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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第485回「ジャンルの入り口になるということ」
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印刷2018/06/21 11:00

連載

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第485回「ジャンルの入り口になるということ」


著者近影
 サッカー日本代表が勝ちましたな。正直,3連敗するんじゃないかと思っていたから,そういう意味では舐めててすまんかった日本代表。これでサッカー界もサッカーゲイム界も盛り上がればいいですな。来週の今頃にはグループ予選を突破できたかどうかも決まっているわけです。楽しみ楽しみ。
 何が素晴らしいって,この結果をもって明日も頑張ろうって思える人が増えることです。エンターテイメントはこうでないといかん。私も頑張ろう。

 ところで,今週は。新たに私の趣味が広がりそうですっていう話をさせていただこうかと。超今さらなんだけど,私,アニ活を始めようと思うのですよ。アニメ活動。アニメを視聴するって活動ですね。いや,今までも見てこなかったわけじゃないんだけど,そこまでガッツリは見てないのよ。で,ここにきてちゃんと見てみようという。
 なぜそう思ったかというと,先週PlayStation 4向けに発売された「グランクレスト戦記」が面白かったから。アクションとシミュレーションRPGを足したような作品なのね。どうも原作がそういうファンタジーの国盗り物語らしいんだけど,原作を知らない状態でゲイムが面白かったってことは,原作を知っていたらなおさら面白いんだろうな,と。なので,原作であるライトノベルと,アニメ版をチェックしてみたくなったわけでございます。

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第485回「ジャンルの入り口になるということ」 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第485回「ジャンルの入り口になるということ」
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第485回「ジャンルの入り口になるということ」 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第485回「ジャンルの入り口になるということ」

 私も一応はプロレスラーで,エンターテイメント産業の端っこに生息しているわけなんだけども,ジャンルの入り口って重要なのよね。プロレスってけっこうとっつきにくいジャンルのエンターテイメントだと思うの。好きな人は好き,それは分かるけど自分自身は興味を持ちづらい……そんな人が多いはず。
 それでいて勝敗だけでなく歴史だとか駆け引きだとか人間関係だとか,そういう人間模様が深くて楽しむポイントが多いジャンルでもあるの。だから,ずっと見ている人と初心者の間に溝が生まれやすいのよね。すごく長く続いている漫画だってことは知っていても,読んだことがないがゆえに第1巻から読み始める気になりにくいのに近いというか。だからこそ,入り口が大切なのですね。
 私なんかは,そんなに身構えず気楽に見てもいいんですよっていうことを伝えたい気持ちでヤっているわけで。だから,プロレスが身近にない人のきっかけになるような活動をヤっていきたい。かといって,出世欲や自己顕示欲が強いわけでもないからややこしいんだけど。でも,プロレスが面白いもんだってことを伝えたい気持ちは強くあるのよね。

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第485回「ジャンルの入り口になるということ」
 で,これってほかのジャンルでも同じことが言えると思うの。アニメでもゲイムでもなんでも,体験してみたらたいていのものは楽しいのよ。考えるところだって出てくる。それこそ,明日から頑張ろうって思える。だけど,その入り口になかなかたどり着けない。
 だからこそ,ほかのジャンルとのコラボなんかが行われるわけよね。双方のファンが興味を持てるコラボって,単に経済的な効果というよりは,お互いが新たなファン層を獲得するチャンスであり,両ジャンルの伸びしろにつながる。それが実現できているコラボが,良いコラボなんじゃないかなって私はそう思っているの。そういう意味で,グランクレスト戦記の物語そのものに興味が沸いたわけだから,このゲイム化に効果があったわけよね。少なくとも私一人に対しては。
 思い起こせば,私の好きなモノってけっこうゲイム,アニメ,原作を行ったり来たりしているものが多いわ。「三国志」はゲイム→小説→漫画の順で,「キン肉マン」はアニメ→漫画→ゲイム。「キャプテン翼」もアニメ→漫画→ゲイム。「銀河英雄伝説」はアニメ→小説→ゲイム。今回のグランクレスト戦記はゲイム→アニメor小説。で,どっちを先にしようか悩んでいる最中。小説は普段から読んでるんでまあいいとしても,アニメに関しては今回面白ければ別のアニメも見てみようと思っているのよね。ちょうど友人にオススメされているアニメが「シュタインズ・ゲート」だし。……ってこれ,そもそもゲイム発の作品やないか! でも,結局クリアしてないからいっそアニメから再入場するのもアリかもしれん。そうやって趣味を広げていくのも,いやらしい話だけど職業のプロレスに生かせる気がしてるのよね。

