勢いに全てを任せたブログタイトルですみません。もちきです。
みなさん、最近ヤンキー漫画読んでますでしょうか?
私はほっっっとんど読んでませんでした。
というのも最近目立ったヤンキー漫画が現れてないような気がします。
そもそもヤンキー漫画が今めちゃくちゃ少ない。みなさんは「今連載中のヤンキー漫画を上げて下さい」と言われて何作上げられるでしょうか。
咄嗟に聞かれてもかなりの方は1.2作上げられる程度、もしくは1作も出てこないんじゃないかと思います。
(ヤンキー漫画ガチ勢の方々からしたら何を言ってるんだと怒られそうですが)
それ程今のヤンキー漫画界は勢いがない。かつて一斉を風靡したヤンキー漫画ブームは終わったんです。
ただこの『東京卍リベンジャーズ』はそんなヤンキー漫画界に風穴を開けて新しいムーブメントを起こしてくれる、そんなことさえ思わせてくれる漫画なんです。
東京卍リベンジャーズのここが面白い!
ヤンキー×タイムリープ×サスペンスが絡み合う重厚なストーリー
あらすじ
『新宿スワン』の和久井健、一世一代の最新作!! 今度は不良が、タイムリープ!? 最愛の人を救うため、ダメフリーター・花垣タケミチが中学時代に戻り、関東最凶不良集団の頂点を目指す!!
主人公の学生時代の彼女「橘ヒナタ」。
ある日ヒナタは犯罪組織「東京卍會」の抗争に巻き込まれて偶然亡くなってしまいます。
その瞬間をテレビを通して見ていた主人公の「花垣タケミチ」は何も出来なかったことを後悔し、自分に不甲斐なさを感じていました。
そんな思いを持ったタケミチですが、ある時を境に偶然タイムリープが出来るようになります。
偶然手にしたタイムリープ能力。タケミチはその能力を使って過去に戻り現代を変えてやろう、ヒナタが死んでしまう現代を変えてやろうと決意を固めるのです。
ただ、そうは問屋が卸しちゃくれない。
タイムリープを繰り返して徐々にルートが変わっていくも、謎の人物に阻まれてしまう。
ヒナタを狙う謎の人物とは一体誰なのか。
ヒナタが亡くなったのは果たして本当に偶然だったのか。偶然でないとしたらなぜヒナタは狙われているのか。
ミステリー要素も多分にはらんでいるので読み応えも十二分にあり、先が気になる展開がグイグイ読ませてきます。
守るべきものがある主人公の強さ
(『東京卍リベンジャーズ』1巻より)
ヒナタを救うために過去にタイムリープするタケミチは並々ならぬ覚悟を持っています。
不器用でバカで喧嘩も弱い。今までは逃げてばっかりの人生だった。ただ、今は違う。守るべきものがある、守らなくちゃいけないものがあるんです。
そりゃあ引けねえよなあ……。
そんな不器用だけどまっすぐなタケミチがめちゃくちゃカッコいいんです。
ヒロインのヒナタが頼もし可愛い
(『東京卍リベンジャーズ』1巻より)
ヒロインのヒナタは守られてばかりの、か弱い女の子タイプではない。
面倒見がよくて明るい、芯がしっかりとしてる。間違っていることは間違っていると大きな声で言える「強い女の子」なんです。
タケミチがヤンキーに連れていかれそうになった時も、ヒナタは黙って見過ごしません。
全身を恐怖で震わせながら立ち向かっていく、そんな強さを持っている。
とってもとっっっっっても魅力的な女の子なんです。
ただ、そんな強さを持ったヒナタだからこそ、面倒見のいいヒナタだからこそ、残酷な未来が待ち受けていたのかもしれません。
個性豊かでカッコいいキャラクター達
現代で悪行の限りを尽くしている犯罪組織「東京卍會」。ヒナタの死の原因でもあります。
ただ元々この東京卍會は中高生で結成された暴走族でした。タケミチはヒナタを救うため東京卍會のコンタクトを測るんですが、そこで出会うのは魅力的なキャラクターばかりでした。
(『東京卍リベンジャーズ』1巻より)
なんかカッコよくない?
ヤンキー漫画ではリーゼントやパンチパーマなど、正に男の中の男といった格好のイメージが強いかと思います。
しかし、この漫画のヤンキーは違います。髪型や服装がオシャレ、いや「オサレ」!彼らはオサレヤンキーなんです
ビジュアルも女性ウケするようなビジュアルで、男女問わず人気が出るんじゃないでしょうか。
表紙が2種類あるけどどっちを買ったらいいの?
この漫画、店頭で見かけると表紙が2種類あるんですよね。
何が違うの?どっちを買ったらいいの?
と思う方もいらっしゃると思います。
そんな方に向けて一応説明。
まず前者の黒い表紙の方は、初期の表紙になります。
そして後者の白い背景の方はデザインをリニューアルした新しい表紙なんです。
5巻発売時に1巻からまとめてデザインを一新したみたいです。
なのでもちろん漫画の内容には全く変わりありませんので、どちらを買っても問題ありません。
おそらくは間口を広げるためにマイルドな印象のデザインに変えたんでしょう。個人的にはこれは間違いなく正解だと思ってます。
旧デザインだとヤンキー漫画感を前面に押し出していますが、限られた人間にしか響かないデザインになっています。
その一方、新デザインは明るめなデザインで目に付きやすい。ライト層でも手に取りやすいデザインになっています。
旧デザインの方も欲しいなーという方へ
新デザインになったということはこれから刷られるものは全て新デザインの単行本になりますよね。
でも旧デザインの方も魅力的でこっちの方が欲しいなと思う方。どうせならどっちの表紙も欲しいな、集めたいなと思う方もいらっしゃると思います。
そんなみなさん、安心してください。
この漫画の単行本にはある「秘密」があるんです。
表紙をめくってみると………?
ん?
裏に何かある?
表紙をめくったらまた表紙が出てきたーーー!!!
そうなんです。新デザインの方は表紙をめくると旧デザインの表紙が現れるんです。(※2018年6月現在の情報)
すげえおトク感!一度で二度楽しめるんです!!
まとめ
以上、東京卍リベンジャーズの紹介・感想になりました。
私自身読み始める前はここまでハマるとは思っていませんでしたが、今では連載中漫画で1.2位を争うレベルで好きな漫画になっています。
というのも、私自身あまりヤンキー漫画が得意な方ではなかったので読む前はハマれるかどうか不安で仕方ありませんでした。
ただそんな不安も読み始めて数分で吹き飛んだ訳ですが。
この漫画はヤンキー漫画の中でもかなりマイルドな読み味になっていて、ヤンキー漫画苦手な人でも楽しめるものになっています。
いわゆる『クローズ』とか『ろくでなしブルース』とかの王道ヤンキー漫画とは少しハズれて一般ウケしやすく作られていますね。
ですので、間違いなくヤンキー漫画のメインターゲットの男性だけでなく、女性にもウケる漫画だと思っています。
特に「今までヤンキー漫画を全く読んでこなかった。」「ヤンキー漫画?なにそれ食えんの?」なんて敬遠してきた方には是非ともオススメしたい。
まだ巻数も7巻と集めやすいので、気になった方は読んでみてはいかがでしょうか。
私はこの機会に連載中の他のヤンキー漫画にも手を出してみようかと画策しています。
ただ最近のヤンキー漫画事情にめっぽう疎いので、オススメの漫画があれば教えていただけると嬉しいです。
おしまい。