うちの父は高卒で集団就職的な感じで今の土地にきて働いていたらしい。
ずっと工場で働いていた父は大学へ行きたかったらしく、今思えば大学行きを応援してくれる良い親だったのだと思う。
そんなこんなで相談されて自分も入っていたこともあって放送大学を薦めた。
後から知ったことだがその時点で父は余命宣告をされていたらしい。
自主的に好きなものを選ぶシステムなので学期ごとに偏った選択も可能で、それを見せてもらっては「ちょっと欲張り過ぎじゃね?」とか「お前こそ日和ったな」みたいなやりとりもしていた。
残念ながら所属センターが違ったのでスクーリングは別の場所だったので一度も一緒したことはない。
そんな父が専ら受けていた講座は英語関連で、英語を覚えて船旅をしたいと言っていた。
早くもなく遅くもなく淡々と履修していた父も色気はあったのかTOEICの試験を受けたりしてピークでは820点だったそうだ。
最初に受けた時は400点台だったそうなので、頑張ったといえよう。
そんな父も履修も進みあと少しというところで死んでしまった。
最近は英語の読解に自信がついてきて船旅を考えたところで死んでしまった。
ただ、なんというかこれもうちの父らしいし、自分もそうなりそうだ。
とてもありそうで抗いたいけど無理っぽいこの感じ。
自分的な目標のSteamの積みゲー消化、今から頑張ってはいるけれどどうも無理そうな気もする。
それでも7割くらいはできるといいな。
背中で語ってくれたいいお父さんだね