ソーシャルVRとして高い人気を誇る「VRChat」内に、ユーザーが描いた絵を展示するバーチャル美術館「VMuseum」が開設されました。Twitterでハッシュタグ「#VMuseum」を付けて絵をツイートするだけで、誰でも無料で作品を展示できます。
「VMuseum」は1度に30点の作品を展示できるようになっており、飾られている作品は一定時間ごとに入れ替わるようになっています。作品の横にはTwitterのIDが記載されたプレートが設置されており、気になる作家のところへアクセスできます。
https://www.youtube.com/watch?v=L9QxMXxvdS4
バーチャル美術館を開設したのは、VRアートをライブ配信で描くバーチャル美術家・ライブペインターの「えもこ(@emoco_art)」氏です。
えもこ氏がバーチャル美術館を開設した経緯については、「YouTubeのチャンネル登録者数が1000人になったらバーチャル個展を開く!」という目標を立て、そのVRアートを展示するための美術館(博物館)を作り始めたのがきっかけ。また、「誰でもアクセスできるバーチャル空間に美術館を作るので、普段は誰でも作品を展示できるようにし、『VRChat』に集まる世界中の人たちに皆さんの作品を見てもらえる場にしたい」という思いから開設に至ったとのことです。
(※「年齢制限のあるもの、著作権や肖像権などを侵害している作品は投稿を控えるようにしてください」とのこと)
バーチャル美術館のデザインは、VRヘッドセットを装着していても目が疲れにくく、作品の閲覧に集中できるよう、黒を基調にしたシンプルな作りとなっています。美術館の内装について、えもこ氏は「ユーザーの反応を見ながら、将来的にもう少し内装を作りこんでいく予定です」と語りました。
えもこ氏はバーチャル美術館の展開について、今後展示スペースを拡大して映像や立体物などを展示できるようにしたり、特定のユーザーの作品だけを展示する「バーチャル個展」機能も追加したいとも話しました。