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2011-11-27 『ミッション:8ミニッツ』ネタバレ映画感想/解説










完全ネタバレ!映画『ミッション:8ミニッツ』の秘密を徹底解説!ラストシーンの謎を解明できるか!?
■あらすじ『列車の中で目を覚ましたコルター・スティーヴンス陸軍大尉(ジェイク・ギレンホール)は、見知らぬ女性から親しげに話しかけられ当惑する。コルターには自分がなぜここにいて、彼女が誰なのかわからなかった。しかも鏡を覗きこんだ彼の眼に映ったのは、自分ではない全く別人の顔。一体何が…?その時、突然列車内で大爆発が起きる。再び意識を取り戻すと、そこは軍の研究室の中。彼が体験したのは、乗客全員が死亡した列車爆破事件直前8分間における犠牲者の意識の世界。それは、次なる犯行予告の時間が迫る中、軍の特殊プログラムによって死亡した乗客の意識に入り込み、列車内を捜索して犯人を特定する極秘ミッションだった。大役を任されたコルターだったが、列車内にとどまれるのはわずか8分。そのため何度も意識を8分前に戻しては爆破の恐怖に耐えながら、徐々に犯人へと迫っていく。しかし同じ8分間を繰り返すうち、そこで出会った女性クリスティーナ(ミシェル・モナハン)に特別な感情が芽生えてしまうコルター。彼女を救うためにも、爆弾犯を探し出そうと8分間のミッションを繰り返すが、その先に待ち受けていたのは想像を絶する運命だった…!デビュー作「月に囚われた男」で注目を集めたダンカン・ジョーンズ監督の記念すべきハリウッド進出第1作となるSFサスペンス・アクション!』
本作は謎解き要素を絡めたサスペンス映画なので、様々なトリックやどんでん返しを楽しめるところがポイントです。しかし、基本設定が「SF」であることから、若干理解し辛い部分も見受けられました。特にラストシーンに関しては、「あれは一体どういうことなの?」と困惑する人が続出した模様。そこでこのエントリーでは、奇妙なミッションを詳細に検証しつつ、ラストシーンについて自分なりに考察してみようと思います(解釈が合っているかどうかは保障できませんので悪しからずw)。
まず、「そもそも”ソースコード”って何なのよ?」ってことなんですけど、僕は最初「過去の出来事を正確に再現する高性能シミュレーター」だと思ってたんです。主人公のコルター・スティーヴンスが二回目のミッションで列車内に転送された時、「最近の仮想訓練は良くできてるなあ」みたいな感じで他の乗客や手すりに触りながらリアルな感触に驚く場面があるので、「なるほど、死んだ人の記憶からデータを抽出して8分間だけ仮想現実空間を構築するプログラムなんだな」と解釈していたわけです、この時点では。
ところが、仮想世界にしてはあまりにもリアリティがあり過ぎるんですよね。まあ、それを言うと『マトリックス』とか成立しなくなるんだけど(笑)。それ以前の問題として、このミッションの目的は「爆弾犯人を見つけること」なのに、コンピュータには主人公が憑依したショーンという教師の記憶しかないわけだから、得られる情報はごく僅かなんですよ。ドライブレコーダーが車の正面しか映していないのと同様に、自分が座っていた車両とその周辺のデータしか出て来ないはずなんです。
しかし、実際には列車内にいる一人一人の人間や他の車両も完全に再現しているし、それどころか、列車を降りた後も世界が存在し続けているのですよ。挙句の果てには、犯人しか知らないはずの「爆弾の隠し場所」まで再現する有様。この辺で「あれ、これはバーチャルリアリティじゃないのかな?」と気付きました。その後、システムを設計したラトレッジ博士が出てきて仕組みを詳しく説明してくれます。以下、抜粋。
「白熱電球をオフにした時に灯りがゆっくり消えるのを見たことがあるか?脳もあれと一緒で、死後しばらくの間は帯電している。その間回路は開いたままだ。それと脳にはもうひとつ特性があって、8分間の短期記憶トラックを含んでいるんだ。コンビニの監視カメラが一日の最後の部分をハードディスクに保存してるようなものだよ。この二つの特性を利用して、回路が開いたままの脳と8分間の記憶を含んだ脳をソースコードは重ね合わせて活用することができる。それは、我々に”並行世界”へのアクセスを可能にしたのだ」
並行世界(並行宇宙)とは、「今自分達が住んでいる世界から分岐し、それに並行して存在する別の現実世界(時空)」というSF用語です(「パラレルワールド」や「マルチバース」などとも呼ばれる。ちなみに「平行世界」と書く場合もあるようですが、ここでは「並行世界」に統一します)。この映画の中では「parallel reality」という言葉を使っていました。
つまり「ソースコード」とは、過去の出来事を再現するシミュレーターでもなければ、タイムマシン的な何かでもなく、「8分間だけ並行世界にアクセスできるゲート」だったのです。もっと厳密に言うと、「並行世界に存在している特定の人物の意識へシンクロできるデバイス」という感じでしょうか(公式サイトにも同様のことが書かれています)。
この事実を前提として、コルターが取り組んでいたミッションを検証してみましょう。まず、彼自身はアフガンでの戦闘によって肉体的にはほぼ死亡しており、機械に接続された脳だけが微弱な電気信号を発し、それをプログラム化することでかろうじて自我を保っている状態です。そしてプログラム化されたコルターの意識は、「ソースコード」を通じて別の並行世界へと送り込まれます。では、この「別の並行世界」とは何でしょうか?
