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スウェーデンEricsson(エリクソン)は2018年6月12日、5GやセルラーIoTの市場動向に関する最新レポート「Ericsson Mobility Report June 2018」を発表した(プレスリリース)。次の3点を含む11項目の市場予測を掲載している。同レポートはダウンロードサイトから入手可能。
(1)2023年には中国を中心に、全世界で35億台のIoT機器がモバイルネットワークに接続される
(2)5Gは北米を筆頭に2018年から商業運用を開始する
(3)2023年には、世界のデータ通信の20%を5Gネットワークが占めるようになる
このうち5G対応機器の今後について、下記のように予測している
- より安定したモバイルブロードバンド確保に向け、5Gネットワークを使った固定無線アクセスサービスが開始される。そのCPE(Customer Premises Equipment、宅内通信機器)として、2018年後半から、データ通信用5Gポケットルーターが登場する。
- 5G対応スマートフォンについては、まず、2019年初頭に中周波数帯対応版が発売開始され、高周波数帯対応版も2019年中盤までには市場に出回るようになる。
- 5Gの産業への適用には、監視や制御などを可能にする超低遅延通信が必要不可欠となるが、こうした分野に対応する機器類も2020年には登場する。
- 2020年に第3世代のチップセットが市場投入されると同時に、大量の5G対応機器が出回るようになる。
- 2023年までには5G対応機器の台数は10億を超える。