 人生,楽しんだもん勝ちですから! 生きていれば他人に迷惑をかけるもんだけど,それでも他人への迷惑が少なければなお良し。世の中にはいろんな趣味があって,その趣味の中でも色んな作品があって。どれが好きかなんて千差万別。作る側は,基本的にはより多くの人に楽しんでもらえることを目指して作っているわ。結果,そのほうが儲かるし。でも多くの人に楽しんでもらうためには,新しく入ってくる人にも楽しんでもらえる内容はもちろん,入り口自体も多いほうがいい。そういう入り口のあり方について,考えさせられたグランクレスト戦記でございました。
 原作を知らない私は,今のところこの作品はファンタジーアクションシミュレーションRPGとして面白いとしか言えないわ。あくまで今は,ね。ただ,このゲイムをきっかけにアニメやら小説やらのいろんなジャンルで作品を楽しめて,人生が豊かになれば。もっと言えば,これをきっかけにいろんなアニメを見るようになって人生が豊かになれば。このゲイムが私の人生において果たした役割がとてつもなく大きいものになる。そう思うのですよ。
 結局ね,私は。みんなに人生を楽しんでほしいだけなのよね。あら探しをするためにエンターテイメントを味わうのも自由ではあるんだけど。でも,やっぱり純粋に楽しみたいじゃない。明日からも頑張ろうって思いたいじゃない。個人的にはそうやって楽しいことを増やしたいし,職業的にはプロレスというクセのある楽しいことをみんなに知ってもらいたい。そしてその入り口になりたい。グランクレスト戦記兄貴のように。え? やだなあ。自分尊敬してるんで。これから兄貴って呼ばせてください!

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第485回「ジャンルの入り口になるということ」 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第485回「ジャンルの入り口になるということ」
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第485回「ジャンルの入り口になるということ」 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第485回「ジャンルの入り口になるということ」

 とまあ,そう感じた1週間でございました。サッカーも4年に一度のW杯のたびにファンが増えたり離れたりするわけで。でも,いいんです。増えたり減ったりするのは至極当然。そりゃ,至らぬところを数えだしたらキリはないわ。でも,楽しさと興味深さをちゃんと分かりやすく提供できるような,そんなコンテンツに私はなりたい。
 評価を得るためではなく,楽しんでもらうため,興味を持ってもらうため。まずは面倒くさがらずTwitterを使いこなすところから始められればいいなと思った日本 vs. コロンビア後の夜でした。明日から頑張ろう。

今週のハマりゲイム
PlayStation 4:「グランクレスト戦記
Nintendo Switch:「OPUS-地球計画
iOS:「PUBG MOBILE

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
ディーノ選手がプロデューサーを務めるDDTプロレスは,6月24日に後楽園ホール大会「What are you doing 2018」を開催します。ディーノ選手は,大石真翔選手&スーパー・ササダンゴ・マシン選手とのタッグで,KUDO選手&坂口征夫選手&高梨将弘選手と対戦予定。この試合はKUDO選手のデビュー15周年記念試合ということもあり,15年前のことをディーノ選手に聞いてみると「私もその頃にDDTに出始めたんだけど,それはもうすさんでいたわね。夜中に校舎のガラスを割ったり,バイクを盗んで走ったり……。そこから救ってくれたのがプロレスだったの」とのことで,何かと記憶が混線している様子でした。
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