主人公達が元々いた世界を「列車爆破テロが起きてしまった世界」(世界A)とすると、コルターが送り込まれた世界は「テロがまだ起きていない世界」(世界B)になります。一見すると、世界Aと世界Bは同じ時間軸に存在しているようにも見えますが、二つの世界はそれぞれ違う宇宙に存在している別々のパラレルワールドなのです(その証拠としてラトレッジ博士は、「向こうの世界から電話をかけても私には繋がらない。もし繋がったとしたらそれは別の私だ」と説明している)。
そして、世界Bに転送された主人公は犯人を捜して色々な行動をとるわけですけど、3回目の転送に注目してください。この時、コルターはクリスティーナを連れて列車を降ります。その直後、列車は大爆発。つまり、「列車を降りる」という行為を分岐点として「列車は爆発するが二人だけ助かった世界」(世界C)が新しく生成されたのです(直後にコルターは列車に轢かれてしまいますが)。
更に、8回目の転送の時にも注目。ようやく犯人を見つけるが、コルターは銃で撃たれ、追いかけて来たクリスティーナも撃たれて倒れる。ここでは「列車は爆発し二人も撃たれた世界」(世界D)が生成されました(バッドエンド)。しかし、この時コルターはある事に気付きます。「8分を過ぎているのに、ソースコードが終了しない…」、「もしかしたら、8分を越えてもこの世界で生存し続けることが可能なのでは?」
その後、コルターは元の世界へ戻り、犯人の名前や車のナンバーなどを伝え、無事に犯人を逮捕。シカゴでの大規模テロを未然に防ぐことに成功します。しかしコルターは「まだやり残したことがある」と言って、グッドウィン大尉(ヴェラ・ファーミガ)に「もう一度転送してくれ」と頼みます。
グッドウィンは「たとえ皆を救っても、それはこの世界に何の影響も及ぼさない。過去は変えられないのよ」と反対しますが、「量子力学か。君は間違っている」と諦めないコルター。結局グッドウィンは了解、しかもコルターは更にあることを依頼します。「8分が経ったら、生命維持装置を切って欲しい」
そしていよいよ最後の転送です。手慣れた様子でさっさと爆弾を処理し、あっという間に犯人を確保。犯人から奪った携帯電話で父親に電話するコルター。元の世界では自分はほぼ死んでいるのでどうすることもできなかったが、この世界なら父と話ができる。想いを伝えることができる。「本当は謝りたかった」と…。
最後の8分間が終了するまで残りわずか。クリスティーナの所へ戻ったコルターは彼女に尋ねます。「もしもあと1分の命だったら、君はどうする?」 少し考えて答えるクリスティーナ。「意味のある1分にするわ」 周りを見ると、乗客皆が楽しそうに笑っている。変えられないはずの世界を変えることができた。大勢の人の命を救うことができた。充実感と共に彼女を抱きよせるコルター。
「しばらくこうしていたい。ここがきっと“僕らの場所”だろうから…」 そしてキスをする二人。その瞬間、全ての時間が静止。グッドウィンが生命維持装置のスイッチを切ったのです。止まった時間の中をゆっくり浮遊するカメラワーク(このシーンは本当に美しい)。
しかし次の瞬間、再び時間が動き始めました。驚き、そして自分の仮説が間違っていなかったことを確信するコルター。いったい、何が起こったのでしょうか?爆弾を処理し、犯人を捕えたことにより、「列車は爆発せず、乗客が全員助かった世界」(世界E)が新たに生成されたのです。しかも、コルター自身の身にもある変化が…。
犯人を捕まえた時点では、まだコルターの肉体(母艦)が生きているので、宿主である高校教師のショーンとコルターの意識が同居していました。もしグッドウィンが生命維持装置を切らなかったら、コルターの意識はソースコードによって元の世界に引き戻され、代わりにショーンの意識が覚醒していたでしょう。その場合、ショーンは8分間の記憶を失っていますが、後は何事も無く普通にその世界で生活を継続できたはずです。
