脱毛サロンに通っている間も自己処理が必要?
脱毛サロンに通えば「ムダ毛がなくなり自己処理から解放されるのでは?」と思ってる方もいらっしゃるかもしれません。
人気があり脱毛効果の高いサロンでも、すぐにムダ毛がなくなるということはありません。
脱毛サロンで光脱毛を受け、ムダ毛処理から解放されるにはそれなりの回数の施術を受ける必要があり、期間も年単位でかかります。
そのため、 脱毛サロンに通っている間も自己処理が必要となります。
それはなぜなのか、順番に説明させていただきますね。
脱毛完了までに回数がかかる理由とは?
光脱毛は黒い色素に反応する光を照射して脱毛を行います。
光は毛の根元にある「毛根」に反応し、ダメージを与えムダ毛を細く・弱く・生えにくくします。
しかし、毛には「毛周期」というサイクルがあり、光脱毛が効力を発揮するのは、毛周期が「成長期」になっている毛のみです。
それ以外のムダ毛にはほとんど効果を発揮しません。
毛周期について
毛周期 | 状態 |
---|---|
成長期 |
毛ができて伸びていく時期 皮膚の下で育った後、皮膚の外へ出て一定の長さまで伸びる。 |
退行期 | 毛の成長が止まり抜け落ちる時期 |
休止期 | 毛が抜け落ちてから再び成長期に入るまでの時期 |
また、成長期の毛は今生えている毛の10~30%程度です。
そのため、光脱毛の完了については、12回程度かそれ以上かかります。
脱毛に通う間隔を空ける理由とは?
皆さんはなるべく早く脱毛を完了させたいと思われているのではないでしょうか?
できるだけ間隔を空けずに脱毛サロンに通い施術を受け、成長期のムダ毛をどんどん処理したいと思われるかもしれません。
しかし、成長期のムダ毛に対して施術を行った後、次の成長期のムダ毛が生え揃うまで2~3ヵ月程度かかります。
それより短い間隔で施術を受けても十分な脱毛効果は得られませんし、お肌にも余分なダメージを与えてしまいます。
光脱毛を行うタイミングは「成長期」のムダ毛が生え揃った時です。
脱毛中も自己処理は必要
光脱毛を完了させるには12回程度の施術が必要で、期間にすると2~3年かかります。
その間もムダ毛は生えて伸びてくるため、自己処理は必要になってきます。
しかし、光脱毛を繰り返すうちにムダ毛の量は減っていくので、処理は楽になりますし、処理の回数も少なくすることができます。
光脱毛の効果を実感し始めるのは大体6回目ぐらいからだと言われています。
そのあたりから自己処理は楽になっていくので安心してくださいね。
脱毛中に注意したい自己処理の方法
自己処理には様々な方法があります。
- 毛抜き
- カミソリ
- 電気シェーバー
一つずつ見ていきましょう。
毛抜きを使った自己処理
脱毛期間中に最もやってはいけない自己処理が「毛を引き抜く」ことです。
光脱毛の光は成長期のムダ毛の毛根に対して効果を発揮します。
しかし、毛抜きなどで毛を引き抜くことによって毛根がなくなると、脱毛効果を発揮すべき相手がいないことになってしまいます。
毛抜きでムダ毛を抜いてもしばらくすればまた復活し、何より、光脱毛の施術が無駄になってしまうので、脱毛期間中は絶対にNGです。
脱毛テープ・脱毛ワックスなど、毛を引き抜くタイプの脱毛法は全て控えるようにしましょう。
毛抜きでの自己処理について、記事にまとめました。興味のある方はぜひ読んでいただければと思います。
カミソリを使った自己処理
カミソリを使った除毛は最も行われているムダ毛処理の方法ですが、肌に優しくありません。
その理由は、カミソリでムダ毛を剃る時に、お肌の角質も一緒に削り取ってしまうためです。
角質を削ることで肌はダメージを受け、バリア機能も低下します。
