シャイニング丸の内日報

転職や仕事術、仕事へのスタンス

起業したい人は全員アフィリエイトをやるべき

「起業しろ!」「#起業しろ!」

最近某VCのおかげでこちらの#起業しろ!の知名度が向上している気がします。私自身はサラリーマンとして不満を溜め込んで、自分がやりたいこととそれらしいビジネスプランがあるのなら起業したほうが楽しいし、儲かると思っているので起業しろ、とは言わないまでもそれなりに推奨派です。

しかしながら才覚や経験が全く無い人が起業し、一向に浮かび上がらない様も多く見ており「あの人はエリートサラリーマンやっていたほうがよかったのではないかな」と思うことも多々あります。

日本は生活保護があってセーフティネットがあるのだからやればいいじゃん、という主張もあるのは知っていますが、エリートサラリーマンが判断するのは生か死かではなく、エリートサラリーマンとしての地位、権限、安定収入と起業してワンチャンあたった場合のリターンと自由な働き方なのでややずれた主張には感じます。

導入が長くなりましたが、私は起業の前に助走期間はとったほうがよく、離陸寸前でサラリーマンの地位を放棄すればよいと考えています。

この助走期間で検証および構築すべきことは

①「起業家」という職業への能力フィット

 - 儲けること・サービスを成立させることへの執念

 - 事業構想能力 

 - 折衝能力

 - 他人の巻き込み能力

②起業を想定する業界におけるネットワーク

③資金および資金調達候補

ここあたりかな、と思ってます。ここで非常に重要となる①の見極めおよび基礎的なトレーニングは★アフィリエイト★を通じて出来るので全員やればいいじゃんというのがこの記事の主張となります。

起業したい人がアフィリエイトをすべき理由

自分の執念が分かる

さて、アフィリエイトを始めるぞ!ということで皆さんブログを用意しますね、サーバーを立てます、独自ドメインを立てて記事を数十件書きます。そしてASPに登録し広告をペタペタ貼ります。

ここまでで挫折する人が結構多く、この人はまず起業家には向いていないなと思いますね。出来ない人は出来ない理由ばかり並べます、「時間がない」「SEOの知識がない」

「素敵なデザインが見当たらない」「コンセプトがまだはっきりしない」。

こんなのどうでもいいんですよ。後からどうにでもなります、というよりもSEOの知識なんて走りながら身につけるものですし、コンセプトも走りながらシャープにしていくものです。特に独立して金を儲けるという経験がない人が机の上でうぬうぬ考えたところでロクなアウトプットは出ません。走りましょう、記事を書きましょう、そして広告をペタペタ貼りましょう。

逆に起業に向いているという人はASPにさせ登録すれば、成果を埋めば1登録あたり1万円を超えるような案件がゴロゴロ転がっているわけです。眼の前に金があるわけです。この金をめがけて疑問なんて持たず突っ走ってしまう。毎日google analyticsやASPのレポートを見るのが楽しみ過ぎて自然と見てしまう。SEOを勉強して改善し、成果が出るのが楽しみ過ぎて「遊び」なんてつまらなく感じてしまう。

こんな人は向いていると思います。

機動修正しながら走る基礎を学べる

ブログを立ち上げた、記事を大量に生産する、ここまで至った人は第1段階クリアですが、必ず壁にぶつかります。儲からないのです

そりゃそうで、アフィリエイトというのは知識と経験を持った諸先輩方がweb上で殴り合いを続けている市場であり、いくら市場が伸びているとはいえ素人が参入し数ヶ月でボロ儲けとはなかなかいかないわけですね。

自信を取り戻すにはどうすればいい

先輩アフィリエイターは「7桁到達!」「月商300万円突破!」こんなキラキラした情報を発信し続ける一方で自分の成果は月3,000円だったりします。

ここで挫折してしまう人も起業には向いていないと思います。

逆に向いている人はこう考えます。

「同じ人間でそれほど差があるはずがない、少しの差だけのはず。それはどこにあるのだろうか?」

余談ですが、高学歴というのは根拠のない自信を与えてくれるのであるに越したことはないと思います。「俺、京大だけどこの月商300万円アフィリエイター桃山大じゃん」(ピン大をdisしているわけではありません)。

「桃山大の奴にできて、京大の俺に出来ないはずがない」

こんな風に考えてはいかがでしょうか。逆に「俺に出来ない理由」というのは冷静に考えると「お前のやる気がない」が殆どのケースです。前人未到の偉業を成し遂げようとしているわけではなく、その辺のおじさんでも実現していることをやろうとしているだけです。やれば出来るのです。

軌道修正しよう

さて、事業とは軌道修正の連続です。大昔の鉄道建設のように長い期間をかけて地上げ、レールを引き後はレール上を走らせる、こういうものではありません。

なんとなくゴールをキメたら突っ走り、石にぶつかって、谷に阻まれながらもハンドルを常に切り続けてゴールに至るものです。

つまり最初に「月商3,000円...」これにぶつかるのは当然なんです。

ここですべきことは辞めることではなく軌道修正です。

何が悪いのか?狙うワードが悪い?参加しているプログラムが悪い?記事の書き方が悪い?サイトの設計が悪い?

