人身売買反対活動の女性5人を集団レイプ、インド

2018.06.23 Sat posted at 16:12 JST

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ニューデリー(CNN) インド東部ジャルカンド州の警察は22日、州内の村落で人身売買反対の活動に従事していた女性5人が武装した男たちに近くの林へ連れ込まれ、約3時間にわたり集団での性的暴行を受けたと報告した。

路上で共に活動していた男性3人も殴打されるなどの被害を受けた。これら男女の負傷の程度は伝えられていない。

インドでは女性などに対する性的暴行事件の多発が社会問題となっている。ジャルカンド州では先月、10代少女の2人がレイプされた後に火を付けられる事件が発生、インド国内で大規模な抗議活動も招いていた。

今回の事件は同州クンティ地区のコチャン村で発生。容疑者の男たちはオートバイに乗って現れ、活動を邪魔したという。容疑者の人数は不明だが、最多で9人を聴取している。地元警察などによると、男の2人は小火器で武装、被害の女性たちを脅かし警察に通報しないようすごむ様子をとらえたビデオ映像も見付けた。

容疑者のうち1人の身元を特定し、報奨金を約束して居場所情報などを募っている。犯行には外部の人間に敵対的な姿勢を示す部族が絡んでいるとも見ている。

被害を受けた男女8人は地元のカトリック教宣教師らが組織するNGOで活動。職を求めて家を出て性産業などに身を落とす少女たちの救出を続けている。

インドの犯罪記録収集担当部局によると、同国では約100件の性的暴行事件が毎日発生。2016年には約3万9000件あり、前年比で12%増となっていた。

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