卵場所にも適している。

�洗濯機
排水管から侵入してくる。こまめにパイプ用洗剤などでお手入れを。

�バスルーム
排水口から侵入も。風呂の水をためておくと、湿気が増し、ゴキブリにとっては快適な水飲み場に。

�脱ぎ散らかした服、カバン
居酒屋などで下に置いたカバンや壁にかけた衣服にはゴキブリの幼虫が潜んでいる可能性もある。

�台所のシンク
水とエサの宝庫。食べ終わった食器や生ゴミの放置はご法度だ。

�冷蔵庫
季節を問わず、排熱で暖かい冷蔵庫の裏はすみかとなりやすい。

�勝手口
燃えるゴミなどを屋外にためこむのは愚の骨頂。外にいるゴキブリを家におびき寄せる結果をもたらす。

�新聞置き場
新聞を重ねて置いておくと、下や隙間にすみかをつくってしまう。

�テレビなど家電
冷蔵庫同様、万年暖かい家電の中は、開けてみるとゴキブリがギッシリなんて恐怖の事例も。隙間のサイズ的にも生息しやすいのだ。

�観葉植物
庭に生息していたゴキブリが植物経由で侵入してくる。

�お菓子の食べかす
言わずもがな。エサは放置しない。

�網戸
わずかな隙間も侵入口になる。

�和室
古い畳は隙間に卵を産むことがある。

�万年床
ジメッとした敷布団の裏に卵を産むケースも。虫干しをしっかり。

�押し入れ
物の出し入れが少ないと、ゴキブリの巣と化すことがある。

<イラスト/福島モンタ>

― [ゴキブリvs人類]最終決戦 ―