頭が良くて、考えがすごく深くて、なにかしらの裏があって、底を感じさせてくれない女性を求めていた
いままで出会ってきた女性達に砂をかけるつもりはないが、どれも浅かった
深い女性だと思って遊んでも、しばらくすると底が見えてくる
いい雰囲気になったこともあった。すごく信頼されたことも、愛されたこともあった。だが、彼女たちは浅かった
そうなるとどうしても耐えきれなくて、彼女たちを振り払うように縁を切ってきた
それを10代の頃から続けてきて、気づけば20代も終わりに差し掛かろうとしていた
彼女は大学院の心理学部に通っている秀才で、ネットの片隅で知り合った
彼女も悪くないと思ったのか、いつしか「友達」として週に何度か会う仲になった
彼女には交際相手はいなかったが、いわゆるそういう関係にはならなかった。それがまた良かった
俺は彼女に心底陶酔した。いつしか、彼女も俺のことを信頼してくれて、悩みなどを打ち明けあう関係になった
それでいてとても深い。雰囲気がとても刹那的で良かった。桜のような女性だった
この女性はなんて深いんだ。ずっとこのままの関係でいたい。ずっとずっと……
「もうあなたとは一緒にいたくない」
「私は本当は深くなんてない」
「会った当初は大好きだった彼氏と別れたから刹那的に見えたんだと思う」
「あなたのことが好きだった。だから私が対した人間じゃないってことを伝えなくなかった」
「でもそれを演じるのは本当に疲れた。嫌われたくないという一心で顔を合わせたくない。
だからあなたのためにも私のためにも、もう会わないほうがいいと思う。
こういう内容だった
俺を騙し、欺き、弄んだ彼女を許せなかった
それどころかとても話したくなった
俺はとんでもないことをしてしまったのか?
そのうち、俺は彼女とよく待ち合わせ場所に使っている場所に意味もなく何度も訪れたり、一緒に遊んだ場所に再び訪れその時の思い出を振り返るようになった
何をやっていても彼女のことが頭をよぎる
なにもかも手につかなくなり、仕事もやめた
食が細くなり、うつ気味になった
そういったことをもう1年も続けている
、ただずっと一緒にいたかっただけだったのに
なんでそんな考えに取り憑かれてしまったんだろう
あ〜あ、取り返しつかないことしたな
人を見下すからそうなる
見下してるわけじゃないと思うよ。 憧れと尊敬と崇拝が愛情と倒錯した男はそれほど珍しくない。 かく言う私も童貞でね。
なにもかも手につかなくなり、仕事もやめた お前ぺらっぺらじゃん
ロリータでHH氏が自分の性愛対象年齢(ニンフェット期)を超えたロリータと再会した時、彼女個人に対する愛を自覚したくだり
単なる失恋