予定納税のご案内がきました。
たぶん確定申告をしない人にはご縁のないものなんでしょう。
私も今年はじめて知りました。
なんで3月に確定申告で税金を納めたばっかりなのにまた税金払えってくるの!?
ひどいじゃない!!
と最初は憤慨しましたが、話を聞くとそんなに悪いものじゃないかもしれない。
はじめてのことでいろいろわからなかったので、税務署に直接電話で問い合わせてみましたよ。
確定申告しない人には無縁のお話です。
目次
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予定納税とは
予定納税とは一定の要件を満たす人は今年の所得税等の一部を前もって納付しなければならないという制度です。
昨年度、確定申告で15万円以上税金を納めた人が対象っぽいです。
説明書曰く、対象者が一時に税金を納付した場合の負担感の緩和や、国の歳入を平準化する目的で行われているらしいです。
確かに昨年度の確定申告の負担感は重かった_:(´ཀ`」 ∠):
予定納税額と時期
5月15日時点で確定している昨年分の所得税等の申告納税額を三分割して、3分の1ずつを7月と11月に納めるらしい。
残りの3分の1は確定申告のときに。
特別農業所得者は別らしいけど、今回は我が家の話のみですすめていきます。
予定納税額が納付できなかった場合
延滞税がかかります。
実際今年はその納税額になるとも限らない捕らぬ狸の皮算用なのに、そこに延滞税までかけるなんて…なんて強欲なんだ…Σ(゚д゚lll)
災害等で納期限が延長された場合は異なるらしい。
今回の大阪北部の地震で納期限が延長される方もいらっしゃるんでしょうか。
予定納税の減額申請とは
予定納税が必要な人のうち、廃業、休業、災害などのため今年の所得に対する税金が予定納税基準額よりも少なくなると見込まれる場合は予定納税額の減額を申請することができます。
いろんなパターンで所得に対する税金が少なくなる場合ありますよね。
所得が減ったとか、配偶者控除が新たに適用されるようになったとか、医療費控除をうけるとか。
我が家は今年から住宅ローン減税が入るので、年間20万円ほど安くなる計算です。
これは減額申請できる条件に当てはまるのか税務署に電話して聞いてみました。
税務署に問い合わせてみました。
質問の内容は以下の3つです。
1.住宅ローン減税がはじまるというのは減額申請する理由になるか
2.住宅ローン減税が年間20万円入るとして、今年から一定額以上の年収の人は配偶者控除がなくなるが、それでも減額申請した方が良いか
3.減額申請せず納付して、払い過ぎだった場合確定申告で還付されるか
1つずつ回答を見ていきましょう。
1.なる。その他の欄に住宅ローン控除と記載してください。
2.配偶者控除が適用されなかったとして、最高税率でも年間17万円ほど高くなるだけなので住宅ローン控除20万円の方が大きい
ここの計算は私はよくわかりませんが、税務署の方がいうのだからそうなんでしょう
3.還付される。しかも利息がつく。今の銀行の利息よりはちょっと良い利息がつく。
ちなみに利息の%は教えてくれませんでしたが、法定で決まってるらしいです。
利息がちょっと良いと言っても還付される差額分だけなので微々たるものらしいですが。
結論
減額申請すれば通ると思うけど、ちょっといい利息が欲しいので言われるがままの額を納付してみることにしました。
税務署の方はとても親切に教えてくださいました。
失礼ながら税務署にはもっと取立屋のような嫌なイメージを持っていましたが、ただの公務員なんだな、とイメージがかわりました。
番外編 仮想通貨長者は大変?
ちょっとこの予定納税制度で思ったのが、仮想通貨で話題になった億り人って大変なんじゃないでしょうか。
確か億り人が確定申告したら最高税率で半分近く税金持っていかれてるんですよね?
それだけでも大変なのにさらにその税額を3分の1ずつ払えと言ってくる。
払えなければ延滞税をとる、と。
これって減額申請の理由に当てはまるんでしょうか?
今年は仮想通貨バブルが弾けたのでそんなに儲かってません、って。
明らかに所得が少なくなると見込まれるから大丈夫なんでしょうか。
ただの興味本位で税務署の人にそこまで聞けませんでしたけど。
逆に仮想通貨で儲けた分を散財せず残しておいた人は、今年の稼ぎが少なくても予定納税することで利息だけでかなりの還付が受けられるということに!?
まあ私仮想通貨やってませんけど。
感想
はじめての予定納税にびっくりしましたが、国民の義務として納税しようと思います。
まあ確定申告の時の負担が緩和されるのは確かなので、しょうがないです、ハイ(´・ω・`)