米軍犠牲者の追悼式も

糸満市の平和祈念公園では、沖縄戦で犠牲になったアメリカ軍の兵士を追悼する式典も開かれました。

式典には、沖縄のアメリカ総領事館などからおよそ40人が参列し、牧師の言葉にあわせて、アメリカ軍の兵士1万2500人余りを含む、沖縄戦のすべての犠牲者に黙とうをささげました。

このあと、沖縄に駐留するアメリカ軍のトップのニコルソン四軍調整官らが、自国の兵士の名前が刻まれた平和の礎の前に花輪を手向けました。

式典のあと、ニコルソン四軍調整官は「私たちは戦争に行けと言われたらすぐに行けるよう鍛えているし、戦争に行くことで救われる命もあると思う。しかし、戦争は悲惨で一度でも戦場にいたことがあれば二度と行きたいとは思わない。この場所は戦争の悲惨さや二度と戦争をしてはいけないことを改めて思い出させてくれる」と話していました。