三関のさくらんぼ 首都圏へ出荷

さくらんぼの生産が盛んな湯沢市三関地区では、首都圏向けの出荷が本格的に始まり、22日、地元の農家などによる出発式が行われました。

湯沢市三関地区では、主力品種の「佐藤錦」の出荷が本格的に始まるのにあわせ、22日、JAの選果場で地元の農家などおよそ100人が出席して、出発式を行いました。
まず、JAこまち桜桃部会の藤山秀則部会長が、「今シーズンは好天に恵まれ見事に結実したので、おいしいさくらんぼを届けて皆さんに喜んでもらいたい」とあいさつしました。
このあと地元の小学生が特産品をPRする「三関さくらんぼ音頭」を披露したあと、さくらんぼを積み込んだトラックが首都圏に向けて出発しました。
JAによりますと、三関地区のさくらんぼは贈答品などとして人気が高く、市場では主力の「佐藤錦」が最も高いもので500グラム6000円ほどで取り引きされるということです。
ただ今月18日に起きた大阪府北部の地震の影響で、出荷先が首都圏に集中し、同じ東北の山形県産などとの競合が激しくなっていることから、スーパーなどに並ぶ一般向けのさくらんぼの価格は通常より2割ほど下がっているということです。
湯沢市三関地区のさくらんぼの出荷は、来月下旬まで続きます。