銀魂は、宇宙から襲来してきた天人たちによって、江戸幕府は蹂躙されてしまい、侍たちは刀も誇りも無くしてしまいます。しかし、天人たちから白夜叉と恐れられた銀時のように、自由奔放に生きる侍もいました。そんな銀時の前に、妖刀紅桜を持った男が現れて苦しめる事になるので、詳しく紹介しましょう。
スポンサーリンク
『銀魂』のキャスト
日本のアクション映画『銀魂』は、2017年7月14日に日本で上映されました。DVDの収録時間は131分になります。
監督&脚本
天人が我が物顔を振舞っていた江戸時代を陽気なアクション映画として製作したのが、福田雄一監督です。
- 監督:福田雄一
- 脚本:福田雄一
- 原作:空知英秋
登場人物&役者&声優
白夜叉たちと紅桜を持った男が激しい死闘を演じていく登場人物・役者・声優たちは、以下の通りです。
- 坂田銀時/白夜叉と恐れられる侍(演:小栗旬)
- 志村新八/臆病な侍(演:菅田将暉)
- 志村妙/新八の姉(演:長澤まさみ)
- 神楽/銀魂のヒロイン的存在(演:橋本環奈)
- 定春/犬のような姿をした宇宙生物(声:高橋美佳子)
- 桂小太郎/長州藩を率いた男(演:岡田将生)
- エリザベス/桂を愛する宇宙生物(声:山田孝之)
- 吉田松陽/多くの志士たちを育てた思想家(声:山寺宏一)
- 村田鉄矢/耳が遠い刀鍛冶(演:安田顕)
- 村田鉄子/鉄矢の妹(演:早見あかり)
- 近藤勲/新撰組を率いる男(演:中村勘九郎)
- 土方十四郎/新撰組の鬼の副長(演:柳楽優弥)
- 沖田総悟/新撰組の天才剣士(演:吉沢亮)
- 平賀源外/江戸時代の天才的科学者(演:ムロツヨシ)
- 高杉晋助/長州軍を率いた天才的軍略家(演:堂本剛)
- 武市変平太/フェミニストと称する侍(演:佐藤二朗)
- 来島また子/変平太を軽蔑する女性(演:菜々緒)
- 岡田似蔵/冷酷非情な侍(演:新井浩文)
『銀魂』のストーリー
江戸幕府の将軍が日本を治めていた時代は、侍たちの時代でもありました。所が、宇宙から襲来してきた天人によって、幕府や侍たちは虐げられるようになったのです。そこで、銀時たちは攘夷戦争を起こしますが、侍たちは敗北して、廃刀令によって刀を取り上げられる事になったのです。
将軍のカブトムシを追いかける侍たち(起)
銀時のお店『万事屋 銀ちゃん』では、神楽が「カブトムシ欲しいある」と駄々をこねていましたが、新八は「1人で行って下さい」と冷たく答えたら、思いっきり頬を叩かれてしまいます。それを聞いていた銀時は「あのね、俺たちはもう大人なのよ」と全くやる気を出しませんでした。
所が、テレビでカブトムシブームが起きていて、高額な価値が付く事を知った銀時は「カブト狩りじゃあ!」といきなりやる気を出して、森の中を歩いていきます。そこには意外にも志士たちから恐れられた新撰組の近藤隊長・土方副長・沖田たちも、同じようにカブトムシを探していたのです。
彼らは体に蜂蜜をつけたり、樹木にマヨネーズを付けたりして、カブトムシを探していたので、それを不思議に思っていた銀時たち。そこで思わず近藤隊長が、将軍のペットである金色のカブトムシを探していると喋ってしまいます。そこで銀時は、将軍のカブトムシであれば、高額なギャラがもらえると思って、先に捕まえようとします。
江戸でささやかれる不穏な噂(承)
銀時は、カブトムシを捕まえようとしていただけですが、桂には新撰組に追われているように見えたので新撰組を止めようとします。そこに沖田も駆けつけてきて、バズーカ砲をぶっ放してきたので、桂のペットであるエリザベスが大砲を跳ね返して逃げていきます。
所が、銀時が金色のカブトムシを捕まえようとしたら、川から出てきた巨大生物がカブトムシを食べてしまいました。 その後に、桂は銀時と昔話しをして、色々な事を教えてくれた吉田先生が連行された事や、攘夷戦争などを思い返します。しかし、銀時は「辻切りが出るらしいから」と桂に忠告して立ち去っていきました。
それから、桂は、怪しく光る刀を抜いた辻切りに襲われてしまい、ペットのエリザベスは死体の近くに落ちていた遺品を銀時に持っていきます。それは桂の物だったので、エリザベスは悲嘆にくれます。しかし、銀時は「実写になると着ぐるみ感でるねぇ」と呑気な事を言ってましたが、電話がかかってきたので、銀時は刀鍛冶屋へ出かけます。
似蔵と激しく斬り合う銀時(転)