必ずどこかに改善の余地はあります。

そしてそれっぽい改善施策を実施、結果を見ます。「『やはり転職エージェント 比較』」で上位は難しいなぁ~、もっとニッチワード狙おう」

自分の強みを発見する

思ってみれば、転職エージェント 比較なんていう一般的なワードで勝てるというプランを書くのは甘すぎます。ここのワードは人材会社や元人材会社勤務のアフィリエイター、もっと言えば現役人材会社勤務のアフィリエイターが質の高い記事を書いているんです。その中で知識が全く無い自分が参入して勝てるというプランを書くのは和三盆並に甘いです。

では自分ならではの独自性はなにか?自分しか出来ないことはなにか?これを考えましょう。例えばあなたが就活に失敗して既卒になってしまった、既卒1年で就職した、こんな経験を持っていればパーフェクト。深い深いコンテンツを書いていきましょう。

こういう「これは俺にしか出来ないかも?」というものを見つけ出して10~20トライくらいしてみるとある時ふっと、1位が取れてしまった!なんていうときが訪れます。

そして成果が生まれ始めます「おお!月商12,000円!」小さいですが決定的な一歩となります。

人を巻き込み始める

前の段階でありがたいことに「小さくとも成立するモデル」を発見することが出来ました。これを大きくしていくのが次のステップであり、またビジネスの醍醐味がある段階になります。

 記事を外注してみましょう。面倒な調整業務を代行してもらうために秘書を雇ってもよいでしょう。

ここでいくつか壁が現れます。自分と同じ質では記事は絶対に上がってこないのです。

「なんで2万円払ったのにこんな記事なんだよ!」 

こんな風に思うときが必ず来ます。ここで恨むべきは外注先のライターではありません。マニュアル化が出来ない自分の力不足です。

 あなたが数ヶ月すったもんだ経験したノウハウを形式知化し、伝え、自分に近いクオリティで出来るように教育する必要があります。

スケールアップする

当初は自分が豊かになるが目標であったアフィリエイト事業も月商100万円、200万円と増加するにつれてそれでは物足りなくなります。チーム結成のときです。

「〇〇という市場を狙ってシェアを取るぞ!」

こんな旗を掲げて個人事業を脱却し事業化するという段階に到達します。

ここで2つの道があり、「人雇うなんて面倒、月商200万円くらい安定的に稼げていればいいじゃないか」という思う個人事業主路線。

もうひとつは「事業家」を目指す道です。

ここは個人の好みにはなりますね。同時に自分の器というものが試されるときでもあります。しょぼくれたビジョンしか掲げられない人間にはしょぼくれた人間しかついてきません。

少しアドバイスになりますが、事業初期に巻き込んではならないしょぼくれた人間の特徴は以下の通りです。

小銭マン

眼の前の数百万、数千万がモチベーション、共に大きな夢を見ることが出来ない人間。それらしい理由をつけて給与交渉を激しくしてきます。一見経歴が綺麗でスキルがあるように見える場合が多いのでややこしいですが、避けるべきです。

検討マン

古代の生き物です。「まずやってみよう」という思考ではなく「まず検討しよう」。こんな人間はいると非常に面倒です。

嫌な奴

こちらも小銭マンと同じく一見経歴が綺麗でスキルがある風なので雇ってしまいがちですね。事業の初期なんて家族なのか、というくらい一緒に時間を過ごします。このときに「一緒にいて気分がよくならない奴」というのは一緒にいると致命的です。

スキルがある風でも辞めたほうがよいでしょう。

折衝能力が身につく

アフィリエイトというと1人でやりきる部分は確かに多いですが、様々な人間、法人と関わりながらビジネスを進めるものです。ASPには担当がいます。サイトが成長してくると一般には公開されていないプログラムの案内もされます。

特別単価という一般よりも高い単価を引き出すことも可能です。

一般的なBtoCビジネスであっても卸があり、製造会社があり、広告会社があり、とそこには多くの法人が巻き込まれます。このときに会社の顔である「代表」にビジネスロジックを構築し法人を動かしていく力がないことは致命的です。

