月に一度くらいのペースで、むね肉4枚分の鶏ハムを仕込む我が家。まとめて作り置きして冷凍しておいて、ひとつずつ解凍して食べています。
鶏ハムのレシピはたくさんありますが、私はいくつかのレシピを参考にカスタマイズしているうちに、面倒なラップ成形を省きコンロも使わず炊飯器オンリーで作るようになりました。
最初はジッパー袋を使ってましたが、それも何回か作るうちにポリ袋を使い捨てる方がラクなことに気づいたり、パサつき防止のために最後に冷水でシメるようになったり……。以前のブログにも一度レシピを載せたことがあったのですが、ちょっとずつバージョンアップしてます!!
このレシピのポイントは
- 砂糖と塩のダブル使いで脱水するので、塩気が強くなり過ぎず、塩抜きの工程が必要ない
- 炊飯器の保温機能(70度前後)で低温調理するため、パサつかずやわらかくてジューシー
- 耐熱仕様のポリ袋で作るため、ラップ成形が不要かつ副産物として鶏スープも楽しめる!
あたりでしょうか^^
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やわらかジューシー鶏ハムの作り方
では早速レシピを紹介します。我が家のパターンに準じ、むね肉4枚分を一度に作る方法です。
- むね肉をさっと水洗いしながら皮を剥がし、キッチンペーパーで水気をよく拭き取る
※この時お米のとぎ汁を水で倍に薄めたものを使って洗うと、生臭さがなくなります - むね肉1枚あたり砂糖大さじ1・塩小さじ1を、肉の両面によくすり込む
※先に塩と砂糖を混ぜておくとハムの味ムラが出にくいです - バットに並べ、冷蔵庫で一晩寝かせる
- バットに出ている水分と一緒に、むね肉を一枚ずつ耐熱仕様のポリ袋に入れる
- お湯を500mlほどわかしておく
- なるべく空気を抜くようにして、袋止めクリップや輪ゴムでポリ袋の封をする
- 炊飯器のお釜にお湯とお水を半々程度に入れ、封をした方が上になるように7を立てて並べる(湯温を計るなら70度前後を目安に)
※寝かせて重ねると、密着している部分に火が通らないので注意! - 炊飯器にお釜をセットして蓋をし、1時間半〜2時間程度保温する
うっかり忘れないよう、キッチンタイマーをセットしましょう◎ - 火が通ったらお釜から引き上げ、ポリ袋のまま冷水に入れて一気に冷やす
下ごしらえしてから一晩放置→ポリ袋に入れて炊飯器へ→90〜120分後に完成、とやや時間はかかりますが、手間は最小限になるように考えています^^
おすすめの保存方法と食べ方
冷水でしっかりシメたあとは、すぐに食べるぶんだけ冷蔵庫に入れて、あとは冷凍庫へ。冷蔵庫保存の場合、4,5日以内に食べきってくださいね。
冷凍する場合、脱気できるタイプのジッパー袋があると、霜がつかず味が落ちにくいです。解凍は自然解凍または流水解凍がおすすめ。
私が使っているのはIKEAのMATBODですが、国内メーカーからも類似品が出ています^^
食べ方はシンプルに「マヨネーズ+柚子胡椒」がうちの定番ですが、細かく裂いてサラダに添えたり、厚めに切ってサンドイッチに挟んだりすることも。時間がない時は解凍してスライスするだけでも良いので、おかずのボリュームが足りないときにも助かってます。
娘たちが食べることを想定して私は砂糖と塩のみを使ってますが、大人向けなら黒こしょうやハーブソルト、カレー粉などでアレンジするのもいいですね♪
食べごたえはあるけど、低カロリー&高たんぱく質でヘルシーな鶏ハム! 娘たちの中にはハムといえばこの鶏ハム、という図式ができあがっているようです(笑)。
嬉しい副産物!「濃厚鶏スープ」と「鶏皮」
以前はラップを使って筒状に成形していたのですが、この方法だとそもそも成形する必要性をあまり感じなくなり、今ではすっかり「成形なし」に。そして更に嬉しかったのはポリ袋を使うことで、鶏の旨みたっぷりな濃厚スープを確保できるようになったこと!!!
私は冷水でシメた後、袋の口を開けて鶏ハムを取り出す前に、計量カップなどにスープを注いで集めています。脱水後にバットに溜まる水分も、ポリ袋なら一緒に加熱できるので、胸肉4枚分で1カップ近い量のスープが集まります。これ、ラップ成形だとなんとなーく流れていってしまうんですよね……。
この超濃厚な鶏スープをお湯で好みの濃度に割って、刻みネギでも添えれば、天然チキンエキス100%のとっても美味しいスープが楽しめます^^
最初にとった鶏皮も、塩胡椒でさっと炒めれば、それだけでおつまみに。たくさん出てくる脂を活かして、私は青菜やきのこと一緒にフライパンで豪快に炒めて一品にすることも多いです。
あると便利な調理用の道具類
濃厚鶏スープを確保するための肝になるのが耐熱仕様のポリ袋。ポリエチレンには
- 低密度ポリエチレン(耐熱温度:70〜90度)
- 高密度ポリエチレン(耐熱温度:90〜110度)
の2種類があります。炊飯器の保温機能は70度前後ですが、念の為「高密度ポリエチレン」「湯煎OK」といった表記があるものを選ぶと安心です。
ちなみに袋止めクリップは、私は無印のポリプロピレン製のものを使っています。ポリプロピレンの耐熱温度は120度。こちらもお使いになる前に、材質とその耐熱温度を一度ご確認くださいね。
むね肉を一晩寝かせておくときにあると便利なのがステンレスバット。蓋はあまりきっちり閉まりませんが(笑)、省スペース&積み重ねもOKなので1セット持っているとあらゆる下ごしらえ時にとても重宝します。
おわりに
そもそも鶏ハムを作ろうと思ったのは、出張族な夫が、ある時「最近コンビニのサラダチキンにハマってるんだよね〜」と言っていたのがきっかけでした。さすがに作ったものを持って行ってもらうわけにはいきませんが、せめて家では無添加の美味しい鶏ハムを食べて欲しいなぁ、と……(笑)。
今ではすっかり家族全員大好物ですし、こうして家庭の食文化って出来上がっていくんだな〜なんてしみじみ思います^^
ラップで巻かない・ コンロを使わない・パサパサしない美味しい鶏ハム、ぜひ作ってみてくださいね!
▼鶏ハムに限らず、煮汁や絞り汁は有効活用しましょう^^▼コンロを使わず炊飯器で作れる「ノンシュガーあんこ」▼お米のとぎ汁も幅広く活用しましょう!
当ブログ管理人・上田涼子ってこんな人^^
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