女性の成人の儀式として神の代理である宮司に神殿の上で処女を捧げるしきたりのある村。 人手不足のため若くして宮司になってしまったジミンと、まだ成人していない女性の処女を奪う強姦魔テヒョン。
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「女の子たちも幸せだと思うけどねえ。脂っこいおじさんより、若い男のほうが女も抱かれたいと思ってるよ」 …いつか、村のご長寿のおばあさんにそう言われた。僕がこの役職に任命されたとき。 ㅤ こんな仕事、嫌だった。“神聖”だなんて、迷信だと思った。…そんなことは、言えないのだけど。
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…「…宮司さん」「…あ、ソヒョンさんのお母さん。“儀式”は明日ですよね?」「…ソヒョンが、」「…どうしました?」「……やりたくないって…言うんです……」「え…?」ぼんやりとそう語る彼女は、明日“成人”を迎える少女の母親。…それなのに、まるで精魂が抜けたような顔、…「……あの子…」
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「……もしかして、……」「………どうすればいいんですか…?」…とうとう、ぼろぼろと泣き出してしまった。……ああ。またか。また起きてしまったのか。 崩れ落ちる彼女の肩を支えた。…少女が“儀式”を拒む理由、それはきっと、 ……“処女”ではなくなってしまったからだろう。
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「…処女狩りか…」最近多発しているのだ。成人の儀式を目前とした少女ばかりを狙う、“強姦魔”。 これも“しきたり”として、成人を前にして処女を紛失した乙女は、不貞操として成人と認められない。… 「あの子は、あの子はもう、大人になれないんですか…!?……ねえ…宮司さん……!!」
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「…いえ、大丈夫です。明日ソヒョンさんを連れてここに来てください。儀式は予定通り執り行います」「でも…!」「安心してください。僕が保証します」…そう笑いかけても、不安が拭われることはないだろう。だって、これまでずっと貞操を守ってきた純粋な乙女は、突然未来を閉ざされたのだから。
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──…「ぐ…じ…さんっ…も、いやっ…」「…ソヒョン…っ?」「もう…やめてくださぃ…」「、…」「……や……もういや……思い出しちゃう…っ……」「……ソヒョン、」「宮司さん、わたし、……一生大人になれない…」「そんなことないよ、君はこれで」「違う!……穢れ…ちゃったんだ……っ」
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…僕が彼女に触れるたび、彼女は苦痛の類の悲鳴をあげた。その行為から呼び起こされる“記憶”を思い出して、ずっと、…「……」その時僕は、わあわあと泣きわめく彼女のことを、どうすることも出来なかった。 ㅤ 数日後、彼女は自殺したらしい。もう耐えられないと、母親に告げて。
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これで三人目だった。僕が何をできるという訳では無い。…彼女ももう、手遅れだったんだ。 …その後、彼女の遺体の埋葬。…なんとも言えない気持ちだった。 首をナイフでかき切ったその遺体を、これもまた“村のしきたり”として土葬する。…もう、うんざりだと思った。
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