銀時は、刀鍛冶屋で、鉄矢と鉄子の兄弟たちから「妖刀紅桜を盗まれたので見つけて欲しい」と頼まれます。紅桜は夜桜のように光る刀で、人は凶事に襲われるので一刻の猶予もありませんでした。その頃、新八たちは、エリザベスが桂を心配している事にようやく気付いて、神楽はペットの定春と共に桂を探す事にします。
銀時は、紅桜を探している間に、人斬り似蔵と対面します。この似蔵こそ紅桜を盗んで、桂を斬ったのです。そして似蔵は銀時に襲いかかってきたのです。紅桜はバケモノがまとわりつくような刀で、銀時は深手を負いますが、新八によって似蔵の腕は切り落とされて、新撰組の沖田もかけつけてきます。
似蔵は「邪魔なのが来ちゃったね、勝負はおあずけだ」と言って、立ち去っていきます。新撰組では、近藤・土方・沖田たちが、高杉晋助が江戸に戻って似蔵や変平太たちを集めて奇兵隊を再び結成してクーデターを企んでいる事を危惧していました。その頃、神楽は晋助を見つけますが、多くの手下たちによって捕まります。
銀時が晋助たちと決闘(結)
重症に陥った銀時は、新八の姉の妙に看病してもらって目を覚まします。妙は「私の事、分かります?」と尋ねたら「ゲロみたいな料理、作る女」と答えたら、思い切り顔を殴られてしまう銀時。そんな妙ですが、絵本代わりにマンガ本を取り出して「それじゃ、ドラゴンボール読みましょうねぇ」と擬音を力強く話し始めます。
そこへ鉄子がやってきて「変な者と関わりあうようになった兄上を助けて欲しい」と頼み込みます。銀時は「あれは妖刀なんてもんじゃないだろう?お前たち以蔵に頼まれていたな、その上で兄貴助けてくれって、お前のツラの厚さはタウンページですかぁ?」と言って、妙から「分かりにくい例え辞めて」と突っ込まれます。
その頃、新八は捕まってしまった神楽を助けようとして、晋助たちの船に乗り込みます。そこへ新撰組の船が一斉砲撃してきて、晋助たちと新撰組の間で激しい戦いが繰り広げられます。そして銀時も駆けつけてきて、紅桜を持つ以蔵と激しく斬り合いますが、はたして晋助たちの暴走を食い止める事はできるのでしょうか?
『銀魂』の豆知識
日本でクーデーターを起こそうとする晋助を止めようとする映画『銀魂』の豆知識を紹介するので、良かったら、ご覧になってみて下さい。
『銀魂』の主題歌
映画『銀魂』の主題歌は、ロックバンド UVERworldの『DECIDED』です。この歌は、銀魂のストーリーとあまり関連性のないワードが多くなっていますが、激しいサウンドの中で力強く歌われる曲は、激しく斬り合うアクション映画『銀魂』とよく合っています。
『銀魂』のグッズ:定春のヌイグルミ
銀魂のマスコットキャラクターとも言える定春が、34cmもの大きなサイズのヌイグルミとして販売されています。私は、この映画を見るまで定春を知らなかったのですが、犬のような顔をしているのに、マユズミのようなものが書かれていて「なかなか愛嬌のある宇宙生物だなぁ」と思ってしまいました。
これほど可愛らしいヌイグルミであれば、車の中もしくはソファーに置いて、インテリアとして用意しておきたいグッズですね。
『銀魂』の感想
数多くの陽気な映画を製作してきた福田雄一監督の作品という事もあって、銀魂も随所に、監督の個性が光る内容になっています。そのような映画を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。
『銀魂』の残念な所
1000年に1人と言われたほどのアイドル橋本環奈さんが、神楽役として、菜々緒さんが演じる来島また子を挑発するシーンがありました。このシーンでは、橋本環奈さんが鼻をほじってアホぶりを見事に演じていたのですが、正直な話ですが「そこまでアイドルにさせる必要があるのかな?」と思いました。
あれは橋本環奈ファンにしてみたら、どうなのだろうと思ってしまいます。実際に、それほど面白く感じられなかったですし、その他に銀時と妙のさりげない会話のほうがよほど面白く感じられただけに少し残念に思うシーンでしたね。
『銀魂』の見所
銀魂では、銀時や妙のトークが面白いだけではなく、銀時と似蔵たちが激しく斬り合うアクションシーンも見事でした。この辺りは、コメディー映画というよりもアクション映画として満足できる内容になっている所ですね。
その他にも、エリザベスや定春たちの可愛らしいキャラクターも登場するので、アクションシーンが好きな男性だけではなく、可愛いキャラクターが好きな女性でも満足できる映画になっています。