ところが、生命維持装置を切った瞬間、帰るべき母艦(肉体)を失ったコルターの意識(プログラム)はショーンの肉体に常駐することになり、そのままショーンの意識を上書きしてしまったのです(時間が静止したように見えたのはその間にデータを書き変えていたから)。つまり、事実上ショーンの人格は消滅したことになるわけです(ダンカン・ジョーンズ監督も同様の事を述べているので、この解釈でほぼ正解だと思いますが、ショーンがちょっと可哀想な気も…)。
その後、列車はシカゴに到着。コルターとクリスティーナが向かった先は、ミレニアム・パーク広場でした。そこでコルターが見たものは、アニッシュ・カプーアの野外彫刻作品「クラウド・ゲート」。全体が湾曲した鏡面で構成されたこの不思議なオブジェは、周囲の景色や人物を反射し、アトラクションのように歪んだ像を映し出しています。
コルターはこの彫像に見覚えがありました。何度も転送を繰り返す刹那に表れていたフラッシュバック。もしも二人が生き残っていたら辿り着けていたかもしれない未来を、彼はいつも見ていたのです。でも、いったいなぜ…?「…運命って信じるかい?」というコルターの問いかけに、「マグレなら信じるわ」と微笑みながら答えるクリスティーナ。オブジェの鏡面に二人の姿を捕えながらこのシーンは終了。
次に場面が変わって研究施設の中。何事も無かったかのようにグッドウィンが出勤してきますが、彼女は「元の世界」(世界A)のグッドウィンではありません。「列車爆破テロが起きなかった世界」(世界E)のグッドウィンなのです。そこへ突然メールの着信が…。
「もし、君がこのメールを読んでいるなら、例のアクシデントの話を聞くことになるだろう。僕たちが爆破テロを阻止したんだ。ソースコードは君が思っている以上の機能を発揮する。君らは過去の8分間を創造したと思っているかもしれないが、それは違う。全く新しい世界を作り出していたのだ。施設のどこかでコルターがミッションの開始を待っているはずだ。もし彼がいたら伝えて欲しい。”きっとうまくいく”と…」
そのメールはショーンの肉体と同化したコルターが、パラレルワールドの存在を知らせるためにグッドウィンに送ったものでした(二人とも「世界E」に存在しているので送ることが可能)。メールには(イタズラではないことを証明するために)犯人の名前やグッドウィンしか知らない情報も記載していましたが、重要なのは「この世界ではテロが起きていない」ということ。つまり、ソースコードがまだ使用されていないのです。
過去の実験で、この装置が「並行世界へアクセスできる」ということぐらいは知っていたのかもしれませんが、新しい世界を作り出せるとか、8分以上も世界を継続できることなどは実証されていないはずです。慌ててソースコードが設置してある部屋へ見に行くグッドウィン。そこには、機械に繋がれ何も知らずに眠り続けるコルターの姿が…。つまり、この世界Eでは、「ショーンの肉体を乗っ取ったコルター」(コルターA)と「生命維持装置に繋がれたコルター」(コルターB)が同時に存在しているのです。
映画はここで終わりますが、パラレルワールドが存在することを知ったグッドウィンはこの後どのような行動を取るでしょうか?おそらく、世界Aのグッドウィンと同じようにコルターに協力するのではないかと思います。もしかしたら、世界Aのグッドウィンも、事前に別の並行世界のコルターからメールで何かを知らされていたのかも…。だからこそ、あれほど親身になって協力してくれたのかもしれませんね。
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もしも同じ時間を何度も繰り返すことになったら…ラストは感動!
主人公の魂が過去に戻って事件の謎を解き明かすアドベンチャーゲームです。”死ぬまでの4分間を何度も繰り返す”というストーリーが『ミッション8ミニッツ』と良く似ていて面白いですよ(^.^)
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この映画とても感動しました!
