2018.06.23 Sat posted at 18:14 JST
(CNN) メキシコの研究所は23日までに、サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会1次リーグでメキシコが優勝候補のドイツを1-0で破る金星を挙げた際、メキシコ国内で軽微な「地震」が観測されたと報告した。
非政府機関の「地質大気調査研究所」が、試合があった17日にツイッターで明かしていた。揺れはストライカーのイルビング・ロサノ選手が決勝点をもぎ取った際に起きたとし、多数のテレビ観戦者が歓喜の余り、飛びはねたことなどが原因とみている。
この報告は話題を呼び、2万7000件以上のリツイート(転載)があった。
ただ、一般住民が感知出来ないほどの微弱な揺れで、マグニチュード測定も出来なかったとした。この震動は同研究所がメキシコ市内に設置している地震観測装置の少なくとも2カ所で記録されたと指摘。
テレビ観戦者の興奮の一瞬が起きた現場近くに据えられた、敏感な性能を持つ地震計だけが今回のようなデータを記録出来たと推測している。
米地質調査所(USGS)やメキシコの国家地震観測局は17日にメキシコ市内での地震発生は報告していない。
地質大気調査研究所は今回のような現象は米国のプロフットボールリーグ(NFL)の試合でも2011、13両年にあったとも報告。タッチダウンを決めたシアトル・シーホークスのファンが大喜びし、近くに設置された地震計が震動を計測するなどしていた。
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