こちらもアフィリエイトを通じて身につけることが出来るわけですね。

 

長くなりましたが、アフィリエイトを通じて自分の適正と事業家、経営者、起業家として必要な経験をノーリスクで経験することが出来ます。アフィリエイト最高です。

アフィリエイターを踏んで実業家へスケールアップ出来る

アフィリエイトやれ!というと俺は事業がしたい!アフィリエイトじゃない!なんて言われるかもしれませんがアフィリエイトくらいで成功出来ない人間がほざけっていう感想です。

アフィリエイトを通じてタネ銭の構築、事業のネタを発見し事業としているケースは多数見られます。

例えば急成長を遂げており10億円を調達したベンチャー起業「みんれび」の芦沢さんももともとアフィリエイターです。アフィリエイトを通じて事業のネタ、タネ銭の構築というのをやった人物です。

bb-relife.jp

ハイクラスの就活生向けサイト、外資就活ドットコム運用のハウテレジョン代表の音成さんはアフィリエイターではないですが、ブロガーでした。

創業当初目指した事業は全然違うものだったのですが、音成さん個人で運用していた就活ブログが安定して高いPVを上げ続けていることを発見したことが現在の外資就活ドットコムの原型です。

prtimes.jp

そもそも「学生は全員アフィリエイトをやったほうがいい」 というのは音成さんに言われたことなんですけどね。

彼もまた、個人ブログ運用を通じ事業機会を発見した1人でした。

他にも挙げればキリがないくらいアフィリエイトを経験した実業家というのはいます。

アフィリエイトやりたいと思ったらどうすればよいのか

アフィリエイトを始めるのは簡単です。

・サーバーを用意

・ブログサービスを用意

・ドメインを用意

・ASPに登録

そして頑張る

1.サーバーを用意

皆さん、サーバー代てどのくらいのイメージでしょうか?結構な費用がかかるイメージをお持ちの方も多いのではと思いますが、個人ブログ程度なら月500円で十分です。実際に私も500円メディアを大量に運用しています。

よく利用しているサーバーはロリポップサーバーです。

2.ブログサービスを用意

これは2つご紹介します。ブログを運用するにはサーバーだけでなく、その上で機能するブログサービスの導入が必要となります。こちらのシャイニング丸の内日報で利用しているのは「はてなブログpro」、他のサイトではwordpressをよく使っております。他にもないことはないですが、手軽に始めるのであればはてなブログproがおすすめです。

この場合、サーバーを用意する必要すらありませんので非常に安い価格でメディアが運用出来ます。

3.ドメインを用意

それなりに時間を使って運用するのであれば、無料のドメインではなく、有料のドメインを使います。皆さんも見ているメディアでxxx.comというのはよくあると思いますが、これらは全てドメインの費用を支払っています。

 

よく使っているのはこちらのお名前ドットコムです。

4.ASPに登録

ブログが用意出来たら次は広告を貼り付けます。といっても自分で広告主に対して営業をする必要はありません。ASPというサービスに登録すれば広告案件がワンクリックで利用開始することが出来ます。自分は営業するのではなく、ひたすらPVを集めて成果を発生させることに集中すればよいのです。

検索順位を上げて自分で営業するのは上級者向けなのでひとまずはASPを利用することを前提として考えて間違いないです。

ASPは登録することで料金が発生することはないので、ひとまず主なところへは全て登録することを強く推奨します。「強く」というのはどのプログラムによって生まれる成果が天と地ほど違うからです。自分にフィットするプログラムを見つけ出す必要があります。

 まず絶対に登録すべき2つをご紹介します。バリューコマースとa8.netです。

バリューコマース

a8.net

私が実際に利用しているビズリーチの広告はバリューコマース経由で他の転職エージェントやサイトについてはa8.netが多いですね。この2つへは確実に登録しましょう。

ドメインやサーバーの設定についてはこの記事では詳しく解説はしませんが、「wordpress インストール」などと検索すれば大量に解説記事は見つかりますので、そちらを参照していただければと思います。

起業しろ!!!ではなく、アフィリエイトを始めろ!

「起業したいけど何をしたらいいかわからない」年間この相談何件あるだろうか・・・。迷う必要はありません、アフィリエイトをすればよいのです。

アフィリエイトで月5万円稼げるようになってから考えればよいのです。

それまでは休まず、弛まずひたすらに努力を続けましょう。

それでは木下氏によろしくお願いします。

#起業しろ!