コメントどうもです。
いい映画ですよね~。SFの設定がちょっとややこしい部分もありますけど、それぞれのシーンの意味が分かればより一層感動できる作品だと思います。
こちらこそ、最後まで読んでいただきありがとうございました(^_^)
今からもう一回みようかなー。なんて。笑
コメントどうもです。
お褒め頂きありがとうございました(^_^)
普通のハリウッド・アクション映画は、一回観たらそれで十分なんですが、この映画は意味が分かった後にもう一度観ることで更に感動が深まるタイプの作品だと思います。見応えがあるいい映画ですね。
この映画を観て、あの最後がどうしても気になって(ちょっぴり気に入らなかったっていうのもありますが)色々調べていたらこちら様のサイトに辿り着きました。
上記の解釈を読ませて頂いたら、あの最後の内容で納得しました。分かり易く、素晴らしい解釈ですね。
「月に囚われた男」も好きな映画の一つだったので、同じ監督のこの映画を観たのですが、やはりこの監督の今回の作品も一筋縄ではいかないですね。途中で最後が予想出来るんですが、予想したのと違う最後にしてくれるのは、なかなか旨いですね。
コメントどうもです。
こちらこそ、長文にもかかわらず最後まで読んでいただきありがとうございました(^_^)
『月に囚われた男』もいい映画ですよねー。たった一人で月で働く主人公の悲哀がとても切なくて…。ダンカン・ジョーンズ監督は、SF映画を使ってこういうストーリーを描くのが本当に上手いですねえ。
この解説を読んで、更に内容を理解することができました。
しかし、見る人それぞれの想像力によってもいろんな解釈もできる、すばらしい映画です!
コメントどうもです。
>見る人それぞれの想像力によってもいろんな解釈もできる、すばらしい映画です!
実際に、全米公開の後にはネットの掲示板などでたくさんの解釈が成されていたそうです。観た人全ての想像力を刺激するという点でも見事な作品ですね(^_^)
あ~おもしろかったぁ!でももっと内容理解したいなと思ったら、ここへたどりつきました。
本当分かりやすい解説ありがとうございます!
コメントどうもです。
>友達にこの映画を薦められ、今みたところです。
この映画は「知り合いに薦められて観たら面白かった」って人が結構多いみたいですね。やっぱり、観た後に誰かに教えたくなるような映画なんでしょうね。
こちらこそ、読んでいただきありがとうございました(^_^)
主演のジェイクが好きで、彼の映画のDVDも何枚か持っている私なのですが、2年前飛行機に乗っていて、この映画が上映されていました。最新の飛行機だったのか、200本(?)以上の映画から選んで観るのですが、気づくのが遅くて映画の5分の4ぐらいで着陸してしまい、相当残念な思いをしました。
結末が気になるですが、日本公開前だしと思案にくれていたら、とあるサイトで映画レビューがでていて、さらっと結末が書かれていて思わず誘惑に負けて読んでしまいました。
分かった気になって、今までやり過ごしてきたのですが、レンタルで観て、何も分かってなかったことに気付き、その上、ラストの意味するものが分からなくて、貴サイトに辿り着いた次第です。
2年越しの課題が解決されて、ありがとうございました。
コメントどうもです。
こちらこそ、最後まで読んでいただきありがとうございました。
>分かった気になって、今までやり過ごしてきたのですが
この映画は、設定がちょっと複雑なので「理解しているようで実は理解していない」という場合が割とあるみたいですね。そういう時って、何か心にモヤモヤしたものが残ってしまうんですよねえ。
「2年越しの課題」を解決するお手伝いができたようでなによりです(^_^)
ご自由にどうぞ(^_^)
もう一度観たくなりました。
コメントありがとうございます。
1回目は普通に観て、2回目は色々な伏線や登場人物の心情を想像しながら観ると、また違った側面が見えてきて面白いかもしれませんよ。いい映画は何度観ても楽しめるのがいいですね(^_^)
ふと、思い出して 見てみたら最高に面白く、感動しました。 他にどんなふうに考えをもって見た人がいるのか気になり このサイトを見させてもらいました。
私も同じふうに思い考えてました。 素晴らしいレビューありがとうございました(^^)
コメントありがとうございます。
普通、SF映画っていうのは好き嫌いが分かれるものですが、この映画は観た人の多くが絶賛しているようですね。こちらこそ、最後まで読んでいただきありがとうございました(^_^)
おしまいが謎めいていて、どういうこと?みたいになってたらこちらを見つけ、全て納得となりました。すっきりです。助かりました。
なのですが、先生はどうなったのでしょうかねぇ~?
