ニュージーランド首相が女の子を出産 産休は6週間
ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相(37)は21日、第1子となる女の子を出産したと発表した。体重は3310グラム。
選挙によって選ばれた国のトップが在任中に出産するのは、1990年のパキスタンの故ベナジル・ブット元首相以来、現代史上で2人目となる。
アーダーン氏は出産予定日から4日後の21日未明にオークランドの病院に入院した。6週間の産休を取る予定で、期間中はウィンストン・ピーターズ副首相が代理を務める。
ただ、産休中も閣僚会議の書類などに目を通して職務を続けるとしている。
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アーダーン首相は、インスタグラムで出産を公表。「村へようこそ、ちっちゃな子。午後4時45分に3310グラムの健康な女の子を産んで、とても幸運だと感じています。応援や優しい言葉をありがとう。オークランド氏病院の素晴らしいチームにも感謝しています」とつづった。
また声明では「新しい親たちが経験する感情全てを感じていると思う。しかし同時に、多くの人から頂いた優しさや応援の言葉に感謝している。ありがとう」と述べた。
ニュージーランドのヘレン・クラーク元首相はツイッターで、「アーダーン首相とクラーク(・ゲイフォード)さん、娘さんの誕生おめでとう。2人にとって、そして私たちにとって誇りとなる日。新しい命、新しい希望。子育ての分担は男女平等の実践。これが21世紀のニュージーランド」と祝辞を述べた。
オーストラリアのマルコム・ターンブル首相も、「アーダーン首相、きょうの素晴らしいニュースにおめでとう。今朝話した時、あなたは選挙で当選した時よりも興奮していた! 私と(妻の)ルーシー、そして海峡の向こうの私たち全員から愛をこめて」とツイッターに投稿した。
アーダーン首相はニュージーランド史上最年少の首相で、昨年10月に当選。今年1月に、パートナーのクラード・ゲイフォードさんとの間に子どもができたと報告した。
同首相は先に、ラジオ・ニュージーランドの取材で「私はマルチタスクを行う最初の女性でも、仕事と育児を両立する最初の女性でもない。これまでに多くの女性が同じことをしてきた」と語った。