しあわせかどうかはあなたしだい

元イラストレーター。ADHDのケあり。ブラック企業渡り鳥。手取り20万で週休1日の社畜に生きる意味はあるか?

「大迫半端ないって」と日大アメフト部に見る指導者の違い

ロシアワールドカップ 日本×コロンビア戦で見事な決勝ゴールを決めた大迫選手。

 

大迫選手の代名詞でもある「大迫半端ないって」が話題になっています。

 

 


大迫 、ハンパないって!!フルバージョン

 

全国高校サッカー選手権準決勝 大迫のいる鹿児島城西高校に準決勝で負けた滝川第二のキャプテン中西選手のロッカールームでのコメントがこの代名詞の由来です。

 

この中西キャプテンはすごい。

負けた滝川第二の選手たちだってそれこそ血の滲むような練習をしてきたことでしょう。

そして県代表を勝ち取り挑んだ全国の舞台。

そこで負けてしまった悔しさはそれこそ「半端ない」はずです。

 

なのに負けた直後のロッカールームでこうやってチームメイトを励ますような、みんなを楽しませるような、こんな言葉を言えることに本当に感銘を受けました。

 

 

彼らはやりきったんでしょう。

自分たちのできることはやりきった。

でも相手がもっと強かった。

だから相手を素直に讃える。

そして素直に讃えても非難されない雰囲気がある。

 

さらにこの中西キャプテンの後に続く栫監督の言葉も素晴らしい。

 

「あれは全日本(日本代表)入る」

 

「おれ握手してもらったぞ(笑)」

 

「鹿児島城西を応援しよう」

 

素晴らしい。

 

 

 

 

 

負けた。自分たちは負けた。

たくさんたくさんキツイ練習をしてきて全国の舞台で全力で戦った。

でも負けた。

 

あなただったらどうですか?

誰だって本当は悔しいです。

誰だって本当は泣きたいです。

そうした方がむしろ自然だし楽かもしれません。

 

 

でも

誰も負けて泣くためにサッカーやってるんじゃないんです。

勝つためにサッカーやってるんです。

 

試合をすれば必ず結果が出ます。

 

勝つか負けるか。それが試合。

 

 

 

結果は負け。

 

でも全部やった。全部やりきった。

 

だからああやって笑える。

素直に相手を讃えられる。

 

悔しがるよりも

泣くよりも

結果を受け止められる強い人間たちがここにはいました。

 

こういうチームを作ったのは間違いなく栫監督でしょう。

滝川第二の選手たちはここで負けたけど、高校でサッカーをしたことで得たものは大きかったはずです。

社会人になってからも高校でサッカーやっていた自分に誇りを持って生きていけることでしょう。

 

確かに勝負だから勝つのは大事。

勝つために全てがある。

 

でもそれだけじゃないじゃん。

キツイ練習して肉体も精神も追い込んでそこで得られるものが必ずある。

スポーツでしか得られないものが必ずある。

最後まで勝つことができるチームは1チームだけです。

それ以外は必ず負けるのです。

 

ならば

負けた時なんて言えるのか

負けた時どういう気持ちになるのか

それを教えることを

指導者は忘れてはいけないんじゃないでしょうか。

 

 

内田監督はどうでしょう?

井上コーチはどうでしょう?

日大アメフト部の選手たちはどうでしょう?

 

宮川選手は

「もうアメフトはやらない」

とはっきりと言いました。

 

日本代表に選ばれる選手にこう言わせてしまう指導者は一体何を宮川選手に教えたんでしょう?

 

試合なんて勝ったって負けたってどうだっていい、と言ってるんじゃないです。

 

勝ち負けは結果なんです。

 

結果が出た時にそれをどう受け止めるか

受け止めてどうやってそこから歩いて行くか。

 

それを学べるのがスポーツではないでしょうか。

それを教えるのが指導者の使命ではないでしょうか。

 

 


【ライブ配信】アメフット 日大の内田前監督と井上コーチが緊急記者会見 20時~

 

「そういう意図の指示じゃない」

 

そういうことを責められてるんじゃないですよ。

スポーツを通して教えるべきことを全くわかってないでしょ、ということを責められてるんですよ。

それなのに何が指導者なの?

何が監督なの?

 

内田、井上は

「大迫半端ないって」の動画をよく見て欲しいです。

お前らだって選手だったんだ。

お前らだって負けたことあるだろう?

そん時中西キャプテンのような態度が取れたか?

これが言えることがどれだけすごいことかわかるか?

わかるだろう、お前らなら。

お前らだってキツイ練習してきたじゃん。

辞めたい、逃げたいって思ったことあったじゃん。

 

いつのまにかオトナとかくだらないモンになってんじゃねえよ。

自分が一生懸命にボール追ってた時のことよく思い出してみなよ。

 

そしたら自分がどんなに酷いことしたかわかるはずだよ。

 

 

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