コメントありがとうございます。
お役に立てたようで良かったです(^_^)
>先生はどうなったのでしょうかねぇ~?
記事の中にも書いていますが、ショーン先生はコルターに意識を乗っ取られる形になったため、事実上”お亡くなりになった”ようです。監督本人がそうコメントしていたので間違いないかと思われます(^_^;)
コルターがハッピーエンドで死を迎えたかったと考えている人にはラストが蛇足と感じるようですが
私も、コルターが8分後の世界を信じて最後の転送を頼んだと考えましたし、それがこの映画の醍醐味だと思います。
分かりやすい説明ありがとうございました。
コメントどうもです。
そうですね。確かに、ラストシーンの手前で終わっても話としては通じるんですが、コルターはパラレルワールドの可能性を信じていたわけだから、やはりあの終わり方で良かったと思います。
こちらこそ、最後まで読んでいただきありがとうございました(^_^)
昔見た映画「バタフライ・エフェクト」を見た時のような感動を覚えました。
この映画もそうですが、主人公が必死でがんばる映画は涙腺が緩くなってしまいます。
コメントどうもです。
>昔見た映画「バタフライ・エフェクト」を見た時のような感動を覚えました。
『バタフライ・エフェクト』もいい映画でしたねー。”時間”を扱った映画には良作が多いような気がしますが、『ミッション:8ミニッツ』も「8分間を何度も繰り返す男の姿」を描いた”時間SF”として、非常に優れた作品だと思います(^_^)
コメントどうもです。
>無限のパラレルワールドを生成していくことになりますね。
映画では詳しく描かれていませんが、失敗したミッションを含めると、かなりの数のパラレルワールドが生み出されているはずです。それらの世界がどうなるのか気になるところですけどね。
こちらこそ、最後まで読んでいただきありがとうございました(^_^)
お礼を伝えたくて。
オブジェの場所や意味まで教えてくださり助かりました!
今日Dlifeの吹き替えでみたのですが、
人生最後の一分のところ、主人公は、
二度目のキスがしたい、
みたいなことを、いったのですが、
英語では違ったんですね!
ありがとうございました!
コメントありがとうございます。
>今日Dlifeの吹き替えでみたのですが
吹き替え版ではちょっと言い方を変えてあるんですかね?知りませんでした。でも日本語のセリフも味があっていいかもしれませんね。
こちらこそ、最後まで読んでいただきありがとうございました(^_^)
タイムパラドックスとは一味違う面白さを感じました。
静止状態がエンディングと思った家内は、その時点で席を離れ家事に就きましたが、後からまだ続きがあることを教えて最後まで見終えたのですが、ストーリーの構造をよく理解していないようで(尤も私自身もちゃんと理解しているかは怪しいですが)説明しても???という感じでした。
そんな時にこの記事を見つけました。微に入り細を穿つ解説に感心して家内に見せたところ、かなり理解できたようです。もちろん私の理解も深まりました。どうもありがとうございました。
せっかくですので質問させてください。
何度目かの転送の後、妄想上のコントロールキャビンに戻ったコルターはキャビンが凍り付いていたり、機器から油が漏れていたりすることを認識しましたが、あれにはどのような意味があると思われますか? あそこをどう解釈するかがよくわかりませんでした。
いずれにしても、見て楽しく、このような解説を読んで楽しく、その上でもう一度楽しめるグリコのような映画ですね。
コメントありがとうございます。
>静止状態がエンディングと思った家内は、その時点で席を離れ家事に就きました
それは気が早いw
>キャビンが凍り付いていたり、機器から油が漏れていたりすることを認識しましたが
あの操縦席のような場所について、主人公はラトリッジ博士から「爆発までの8分間を再現するシミュレーターだ」と教えられますが、実際は主人公の脳内に作られた”仮想現実空間”でした。そのため、主人公が真相に気付いた段階で脳内イメージに変化が生じ、仮想現実空間にも徐々にその影響が現れ始めた、という状態なのでしょう。
>その上でもう一度楽しめるグリコのような映画ですね。
いい映画は何度観ても面白いですよね。それこそが名作の証しだと思います(^_^)