また、毛の生えている方向とは逆に剃る「逆剃り」は特に肌を傷つけるためおすすめできません。
脱毛期間中は肌の状態を整えることが重要なので、肌を傷つけるカミソリの使用も控えるようにしましょう。
肌荒れがひどい場合は施術を受けられないこともあるため、注意が必要です。
脱毛期間中の自己処理には電気シェーバーがおすすめ
脱毛期間中の自己処理で最もおすすめなのが、電子シェーバーによる除毛です。
電気シェーバーはカミソリより深く剃ることはできませんが、その分お肌の角質を削ってしまうことも少なくなっています。
電気シェーバーを使うことで「埋没毛(まいぼつもう)」「毛嚢炎(もうのうえん)」「色素沈着」などの肌トラブルも起きにくくなります。
埋没毛
埋没毛とは脱毛・剃毛・除毛などの処理を行った後、何らかの原因で皮膚内で発毛・成長してしまった体毛のことである。埋もれ毛・埋まり毛とも呼ばれる。
毛抜きや剃刀を用いて体毛を自己処理した際に発生しやすい。
処理時に皮膚が傷つくことでかさぶたが形成され、そのために毛穴が塞がれ毛が皮膚表面に出てこられなくなる。
毛が切れ、先が尖ることで毛穴ではない皮膚内を貫通してしまう。
主に脱毛をする女性に多く見られ、脇やビキニラインなど皮膚の弾力がなく毛の生える方向がまちまちの部位に発生しやすい。
引用元:Wikipedia埋没毛
毛嚢炎
1本或いは数本の毛の根元が、小さな白ニキビのような状態になる。
毛穴より下にある髪の毛を取り囲む組織の浅い部分だけに生じることもあれば、皮膚のさらに深い構造部にまで及ぶ事もある。
引用元:Wikipedia毛嚢炎
色素沈着
多くの方が行う、カミソリや毛抜きを使った自己処理。
これらの方法は、色素沈着を引き起こす可能性が非常に高いです。
多くの方が経験したことのあるカミソリでの剃毛ですが、この方法は毛だけではなく肌表面の角質も削り取ってしまいます。
これによって傷ついた部分が軽度の傷跡となり、色素沈着につながります。
同様に、脱毛テープや除毛クリームを使用した処理も肌表面を傷つけやすいので、色素沈着を起こす可能性が高い方法です。
毛抜きでも、毛を抜いた時に起こる内出血が治る過程で色素沈着が発生する場合があります。
引用元:新宿マリアクリニック
「埋没毛」「毛嚢炎」「色素沈着」を起こしている部位は程度によっては施術を受けられないこともあります。
脱毛期間中の自己処理は電気シェーバーで行うようにしましょう。
自己処理をしにくい場所は脱毛サロンにおまかせしよう
脱毛期間中の自己処理について、電気シェーバーで行うことは分かりました。
光脱毛の施術については、脱毛サロンから「施術の前日までにシェービングをしてくること」と言われると思います。
これは脱毛効果を最大限に高めるために必要なことです。
ムダ毛が伸びている状態で光を照射した場合、光がムダ毛に反応したり、光が分散し脱毛効果を十分に発揮できません。
そのため、どの脱毛サロンもシェービングについてはルールを設けています。
基本的には手の届く範囲は自分で電気シェーバーを使って処理することになります。
もし、剃り残しがあった場合、脱毛サロンによっては1,000~2,000円のシェービング料が発生することがあります。
また、シェービング料はかからないものの、剃り残し部分を避けての施術を行うというルールの脱毛サロンもあります。
ただし、手の届かない部分のシェービングについては、脱毛サロンにお任せできることがほとんどです。
シェービングについては、厳しいサロン・サービスが充実しているサロンがあるので、脱毛サロン選びの際はその点も考慮したいですね。
Source: 脱毛おすすめノート