↑文章書くのが苦手なので、少しづつ書いては消しを繰り返し、やっと書き終わったのでアメ限解除します。
これから書く文章にはグロテスクな描写があります。気分を害される恐れがありますので、覚悟のある方だけお読み下さい。予めご了承ください。
当店に“桃子ごめんね”と書いた桃子の写真を貼っています。
それに気付いたお客さまに「桃子ちゃんに何かあったんですか?」等、よく聞かれます。
その度、桃子に起こった事を正直にお話しています。ですので、真相を伏せたいんじゃないか?と、ご指摘を受けましたが、それは誤解です。
今まで桃子の事をブログに書かなかった理由は、
「特にに理由はありません」としか言いようがないです。
桃子を思い出さない日はありません。
私の目にはずっと桃子のあの時の姿が残っていて、手にはあの時の感触が残っています。
自分がした事は正しかったのか?間違っていたのか?それはずっと自問自答してきました。
恐らく正解はないでしょう。
答えはそれぞれの人の考え方によって違ってくると思います。
自分が犯した罪と、桃子の死についてちゃんと文章にして遺しておく為に、ブログに書きます。
桃子はアキクサインコ専門のブリーダーさんから購入した子でした。色はルビノーでまるで桃色の天使みたいでした。
アキクサインコの性質ゆえ、臆病でおとなしく、とても優しい子でした。
桃子はお迎えした頃から病弱な子で、腎機能等弱く、生涯、動物病院へ通院&投薬治療を続けていました。
パロットカフェを開店してまだ間もない頃、桃子もバードスタッフの一員にしておりましたが、実際はほぼ自宅で飼っていました。
ー2017年5月2日火曜日の夜7時頃ー
定休日のため連れて帰った中・大型インコたちをケージごと別室に移動し、桃子とそれぞれ理由があって自宅で飼っているセキセイインコたちを居間で放鳥していました。
母と父は車で出かけていました。
居間にいたのは私と、酔っ払った姉と、鳥たちだけでした。
姉が酔っ払って千鳥足だったので、注意深く観察していました。たまに「そこに鳥いるから気をつけて!」と、声かけもしていました。
桃子は飛ぶよりも歩くのが好きな子でした。
姉がトイレに行き、また居間に戻ってきて、イスに座ろうとした時です
ちょうどイスの足元でウロウロしていた桃子。私の叫び声も虚しく、姉はよろめいてスリッパで思い切り踏んづけてしまったのです。
…大量の桃色の羽が舞いました
しかし
幸いにも桃子は生きていたんです!
でもその姿は
全身血まみれで、内臓が少し出て、身体が半分潰れ、両目から血を流し、変わり果てた桃子がいました。
すぐに動物病院に連れて行きたかったんですが、いつもお世話になってる自宅近くの動物病院はもう診察時間終了。
もう一件の時間外診療もやってる病院は自宅から車で20分ほどかかる距離です。電車で行けば徒歩入れて40分くらい。
タクシーを呼ぶことも考えました。
猛スピードで考えている最中も、桃子は地獄の苦しみを味わいながら生きています。
あの姿を見れば
動物病院に連れて行ったところで
もう手遅れだと誰でも察したと思います。
桃子を少しでも早く苦しみから解放してあげたいと、その時の私は思いました。
そしてそれを自らの手で実行すると決めました。
ー涙と鼻水を服の袖で拭って
ー血だらけの桃子を両手で包み
「桃子ごめんね。すぐ楽にしてあげるから」と言って
ー桃子にお別れのキスをした
ーそして桃子の首に手をかけた
中途半端な力では余計に苦しめる事になるから失敗は絶対に許されない!
だから覚悟を決めた
ーありったけの力で桃子の首の骨を折った
骨がパキパキ折れる音がした
ー桃子は一瞬で絶命した
桃子は私の手によって亡くなりました。
私は桃子を殺しました。
生涯病弱で通院ばかりだった桃子の壮絶な最期。決して幸せな鳥生ではなかったでしょう。
今の私にできる事は...
もう二度とこういう悲しい事が起こらないように、放鳥する際は細心の注意を払うこと。
桃子の事を一生忘れないで、想い続けて、自分の犯した罪を背負って生きていくこと。
補足:当たり前の事が出来ていなかったわけですが、酔っ払いが同じ空間にいる場所では絶対放鳥しないこと。
その頃の姉はアル中だったので、毎日酔っ払っていました。姉は桃子の事を悔いて断酒に至りました。今でも毎朝欠かさず桃子にお祈りしています。